希美   作:あゆ 「おばさん、こんにちわ!」 「希美くんの具合はどうですか?」 戸田明美と矢沢浩子がクラスメートである片山希美の自宅を訪ねたのは、〇〇 高校を彼が一週間も休んだころであった。 「希美ぃ!明美ちゃんと浩子ちゃんが来てくれたわよぉ・・・ホントに、わざわざごめ んねぇ・・・」 二階の自室に籠もる息子に声をかけると、母親の由美は振り返りその級友に声をかけ た。 「おばさん、お構いなく・・・もし良かったら、希美くんの部屋に上がってもいいかしら?」 「えぇ、構わないわ!・・・それじゃあ、後で冷たいものでも持って行くわね!」 希美も少女たちも保育所時代からの幼馴染み……互いの家を行き来するほどである。 年頃を迎えた少年と少女が・・・という思いが、由美の頭に決してなかった訳ではないの だが、それでも母は少女たちの申し入れを何の疑いもなく受け入れた。 「それじゃあ、失礼します」 「お邪魔しますぅ!」 階段をやや急ぎ足で駆け登り希美の部屋へと辿り着くと、ノックもなしに少女たちは雪 崩れ込んでいった。 「なに、学校休んでんだよぉ!」 「そうだよぉ!ズル休みは良くないんだよぉ!」 「ヒッ!――」 突然押し入って来た同級生・・・二人の少女の姿に、男の子にしてはやや長髪の髪を 頭の後ろに結び少年離れした端整な顔立ちを誇る少年は、母親譲りの美貌を誇る少年 はその顔立ちに驚愕の表情を浮かべた。 「ご・・・ご主人さま・・・」 ジャージの上下に身を包み、下半身には布団をかけてベッドに座り込む小柄な少年と、 乱暴に押し入ってきた二人の少女は、かつて無邪気に遊び廻っていた幼馴染ではなく、 今では二人の少女にかしずく奴隷ボーイとなっていた。 来年は高校三年生にもなろうかというのに、ジャージに包まれたその肉体は少女たちと 大差なく小柄なものだ。それに加えてその顔立ちである。母親の由美によく似たその顔 立ちは、神が性別を間違えたとしか思いようのない美貌を誇り、初対面のものにはどちら とも取れる紛らわしいその名前も手伝って、彼が男なのか女なのか迷わせるほどであっ た。 そんな男の子とも女の子ともつかぬ顔立ちの少年は、目の前の二人の少女に対して完 全に脅えきっていた。 女の子達をも嫉妬させるその顔立ちは、男女の隔たりなくクラスの人気者となるのだが、 そのことがかつての幼馴染の癇に障ったのである。 二人とも充分美少女と呼ばれる美しさを誇っていたが、それでも・・・希美の男女を超越 したともいえる美しさには叶わなかったのである。  希美自身も、二人に対して男女を越えた友情を疎かにしていたつもりはないが、勉強 やクラブ活動、他のクラスメート達の付き合いのため、明美や浩子達と過ごす時間をな かなか思うように作れなかったのだ。 そしてそのことが二人の少女の逆鱗に触れたのか、可愛さ余って憎さ百倍・・・とでも言 わんばかりに希美に対する苛めを・・・それも思春期真っ盛りの性的好奇心に満ち溢れ た少女達は性的虐待とも言える行為を取り出したのだ。 そして完全に二人の少女の支配下に置かれる希美の肉体は、決して誰にも知られたく ないトンでもないモノへと変貌させられてしまったのだ。 「や、やめて!・・・家ではやめてください!」 「そんなこと言ったって、一週間も学校を休んだ希美が悪いんだよ!」 「そうだよ!一週間も学校休んだんだから肉体も精神ももう限界のはずだよ!」 言うが早いか二人の支配者は、頭から布団を被り二人から逃れようとする希美の布団 を剥ぎ取り、その身を包むジャージに毟り取ってしまったのだ。 すると、そこから現れたのは、男の子としては滑らかな肌を持つ、そして不自然なほどに 大きく盛り上がった胸元と、その膨らむ胸元を少しでも押さえ付けようとするきつく巻き付 けられた晒し布であった。 「こんなモノ巻き付けちゃって・・・あんまり押さえ付けるとオッパイの成長に良くないよ!ブ ラジャーで優しく包んで持ち上げればいいんだよ!