女に・・(人事部次長)−1 作:舞   女に・・(人事部次長)−1  人事部次長の伊野晶は会社の終了時間後に、約束通り1階のエントランス ホールで部下の神谷譲を待っていた。 会社の制服を脱いでダークスーツに着替えた晶は、仕事に有能なキャリアら しい白皙の顔に憂いの色を浮かべて経済誌を読んでいるが、時折チラッとエ レベーターの方に目をやっている。 暫くしてエレベーターから降りてきた譲を認めてから、顔を覆っている髪を 左手で払い上げ、ホールに置かれている椅子から立ち上がった。 その端整とも言える色白の頬には追従の笑みが、その大きめの眸には女のよ うな媚が浮かんでいるのに気ついた者は神谷譲を除いていなかった。 「行きましょうか?」 周囲の注意を引かぬように上司に対する言葉をかけて、肩を並べてエントラ ンスを出た。 2段ばかりの階段を下りると、もう歩道のある通りだった。そこまで歩く と伊野晶はスッと2・3歩下がって、しおらしくダークスーツの譲の後ろか ら付いて歩くような仕草をしている。 その姿は、会社にあっては、部下達を叱り飛ばしている傲慢で、謹厳な上司 としての姿ではなく、どこかオドオドとした態度に見える。 辺りは夕闇で包まれて、もう他人はいなかった。 「・・・ラブホにするが・・いいか?」 角を曲がって暮色が降りてネオンが煌いている大通りに出た所で、譲は晶の 濡れたような艶のある黒い髪に口を寄せて言っている。 晶の髪の毛の生え際や白い首筋からは甘い良い香りがした。きっと、更衣室 でスーツに着替える時にコロンを振り掛けて来たに違いない。 その女心の媚が、譲にはとても気持ち良く、そして嬉しかった。 伊野晶が2丁目のゲイバーに出入りしているのを、同じ会社の部署は違って いるが資材部の係長である神谷譲に見つけられて、会社にバラスと脅されて 肉体を奪われて、譲の女にされてしまってから半年が過ぎている。 「静かなところなら・・・」 譲の囁きに俯き加減に頷いている。 上目使いに男の顔を見上げ白い歯を見せている晶の表情は、女が信頼する男 に対するそれであった。 商事会社の人事部の次長席に居る時とは別人であった。 急に艶かしくなった晶の落差に、部下である譲は男根の根元が疼くような 昂まりを覚えながら、通りかかったタクシーに手を上げた。 滑りこんで来たタクシーに先に晶を乗せてから譲が乗り込むと、「赤坂」と 告げている。 タクシーが走り出すと、取り澄ました表情で鼻の先を上に向けている次長の 横顔を目にしながら、晶のダークスーツの腰に右手を回した。 譲の手がここのところふっくらとして来たヒップの丸味に沿うように動き 弄ると、人事部の次長は譲のほうへ貌を向けて、甘く睨んだ。 「次長の弱い所は・・解っているんだ・・」 譲は平然と前を向いて、前から考えていたことを独り言でも言うように呟 いた。 その言葉を聞いて、晶は慌ててバックミラーを見てしまった。運転手は譲 の行為に気付いていないようである。 「やめて・・気付かれてしまうわよ・・」 運転手に気付かれないようにそっと、隣に乗っている譲の方へ上体を寄せ て声を潜めて言う。 「それに・・次長は止めて・・今は・・ああ、そんなに。お見通しなので しょう・・晶子の人には言えない敏感で弱いところを・・」 晶が怨じるような眸を譲に向け、羞らいの顔つきで呟くように言った。     女に・・(人事部次長)(2)   晶は自分のことを自分で晶子と呼んでいた。そして、晶の言葉は女言葉 であり、女のイントネーションだった。 「ここかい?」 運転手の眼を気にしながらも譲の右手は、スラックスの布地越に晶(今は 完全に晶子になっている)の程好く柔らか味をたたえて丸く肉の張り詰め たお尻の割り込みを指でなぞった。 「ダメッ・・車の中では・・」 小柄な晶子はビクンと腰を震わせて、掠れた声で呻くように呟き譲の手を 制している。 「二人だけになったらネ・・晶子のお尻を・・・あなたのお好きなだけ・ ・ 苛めて下さいネ」 「もう少し・・・待って・・」 含羞の表情の白い貌が紅を差して痰が絡んだような声音になって、譲の耳 に口唇を寄せていた。 