ブラジャーはどうしたの?」 「自宅だからってこんなモノ履いちゃって!赤いTバックのショーツどうしたの?」 口々に罵りの声を上げながら少女達は、少年に飛びつくとその身に残ったモノを全て奪 い取ってしまった。 「キャッ!」 そこには、永久脱毛によって一本の産毛すらも毛根から取られた、その優しげな顔付き や小柄な肉体からは信じられぬほどに凶暴な、そして禍々しいまでに凶悪な男根が・・・ さらに、そのしなやかな指先を誇るか細い手足や愁いを含んだ顔立ちに相応しい、それ でいて股間でヒクヒクと脈打つ血管を浮き立たせた猛々しいそれを持つには決してあり得 ない膨らみ・・・乳房がそこに在った。 その膨らみは既にCカップの域を越えDカップは在ろうかという代物だ。そしてほんのり と薄桜色に色づく先端のそれも、男のそれをはるかに凌駕し、どう見ても女性の乳首と 寸分違わぬモノである。 小指の先端程にも勃起したその根元には、金色に輝くリングが嵌められており、その勃 起を維持させたまま、しかし血流を妨げないほどの強さで締め付けている。 そしてペニスの根元にも金色のリングは嵌められ、禍々しいほどに勃起したそれが射精 することを禁じている。そればかりかそのペニスには明美の手による薬物投与の効果に より決して萎えることなく、その風貌に似つかわしくない猛々しさを維持していたのだ。 そのことが、希美が決して誰にも言えない・・・幼い頃に父を亡くして以来、女手一つで 自分を育ててくれた母には決して知られてはならない秘密とは、同級生の少女達の手に よって強制的に女性化させられたこの肉体のことであった。 嫉妬に狂ったかつての幼馴染みが、少年の肉体のまま希美を虐めてもおもしろくな い・・・と、明美の母の力を借りて希美の肉体を女性化するための薬であり、器具や施設、 そして調教スペースも手配したのだ。 希美と同じく明美もまた母子家庭という環境ではあるが、明美の母和代は”戸田金融” という、世間一般で言う悪徳高利貸しを営んでいる。 必然的に裏の社会にも太い繋がりを持ち、また、そんな親の仕事を当然娘も知ってお り、自身の積年の思いを母に告げたところ、それならばと・・・助力を得ることができたの だ。 「うわぁ!いやだぁぁぁ!家でだけはやめてくれぇ!」 「うふふふ。そんなに大きな声を出していいのかな?お母さんが来ちゃうよ?」 抵抗しようとする希美に明美がそう言うと、もはや一切の抵抗を諦めてしまう。 「さぁ、どうする、希美ぃ?これから私達とあそこへ行くのかい?それともここでこのまま嬲っ て欲しいのかい?・・・そういえばお母さん、冷たいモノがどうとかって言ってたよ!もうじきや って来るんじゃない?この部屋に・・・私達は別にどうでもいいんだよ!」 「いやぁぁぁ!やめてぇ!・・・家でだけは何もしないでくれぇ・・・母さんにも何もしないでぇ!」 「それじゃぁ、どうすればいいのかわかるだろ?もう母ちゃん来そうだよ?階段昇る足音が聞 こえて来そうだよ!」 「ひぃ!わ、わかりましたぁ!・・・ゆ、言うこと聞きますからぁ・・・だ、だからぁ・・・」 それまで階段に響いていた足音が部屋の前まで来ると、足音の持ち主は部屋の扉をノ ックした。 コンコン―― 「希美ぃ!ジュース持ってきたわよ。みんなで飲んでね・・・まぁ、なんですか?行儀の悪い! そんな格好で・・・」 そう断って入ってきた母は、部屋の真ん中のテーブルに肘を着く少女達に、そしてベッド に腰掛けながらも少女達に接する息子を嗜めながらも、それぞれにジュースを差し出し た。 「なんだかバタバタ騒がしかったけど、程々にしないとダメよ?」 「はい、ごめんなさい・・・お母さん・・・」 「おばさん、希美くんもずっと家の中に閉じ籠りっきりだろうし・・・鬱になっちゃいそうだし、 一緒に外へ遊びに連れてってもいいかなぁ?」 何食わぬ顔で問い掛ける明美に由美は穏やかな笑みを浮かべて返事をする。 「えぇ、もちろん構わないわよ!少しはお日様も浴びなきゃ、カビも生えて腐っちゃうわ!」 二人の少女から笑みを誘い出すと“それじゃぁ、ごゆっくり”……と由美は退出して行っ た。 「お母さんの了解を得たことだし、それじゃあ用意しようか?」 そう言って二人の少女……明美と浩子は役割分担をし、希美の下半身にかけられて いた布団を、袖を通していたトレーナーを上半身から、それぞれ剥ぎ取っていった。 そこには、男の子と女の子の象徴を晒す・・・両性具有と言ってもいいのだろうか?しかし 最上の美を誇る裸身が現れた。 これから始まる陵辱を思うと、望みはつい塞ぎたい気分になってしまうのだが、それでも、 母に気付かれてはなるまい・・・心配かけてはなるまい・・・との思いから、遅々とした動作 ながらも二人の冷酷なる支配者に従うのであった。 一時間後・・・。 三人は町外れの工業団地、廃れた廃工場にいた。 天井を縦横に走る剥き出しの鉄骨、そこら中に散らばる割れたガラスの破片達、壊れ たまま放置された機械達には、白い埃が覆い被さっていた。 その廃工場の中にはプレハブで建てられた小屋が在り、そこには革張りのソファーやテ ーブル、壁際には棚まで仕付けられている。 もちろんこれらの調度品を用意したのは、ソファーに深々と座る明美と浩子であり、すべ てはこの二人の少女が、幼馴染みである希美を責め嬲るための空間であったのだ。 そして当の希美はと言えば、頭の後ろで結んでいた長髪を解かれ、見るからに少女然 としたボブスタイルを載せた頭を深く項垂れ、二人の支配者達の前で土下座をしている のだった。 そして今希美の身に着けている衣服はと言えば、明美達の手によって強制女性化され た肉体を強張させる以外の何モノでもない・・・羞恥の極みとしか言いようのない、そんな 衣装であった。 上半身を覆うそれはキャミソールと呼んでもいいのだろうか?胸元はおろか、腋の下さえ も大きく抉れたそれは悩殺的なモノである。極端に短く詰められた丈のそれは、今や希 美が元少年であったとは明美達でさえも信じられないほど豊かに実った乳房の、下チチ はおろか横パイすら大きく覗かせている。 そしてそのわずかな布切れはサイズ自体小さめなのだろう。希美の豊乳にピッタリと張 り付き、根元をリングに縊られ浅ましく勃起した乳首を浮き立たせ、極薄レースの白い布 地は、淡く朱に色付く乳輪さえも伺わせ・・・それはビキニのトップをはるかに凌ぐモノであ った。 そして、ボトムに至ってはそれ以上の卑猥さであった。 一応スカートではあるものの、超ミニのフレアスカートはトップとお揃いの白。丈は最近 流行の超ローライズときているもので、正面からは見事に張った腰骨に鼠蹊部、下腹部 のラインは剥き出し。更に背後にいたってはなにもしていなくても尻の割れ目が数センチ 覗けている。 まさに本職のストリッパーが、客の欲情を煽るためだけに舞台で身に着けるであろう衣 装であり、元が男であるにも拘らず、それでも清楚な佇みを見せる希美には不釣り合い なものである。 くわえてその美貌・・・悩殺的とも言える胸元からお腹を通り抜けて腰、太股へと至るラ インとは完全にミスマッチとも言える、希美が男性であることを唯一証明できる、スカート の股布を持ち上げる、決して少女には・・・いや、女性には不自然な膨らみである。 希美の少年の証しである禍々しいまでにいきり勃ったそれを覆う布切れをショーツと呼 ぶにはあまりにも布地は小さく、それはほとんど紐である。女性の秘部を覆うことですらそ の少ない布地ではほとんど不可能と言えるその三角形は、ただ希美の股間に張り付い ているだけでしかなく、猛々しくいきり勃つ肉茎は剥き出しに、そこにぶら下がるもう一つ の男子の象徴である睾丸も左右に奇麗にぶら下がっていた。 