「苛めてやるとも。あんな電話の受け答えをして・・」 「ゴメンナサイ。だって・・部の人がいたんだもん・・」 クスンと女の子のように笑って、甘えた声で囁きかけた晶子は、さり気無 い動作ながら、左の手指で譲のズボンの膝を擦っていた。  「部の人がいるときに電話をして悪かったな。俺は次長と親密になりた かっただけなのさ」 タクシーに乗ってから、急に譲の女のようにしなだれた晶にそう言ったの は、赤坂通りから少し入ったラブホテルの一室に落ち着いてからである。 「次長って呼び方はやめて・・いつも通り晶子って呼んで頂戴・・」 ベッドルームの手前の灯りの入ったリビングの二人掛けの長椅子に腰を沈 めた譲が煙草を燻らしながら言っている。 ハンガーに譲の脱いだ紺色のスーツを掛けながら視線を絡め合った晶子が 面はゆそうに微笑みかけた。 そして、左手で額にかかったちょっと長めの髪を払い上げ、譲の左隣に腰 を降ろした。その髪を払い上げる動作も尻を半分ソファーに乗せる動作も 、斜めにキレイな足を流す動作も女の仕草であった。 「ねえ・・晶子と呼んで・・二人だけの情事のときは・・」 艶やかな媚を含んだ眸で男の顔を眩し気に見つめ、含羞の表情でスーツを 脱いだ譲に身体を寄せてくる。 {この男に化粧をさせて、オッパイも造り、完全な女にしたらどんなに良 いんだろうなぁ〜} 白く理知的であるが、なぜか女のような顔立ちの晶を見ていると、このと ころ、富にそう思う譲である。 女の艶めかさを漂わす華奢な肩の後ろに手を廻して抱きすくめた。 「ああ・・」 上を向いた紅を塗ったように紅い唇に吸い付き、譲は舌を差し込んだ。 やや上向き加減に上を向いて眼を閉じている晶が、男にしては細い眉を わずかに顰め、柔らかな舌を絡めてきた。譲はその舌を絡め取って吸い たたてる。 首筋に振ったコロンの香りが鼻孔を擽り、舌と舌とを粘っこく絡めあう と。譲の股間のものはズボンを突き破るように大きくなって来たのだ。    女に・・(人事部次長)−(3) 「晶子は幾つになった?」 おずおずと外に出された舌を吸っておいて、譲は尋ねている。 「ウーン・・もうすぐ40の大台よ。どうしたの?」 眼を開いた晶が男の膝に手を滑らせて、もうすでに欲情で濡れた眸で譲の 表情を覗き込みながら不思議そうに聞いた。 「家族は?」 「離婚したわ。子供は居なかったの。あなたとこう云う関係になって・・女 の喜びを知ってしまったわたしが、女を抱けると思う?」 晶はちょっと寂しそうに小首を傾げた。 「そうか?・・悪いことをしたな・・」 譲は苦笑いをしながら言ったが、晶子のその言葉に悪い気はしなかった。 「わたし・・少し異常でしょう?わたしのセックスの趣味を知ったら・・ 女の人は別れてしまうわ」 寂しそうに、ちょっと苦悩の色を白皙の顔に浮かべながら、40になる 人事部の次長は白く綺麗な手指で、譲の小山を築いて来たズボンの前を 撫でた。 「晶子のセックスの趣味って・・?」 譲は知っていながらからかっている。 「イヤッ。とっくにお解りのくせに・・」 パーと白い貌を紅く染めて恥らうその姿に、譲の男根が疼いた。 「またお尻を苛められたいのか?」 椅子に膝を閉じて脚を投げ出している晶の腰に廻した右手を、背後から スラックスの中に入れている。 晶は目元をボーウと紅に染め曖昧に頷くと、譲の右手に合わせて腰を浮かせた。 スラックスの中で手さぐりにワイシャツの裾をたくし上げる。ザラッとした パンティストッキングと薄い下着の感触が譲の手に伝わる。 「アゥ・・・そんな・・」 窮屈な感じを味わっていると、晶が自分からスラックスのベルトを緩めて いた。 譲の右手は二枚の下着の内側に潜り込み、女のように粘っこいヒップを直に 愛でている。プリプリと柔らな弾力を秘めた幾分冷たい双つの丸みを直に 撫で、双の小山の湿っている谷あいに指を進めた。そして、晶のヤワヤワと 窄まった裏の菊を弄う。 「・・はう〜ん」 晶は切なげに息使いを弾ませて腰を寄せる。 「これ。 出してもいいですか?」 