さらにはそこに剥き出されている凶暴なる肉茎の先端、敏感な亀頭部分の鈴口や裏 筋をフレアミニの繊細な裏筋に擦られ、今やその先端の尿道からは先走りの汁がミニス カートにくっきりと大きな染みを作っていった。 そんな羞恥の極みとも言うべき衣装を身に纏い、恥辱にうつむく同級生を目の前にしな がら、二人の少女は取り上げられた玩具を返して貰った少年の如く、その満面に冷酷な 笑みを浮かべながら、これからの希美に対する陵辱に思いを馳せていた。 「一週間も私たちに黙って・・・何の連絡も為しに休んだんだから、当然お仕置きは受け なきゃならないよねぇ?」 「そうだね・・・言うこと聞けない奴隷には、やっぱお仕置きだよねぇ?・・・でも、その前にホ ルモン治療しておきましょうか?」 そう言うと明美は棚から取り出した大きさの違う五つの革枷を目の前のテーブルに放り 投げた。 「その使い方は覚えてるよね?・・・さっさと身に着けてしまいな!」 その時・・・これまで散々マゾ奴隷としての調教を受けてきた希美の肉体の・・・精神の 奥深くに眠っていた、希美自身が未だに受けがたいハードマゾボーイとしての被虐モード にスイッチが入ってしまった。 「うぅぅぅ・・・明美様・・・浩子様・・・女の出来損ないで・・・淫乱で卑しいハードマゾ豚ボー イの希美にぃ・・・今日も・・・厳しい・・・躾をしてくださいますよぉ・・・ど、どうかよろしくお願 いしますぅ・・・」 これまで幾度となく明美達の手によって行われてきた、拷問とも言える調教の賜物なの か、それとも希美自信がそれを心の奥底から望んでいるのか・・・調教の開始を願う挨拶 は、かつての幼馴染みでもある冷酷なる支配者達に何の淀みもなくスラスラと希美の口 を割って出た。 そしてマゾの女神に魅入られたかつての少年は、これから始まるであろう嗜虐に対する 欲情にその視界を霞ませながら、テーブルの上に並べられた大きさの不揃いな枷に手を 伸ばすと、自らの手でそのか細い首へ、しなやかな手首へ、ピチピチと張り詰めた太股へ と巻き付けていった。 さらに明美から長さ一メートルほどの鉄棒を受け取ると、両膝・・・太股の上に巻かれた 枷に取り付け、自らの手で脚を閉じる自由を奪ってしまった。 そして強制開脚することによって無様なガニ股姿となるのだが、そんな無様なガニ股姿 で天井から垂れ下がる一本の鎖のもとまでヨチヨチと歩み寄ると、希美は自らの首に巻 かれた枷に取り付けられたリングを、鎖の先端のフックに引っかけてしまう。そうすること で希美は爪先立つほどに鎖に吊り下げられてしまうのだが、にもかかわらず、両手を頭 の後ろに廻すと手首に巻かれた枷を、あらかじめ手にしていた錠前を使い、首輪と手枷、 それぞれのリングと天井から垂れ下がる鎖を一纏めに繋ぎ留めてしまう。 自らの手で逃れる術を封じてしまう希美ではあるが、そのことが希美の心の奥底で燻り 続けていたマゾボーイとしての炎を焚き付けてしまったようだ。 その口元はだらしなく緩み涎すら垂れ零し、豊かな胸元に張り付いている布切れにクッ キリと浮き立たせている乳首はより激しく勃起し、淫らに振り廻されるムッチリとした腰回 りに張り付くフレアースカートの一部・・・股間部分を上半身の風貌からは完全に不自然 なほどに膨らませ、先程からの染みをより広範囲に拡大させていることでも十分わかるよ うに、希美の頭の中にはマゾボーイとしての欲情を満たすことで一杯だった。 風に揺れる木の葉のように淫らがましく悩ましげに肉体をくゆらせる希美のもとに近付 いて行くと、背後から手を廻し胸元に纏わり付く布切れを鎖骨の辺りまでたくしあげ、両 手を一杯に広げてその量感を楽しむようにタプタプと弄び、明美は腰に纏わり付くフレア スカートの縦に並んだボタンを全て外して一枚の布切れにして床に落とすと、ショーツと 呼んでいいものか・・・卑猥さだけを強調するわずかな布切れから全容を露にしている肉 茎・・・亀頭の先端を可愛らしい口で含むと、舌先で先走りの汁を舐め掬うようにその鈴 口を擽りながら刺激を与えながら、見事なまでに脂肪に包まれた希美の尻肉に注射針 を突き立てるとホルモン剤を投与してしまう。 プリプリと白桃のようにムッチリと張り詰めたお尻に投薬される痛みに一瞬顔を顰める 希美ではあるが、しかし・・・浩子からは荒々しく乳房を揉みしだかれ、明美の舌先で亀 頭の先端を擽られる希美は、切なげに肉体をくゆらせるだけであった。 そして投薬を終えた明美は口に含む肉茎を吐き出すと、持参していた鞄からプラスチッ ク製の容器を取り出した。 背後から希美の乳房を弄ぶ浩子に目配せすると、二人はボトルからやや粘度の高い ローションを取り出すと、浩子は再び上半身・・・乳首を中心とする乳房全体へ、そして 明美もやはり先程と同じくしゃがみこんで、希美の激しくいきり勃つ肉茎から睾丸、そして ひっそり佇む、本来は排泄器官でしかない菊蕾へも塗り込んだ。 ヒヤッとするその感触にやや肉体を踊らせながらも、明美や浩子の手による敏感な部 分へのローションの塗り込み作業という愛撫によって、希美の欲情はいやが応でも昴っ ていく。 しかし希美が絶頂を極めようとする瞬間を見極めていた二人の少女は、突然希美の肉 体から離れ愛撫を中断する。 「あぁ・・・ど、どうして・・・どうして、やめちゃうのぉ?・・・の、希美を・・・希美をイカせてぇぇ ぇ!」 叫ぶように厳しく躾られた女言葉、奴隷言葉で、突然に中断された愛撫の再開を願う 希美の頬に、明美は往復ビンタを喰らわせる。 「何イヤらしい声出してんだよ?今あなたの肉体に塗り込めたローションは私が特殊配合 した媚薬でねぇ・・・それで気が狂うほどの絶頂を味わいな!でも・・・イカしてなんかあげな いよ!そんなことしたら、あんたを悦ばせるだけでちっともお仕置きにならないからね!あんた が失神するまで寸止め地獄って奴を味合わせてやるよ・・・そして失神から覚めたあんた は奴隷としての新しい人生を歩むのさ」 そう言って明美は浩子と二人で手分けして、左右の乳首と股間に聳えるペニスの先端、 亀頭雁首辺りに凧糸を巻き付けると、そこにピンクローターを吊り下げた。 「あんまり何もなしでもつまらないだろう?せめてもの情けだよ・・・」 そして二人の少女はリモコンのスイッチを入れてローターに振動を与えていった。 しかし、“せめてもの情け”・・・だという割りにそのローターの振動は五段階レベルの二 段階目だ。しかも、肉体に密着されているのならまだしも、各局部に括られた凧糸に肉 体に触れない位置に吊り下げられているのだ。その微かな振動では媚薬によって官能 地獄に陥っている希美を、絶頂の淵に追いやることなど不可能だった。 「キャハハハ、“イカせてください”・・・だってさ!凄いこと言ってるよ!」 「だって、ハードマゾボーイの変態さんだもん・・・しょうがないじゃん!」 ビクビクと首振り運動を繰り返す肉茎の先端鈴口からは、射精をしたかのように先走り の汁を溢れさせ、その胸元の、本来希美の肉体にはあるはずがなかった乳房もタプタプ とゴムまりのように上下左右に揺れ弾みその官能の深さにパンパンと張り詰めさせ、先 端の乳首に至っては、これまでにないほどに硬く勃起している。 そして絶頂寸止め地獄とでもいうべきこの状況から、希美が射精ではなく失神という手 段で逃れたのは、かれこれ二時間近く経てからのことであった。 あれから二週間が過ぎた。 片山希美はブレザーにブラウス、そしてチェック柄のスカートという〇〇市立高校の制 服に身を包みながら、人波でゴッタ返す〇〇駅前で、戸田明美と矢沢浩子・・・二人のク ラスメートであり、同時に残忍とも言える支配者を待っていた。 結局あの日、希美が二人の少女から解放されたのは、絶頂寸止め地獄から目覚め、 二人の少女の欲望を満たしてからのことであった。 理由はどうあれ、一週間も学校を休んでいた希美をこれ以上嬲るのは、母親の由美に 疑惑の念を抱かせることになると判断した二人の支配者達は判断し、希美を解放した のだ。 