濡れた眸で譲の顔を下から艶かしく窺い、女のように甘えた口振りでお伺い をたてていた。 譲が頷きかけると、男にしては優美な形の白い指で男のズボンのファスナー を音を立てて引き、中にある勃起した肉柱を掴み出す。 「すっかり大きくなっているわ・・」 晶はクスンと恥ずかしそうに微笑んで、興奮し切ったような掠れ声をだした。    女に・・(人事部次長)−(4) 「晶子のお尻の穴だって、開いてヒクヒク蠢いているぜ。ここを如何されたい んだ?」 「解っているでしょう・・?意地悪なんだから・・」 晶子は拗ねたように目元を紅らめている。 「晶子の口から聞きたいな・・何処を如何されていのかを・・」 譲は知っていて、揶揄している。 「わたしのアナルを・・」 白くふくよかなお尻に手を掛けられながら、外気に晒した赤黒い巨大とも言え る男根を白い指で揉みたてていた晶子が、鼻を鳴らして言いにくそうに 呟いた。 「晶子のアナルを・・なに?」 「晶子のオマンコを・・譲さんに・・愛して貰いたいわ」 羞恥の声音になって、ブルッと身体を振るわせた。 「でも、こんなに大きくなっているペニちゃんが・・入るかしら」 晶子は糸を引くような笑い声をくぐもらせておいて座りなおし、口唇をよせた。 そして、そそり勃った肉柱の円蓋の部分を舌でグルッと嘗め回す。 「ううむっ・・ベッドへ行こう・・晶子」 一番敏感な亀頭部にクルリと舌を這わせられて、腰を振るわせた譲が言った。 流石に声が掠れている。 一方、裏の窄まりに譲の指の先を押し込まれている晶は、その拍子に指を深く 押し込められて、ブルッと身体を慄かせている。 「・・うううッ」 低く呻いて鼻息を荒ぶらせながら眼を閉じた面を上げ、譲に接吻を求めてきた。 譲は晶子の後ろの穴に入れてあった指を抜き出して、上半身を起こした相手を 抱きすくめ、喘いでいる晶子の唇を強く吸った。 二人の舌が、合わせた口の中で縺れ合い、絡み合う。 「先にシャワー いいかしら?」 口唇の外に出した舌を譲に強く吸われた後に、閉じていた眼を開いて、潤み の強くなった眸で年下の男の表情を探って、悪戯っぽい口調で晶子は聞いた。 「いいよ。お尻の中をキレイに洗っておいで・・」 職場に居る時とは逆の立場になって、譲はちょっと悪戯っぽい口調になった。 「そうするわ・・」 羞らい微笑らって眼の縁を赤らめながら女そっくりの品を作り、晶は立ちあ がっていた。 「お尻の穴も舐め回してやるから、シャワーを使ってキレイにしてくるんだよ。 もっとも、次長のお尻の穴だったら、ウンコの匂いがしていても俺は 平気だけどさ・・」 ちょっとおどけて譲は言うと、ソファーから立ち上がった。 「うんっ・・嫌ッ」 腰を上げかけた晶は、恥じらいの笑い声をたてている。 「あなたと居ると、わたしまでエッチになるわ」 ネクタイを解き取っている譲と視線を合わせて艶かしい眸の色になり、スーツ のズボンのベルトを緩めストライブのワイシャツのボタンを外した。 明るい色のネクタイを外して、先程お尻を嬲られた時に緩めたスラックスを妙 に面映げに脱ぐと、下には黒のパンストが現れた。 そのパンストの下には黒いハイレグのパンティがお尻の溝を浮かしている。 足元が見える為に、肌色のパンティストッキングは履けなかったらしい。 そして、意を決したようにストライブのワイシャツを脱ぐと、何時もなら 着ている白い半袖のシャツではなく、ワイシャツの表に目立たないような肌色 のミニのスリップを着ていて、剥き出しの肩が見えている。 流石にブラジャーは着けてはいなかった。     女に・・(人事部次長)―(5) 「オっ!いいね!今日の下着は女性物かい?初めてだね」 譲がちょっぴり驚いて、ちょっとからかうように嬉しさを表現した。 「あなたに・・・喜んで貰いたくって・・」 晶は同じ会社の部下とも言える譲の女になることを承諾してしまった4ヶ月 前の夜に言った、譲の言葉を思い出しながら色白の裸の肩先を抱きながら恥 ずかしそうに呟いた。 「お前は俺の女になったのだから、俺と二人だけの時は出来るかぎり可愛い 女になるんだ!