少女達は由美に対して邪な計画を抱いているのだが、それを行うにはまだ時期尚早と 見ているのであろう。希美を完全に自分達の支配下に置く・・・少女達はまずそのことを 優先させたのだ。 希美の欲情を媚薬で散々昂らせていた少女達だったが、しかしまた自分達の欲情も昂 らせいたのだ。少女達は自分達の欲情を希美の肉体で解放させるのだが、”今日はこれ で解放してやるが、一週間も自分達に何の連絡もなしに学校を休んだお仕置きはまだ 終わっていないのだ。これから二週間という時間をかけて、自分達の奴隷であることをそ の肉体に刻み込んでやるから覚悟しておけ”・・・と、新たな肉体改造を宣告された後に 開放したのだ。 そしてそれからの二週間、毎日明美の自宅へた通い詰めた希美の肉体に、かつての 幼馴染み達はまさしく奴隷の証しを刻みつけていったのだ。 そして今日は悪辣なる改造を施された希美に、再び調教が再開されようとしていたの だ。 〇〇駅正面玄関の壁にもたれ掛かる希美の姿は、どこから見ても、誰が見ても普通の 女子校生にしか見えない。 起伏に富んだボディーラインを誇る類い稀なる美貌を持つショートボブのヘアスタイルを した少女・・・希美であるが、清楚な顔立ちとは裏腹にその身に纏う衣装は、その風貌に 見合わないものであった。 その身に纏うブレザーはまるで、父親の背広を悪戯に着た子供のようにブカブカで、見 る物に滑稽な感を与える。 しかしブレザーの下に着込んだブラウスはと言えば、はた目にも窮屈で二周りは小さい のか、その豊満な胸元や蜂のように括れたウェストにボタンを弾きとばさんばかりに張り 付いている。 そして豊満な脂肪を乗せた尻廻りでヒラヒラ揺れるスカートの丈の短さときたら、股下三 センチ程度しかなく、透明感溢れるスベスベとした太股は、パンパンに張り詰めた若ささ えもあますところなく晒している。 しかしどれだけその肉体を強制的に女性化させられても、元々は希美は少年である。 そのグラマラスな肉体も、類い稀なる美少女振りのどれもが平均以上の美少女なのだ が、希美が男性であることを唯一証明できる器官はいまだ健在で、女性の秘部でさえま ともに覆い隠すこともできないマイクロショーツをいつものようにその根元周辺に貼り付か せながら、剥き出しの亀頭部分の鈴口や裏節を、極端に丈の短いスカートの繊細な裏 地に擦られるたびに、ヒクヒクとその肉茎は首振り運動をしながら先端の鈴口からは相 変わらず先走りの汁が涎のように染み出し、本来は女性にはない膨らみであまり実用性 の高いとは言い難いスカート前面を持ち上げている。 学校へは当然男子学生として入学、そして現在も通学しているのだからこのような女 性向けの・・・それも羞恥心を煽るだけのこの制服姿で通学などできるはずもない。いつ もは、詰め襟の学生服姿で希美は通学しているのだ。 しかし、明美達と逢う時ばかりは勝手が違った。彼女達には、男物の服を禁止されてい たのだ。 いつもの待ち合わせ場所とも言える、〇〇駅まで男子学生の制服姿でやってくると、希 美はコインロッカーに仕舞ってある女装用品一式・・・今身に着けている羞恥の極みとも 言える制服や下着はもちろん、化粧品等の一式を持って障害者向けトイレへと駆け込 み、手慣れた手つきで着替え、軽く化粧を施すと、男子学生としてそこに入ったにもかか わらず、見事女学生への変身を済ませた希美は何喰わぬ顔で・・・しかし、健全者であ るにもかかわらず、男女の別なく利用できる障害者用トイレを占有するということに心を 痛めながらも出てくるのであった。 もちろん、こうした障害者用トイレを利用した変身を入れ知恵したのも、女性として完璧 に通用するメイク技術を授けたのも明美や浩子であることは言うまでもない。 ”何で男として生まれてきた自分が強制的に肉体を女性化され、さらには羞恥の極みと しか言いようのない衣装をその身に包み、公衆の面前に晒さなければならないのだろ う?”