これからは、俺はお前を男としては見ない。女として抱いて やる・・」 ・ ・と、その時、初体験のアヌスを犯しながら言ったのだ。そして・・ 「そうすれば、お前を女として思いっきり可愛がってやろう!」・・と。 その時の譲の言葉は晶には忘れられない言葉だったのだ。 晶子が肉体を、そして、今から必ず責められるであろうアヌスを、念入り に洗ってから寝室に戻ると、譲はもうすでにベッドに入って煙草を吸って いる。 大柄な裸の肩がベッドの脇の照明に褐色に光って見えた。 真っ赤なバスタオルで丸裸の白い裸身を胸高に巻きつけてベッドルームに 入って来た晶はすでに薄化粧をしていた。 元々色白で髭もチョビチョビとしか生えない整った貌は、化粧が似合うと 思われるだが、お化粧は初めてしたと見えてまだ、見られたものではなかった。 薄化粧をしたつもりであろうとも、目元のアイシャドーは食み出して、眉毛 も幾分細く剃ってはいるがまだまだ女の眉のようにはなっていない。 濃いピンクの口紅さえもポッテリとはいかなかった。 それでも、洗面台の鏡に向かって一生懸命化粧したと見えて、その女心が 愛とおしい。 「遅くなって・・まだお化粧が下手でゴメンナサイ」 譲には、面映そうに両手で胸のタオルを押さえながら謝る姿がいじらしく 思えた。 譲には真っ白な脚と深紅のバスタオルのコントラストが悩ましい。 この女になって肛門性交に異常に反応を示す次長に激しい欲情が沸き上がっ てきた。 「晶子。早く!こっちへ来い!相談したいことがあるが、一発抜いてからだ」 自分の欲情のために常時の譲に戻った譲は喫っていたタバコを性急に灰皿に 押し付けながら叫んでいる。 バスタオルを巻いたままの裸身を薄いピンクの掛け布団を捲って叫ぶ譲の 足下に跪かせて、欲情も露わな肉の棒を両手で捧げ持って今塗ったばかりの 紅唇に近づけていた。 “チュパッ。チュパ・・” 「晶子。こっちへ尻を廻せ!そうだ!」 音がし始めると、晶の赤いバスタオルに包まれたふくよかになり始めたお尻 を自分の方へ引き寄せた譲は、タオルを巻くって菊の蕾を露にした。そして、 白い臀部に薄い褐色の花の中心に指を進めていた。 晶子の肌は元から女のように白かったが、譲の精液が入るようになって、直 一層白く輝くようになりヌメ光るような白さになっている。その白いお尻は 、さも嬉しそうに譲に引き寄せられている。 「おやっ、今日は何も塗っていないぞ!」 いつもは必ずアヌスに塗ってある潤滑油が、今日は塗られていないことを確認 した譲が不満そうに呟いた。 「あッ、・・お化粧に夢中になっていて・・ゴメンナサイ・・今・・」 いつもはシャワーの後で、必ず自分で、ラブオイルを塗りこめてくるのだが、 今日はお化粧に夢中になっていて忘れたらしい。言われて思い出した晶子は お薬を塗って来ようと立ち上がろうとする。 「いい!俺が塗ってやるよ。お尻を出せよ!」 ・ ・と、言って白くヌメ光るお尻を掴んで引き戻した。 白い尻は恥らうようにクネクネと揺れていた。    女に(人事部次長)−(6) ベッドの枕元に置いてあるラブオイルのプラスチックの瓶を取り上げて 、シャワーで洗って来たお尻の穴に垂らし指をさしこんだ。 慎ましげにキュと締まったその後ろの穴はラブオイルで濡れて光り、譲 の人差し指が差し込まれると、物欲しげに緩んで捲くれ上がり、人差し 指どころか中指まで飲み込んでいる。 「あッ、ああッ、あああ・・」 肛門の指技に耐えられなくなった晶子は口唇を離して、小造りの顔の鼻 の穴を膨らませ喘いでいる。 譲の右手の指は既に3本になっていた。 その頃には、晶はベッドの上でうつ伏せになっていた。 譲は3本の指を真っ直ぐにしてアヌスに突き入れ、そして、指を別々に 自由に動かしてみている。 “グチョッ、グチョッ・・クチュ・・” 晶子のアヌスは恥ずかしい音さえさせている。 「仰向けになりな!」 肛門に指を入れたまま晶子の足を抱えて仰向けにした譲は、晶子の脚を 上げさせて白い身体を二つ折りにさせた。 「ああッ、耐まらない・・わ。もう・・もう・・」 そのふっくらとした白い尻の中心も露にさせて泣き叫ぶように言っている。 双の小山の間に咲いていて普段は薄墨色に窄まっているそこは、、今は崩 れて中心が開いていてピンクの花を咲かせていた。 もう1度、ピンクの花に右手の指を差し入れて嬲り回した。 「痛いか?痛かったら言えよ!」 腰枕をあてがい直し、その上に丸くなった白い腰を乗っけている次長に聞 くと太い指を4本にした。 今は、胸高に巻いていた真紅のバスタオルは身体から外れ落ちて、とても 37には見えない晶の全身が見えている。 流石に柔軟性に富んでいる晶のアヌスでも4本の指は無理のようだ。間接 から先は入って行かなかった。 「き、切れちゃう・・・」 大きく口を開いて、脚を高く掲げている晶から可愛い声が聞こえる。流石 に我慢出来なかったと見える。 「まだ、フィストは無理だな。俺の拳は大きいからな。だけど・・その内 に必ず入れてやるからな・・フィストをされると凄く気持ちがいいらしい んだ・・」 言いながら、左の掌で次長の白い女のようなお尻を愛でた。 この自分よりも8歳も年下の部下の男に犯されて、お付き合いを始めてか ら、特にセックスに於いては、痛いだとか、嫌だとかは決して言うまいと 思っている晶がいた。 そして、その心境を知っている譲は、この年上の次長を可愛い、愛い奴と さえ思っていた。 揃えて入れていた指を抜いたアヌスは広がって鮮やかなピンク色の内部を 見せている。そして、奥に続いている穴の縁が白っぽく覗いていた。 突っ込んだ4本の指の形に開いていた肛門はジワジワと萎んで、最後はキュ とウインクした。     女に・・(人事部次長)ー(7) 「晶子。もう我慢が出来ない・・」 譲は甘えるように言うと晶の両肢を掬い取り、その逞しい肩に担ぎ上げ、 自身の男性をジワーーと窄みつつあるアヌスに当てた。 {いよいよだわ・・ああ、これを待っていたんだわ} しかし、腰枕によってお尻が浮かせられている晶は息を潜めた。 甘美な痛みの予感がして、緊張で身体が硬直しているのがわかる。譲の 他人よりは巨大で、硬い男根がアヌスに入ってくる時は今でも痛い。 譲が腰に力を加えた。松ノ木の瘤のような巨大な男根がアヌスを押し広 げようとしている。先端が内部に入ったようだ。 晶は白い咽を反らして、口を大きく開けて、息を吸い込んだ。 こうすると、閉じたアヌスが開いて入り易くなることを経験で知ってい るのだ。 ズリュッと、さしもの巨大な瘤も飲み込まれた。 「あッ・・イッ・・・」 晶の口が「痛い」と言うように形作るが、声にはならない。担がれた 脚が痛さ故か硬直していた。 鉛色に輝く亀頭部が全部収まると、譲の腰の動きは止まった。 痛みが引くのを待っているように、ジッと動かない。 やがて、譲の肩の下で緊張していた脚が緩み、肉柱を飲み込んだ晶の 腰がもっともっとと言うようにクリッと動いた。 「もう、いいだろう?動くぞ!」 曲がって外れかけている白い脚を肩に担ぎ直すと、グイッとばかりに 男根を突き刺した。 「アオッ」 紅を塗った唇がOの字型に開いて、身体を振るわせた。 “グサッ、グサッ”と音が聞こえるのではないかと思われるほどに 譲の腰は叩き付けられる。丸まっている白い腰の上の褐色の腰が本 当に10cmは離れ、またくっ付くことを繰る返している。 晶子のヌメルような肌の腰が男根を追いかけて上下をしている。 テラテラと淫猥に光った肉棒はエラの部分が肛門の縁から出そうな ほど引き抜かれ、ズンッと勢いよく元の位置よりも深く打ち込まれ た。 「あうっ、深い・・深いわ・・」 譲の肩に掛けられた脚がピーンと跳ね上がって、晶子な白い咽を反 らしていた。 譲のちょっと長めの剛直は、晶の肛門の一番深いところに届いてい る。 そう言った晶子は、突かれている肛内の我慢できる痛みが、やがて 快楽に変わって行くのを知っている。 譲の腰がクイックイッとリズムカルに動いている。 この極上のオマンコを持った男を犯している自分がいることを実感 して、満足している譲がいた。 晶の肉好きのいい白い脚が、譲の肩で揺れていて、何時の間にか譲 の腰の動きは得意の7浅3深の動きに変わっていた。 「ああ・・あっ、・・いいわ。いいわ・・よ」 晶が蕩けるような声を出した。 譲は自分が犯しているアヌスに逆に犯されているように感じていた。 全裸の男の腰の動きがゆっくりとした動きになった。    女に・・(人事部次長)−(8)  晶が閉じていた眸を開いて譲の顔を見ている。まさにその瞳の色は信頼でき る男を愛する女の眸の色であった。 「ウーム・・・深い・・ワ」 お尻の下のほうへ動いてしまった枕を元通り引き直して、腰を下ろすようにす ると、感に耐えないような声を出した。 「そんなに感じるのか?」 紅が禿げかけている半開きの口元に唇を持って行って囁くと、うんうんと頷き 甘えた仕草をし、唇を合わせてきた。 砲身が毛際まで入っていることを確認した譲は突き出された唇を吸い、舌を強 く吸って置いてから、再びリズムカルに動きだした。 晶のむっちりとした両腕は、掲げられたいる両脚の外側を通って褐色の譲の背中 に回されていた。 「アウッ・・アウ、アアアッ・・」 譲の腰の動きが段々とダイナミックになって行くと晶の声ももう耐えられない とでも云うような響きに変わっていった。 「晶子。イクぞッ。・・・クラエ・・晶子」 如何云うものか、譲はイク時は必ず「クラエ」と叫ぶ。晶子は最初に犯された 時より、この「クラエ」と言う言葉を何回となく聞かされて、今ではこの言葉 を聞かないと自身もイッタような気がしない。 「クラエ」と譲が叫ぶ時には必ず、譲の砲身は晶の肉体の最奥で留まっていて、 その肉柱は最大限に膨らんでいる。 そうして、叫んだその直後、ギンギンに張った砲塔を咥え込んだ晶の腸壁は、 精輸管を伝わって精液が登ってくるのを知覚するのであった。 そして、そしてその直後、震動するような衝撃を伴ってドバーッと弾けるの であった。 弾ける最初の量は測ったことは無いが、相当な量が浴びせられると晶は思っ ている。 「アウ、アウッ。ウウゥゥ・・ン」 続けて2弾3弾4弾と確かに量は少なくなっているようだが、確実に腸壁の 内部に打ち込まれている。 晶のピンと延ばされた足先は、その度に反り返って、苦悶に似た表情を浮か べるのであった。 何時の間にか、白い両脚は譲の肩から下ろされて浅黒い腰の辺りに廻されて Xの字型に組み合わされている。 夥しい量の放出を受けた腸の内部は熱さが残っていて、晶は譲に愛されて いることを実感して大満足をしていた。 そのまま二人は抱き合ったまましばらく動かなかった。と、云うより、余り の快楽の後で動けなかったと言うべきであろう。 晶のヌメ光る白い肌は、今までの歓喜の名残からか薔薇色に染まっている。 「あっ、イヤッ・・まだ・・」 晶は惜しむように呟いた。 さしもの譲の巨砲が射精後の倦怠感からか弛緩を始めていて、晶のアヌスは 無意識だろうがキュウツと締め付けてしまったようだ。幾分柔らかくなった それはツルンと出てしまったのだ。  放出を終えて、苦笑いをした譲が火照った身体を離し右手を延ばして枕元 のティシュを2〜3枚取ると身体を離した。そして、恥ずかしげに横に丸ま った晶の秘口に素早くティシュを宛がっている。 股間にティシュを差し込まれた晶は、次の紙を取ろうとしている譲をみて跳 ね起きている。 「晶子。ちょっと待て!汚れているんだぞ!」 枕元に手を伸ばした譲の下半身に覆い被さるようにして、今放出したばかり のホカホカと湯気が出ている砲身に被り付いていた。 「あなた。あなたのものだったら汚いことは無いわ。この愛しいものが・・ わたしの身体の中に入ってくれたのですもの・・キレイにするのは当然よ・」 ヌラヌラと光っている砲身を紅の剥げたお口を大きく開けて一度飲み込んで から、口から出してそう早口で言うと、もう一度飲み込む晶の上目使いの眸 は女のそれであった。 譲はその目の色を見て、決心を固めた。 {晶子はもう勤めさせられない。会社を辞めさせて俺一人の女としよう。女性 ホルモン を与えて、必要ならばオッパイも整形させて、完全な女として飼育を しよう。それが、 この女の望みなのだから・・・} (終わり)