・・・そんな自らの境遇を嘆きはするものの、明美達の手によってハードマゾボーイとし て開発されてしまった希美は、自らの陥ってしまった屈辱的な状況の中にも露出の悦び に目覚めてしまったのか、その胸元の乳首や股間に残された男性の証明達を激しく勃 起させてしまうのだった。 「希美ぃ!もう来てたんだぁ・・・相変わらず早いねぇ・・・?」 「えぇっ!私達って、もしかして遅刻しちゃったのぉ?」 マゾボーイとしての自らの境遇を嘆きながら・・・しかし、それを甘受し、さらなる凌辱に 思いを馳せてしまうことに内心の葛藤を抑え切れない希美に、二人の少女が声をかけた。 もちろん、待ち合わせの相手であるクラスメートでありかつての幼馴染みである明美と浩 子だ。 「そんな・・・私もさっき来たところなんですよ。それに、遅刻って言ったって、まだ約束の時 間から五分くらいしか経ってないし・・・」 三十分以上も前から待ち侘びていた希美はそんなことなどおくびにも出さず、少女達に 厳しく躾られた女言葉で変事をする。 躾に厳しい母の教育方針と、持って生まれた生真面目なその性格からついつい約束 の時間を守るため、時には三十分以上も前から待ち合わせ場所に出向いてしまう希美 である。 そして希美の性格も行動も知り尽くしている二人の支配者は、それぞれ希美の左右に 立つと、その耳元に何やら小声で囁き始めた。 「早く虐めて欲しくって・・・それで、早く来たんだよね!」 「違うよ!露出の快感に目覚めた希美ちゃんだから、それを楽しんでるトコなんだよね!」 「ち・・・違います!そ、そんなこと・・・ありません・・・」 まるで一杯飲み屋で引っかけた親父のように真っ赤な顔をして否定する希美であるが、 二人の少女に図星を刺され”心の内を覗かれたのでは?”・・・と、ビクッと反応してしまう。 「キャハハハ!なに真っ赤な顔してんのよ?・・・ひょっとして図星だったぁ?」 「ウフフ・・・今日も楽しく遊びましょうね!」 必死に否定しようとする希美ではあるものの、これまで散々調教され尽くしたマゾボーイ としての血流が全身を駆け巡り始め、先程から素肌の上に直接着せられているブラウス の下では、浅ましい欲望に痛々しいまでに勃起した乳首が服の生地に擦られて甘美な 刺激をそこから発し、下半身に残された唯一の男性であった証明は今にも爆発寸 前・・・と言った様相を呈しており、ほとんど剥き出しのそれは、スカートの前面に女性で は決して有り得ない盛り上がりによって奇妙なテントを作り上げている。その頂点は、ス カートの繊細な裏地に敏感な雁首や鈴口を擦られるたびに尿道口から溢れ出る興奮の 証しとも言える先走りの汁で濡れ光っている。 「うふふふ・・・待ち切れないみたいだね!」 「早く行きましょうか?」 心身ともに二人の支配者の支配下に置かれる希美は、認めたくない自身の反応にオ ロオロしながらなんら成す術もなく言いなり状態である。 一見仲の良さそうなこの三人の少女達が、元少年であるハードマゾボーイと、彼を支配 下に置く冷徹な支配者であるなどとは誰が想像できよう。 そして人目も憚らずに腕を絡めた三人の少女達は、まだ人波もまばらな駅前から約束 の地とも言える凌辱の舞台へと歩きだして行った。 天井から垂れ下がる鎖と床のフックから伸びる二本の鎖と、この二週間、冷酷なるかつ ての幼馴染みから受けた肉体を飾る装飾・・・ピアスによって、希美はその異形の肉体を 中腰のガニ股姿勢のポーズで拘束されていた。 二週間前までなら天井から垂れ下がる鎖は、か細い首輪に巻かれていた首輪に繋が れていたのに、しかし・・・今日からはノーブルな美貌を誇る顔面の、キリッと筋の通った 鼻孔に穿たれたピアスへと繋がれている。 いや・・・それをピアスと呼ぶには生易しすぎた。牛などの家畜を繋ぎ留めるために用い られる鼻輪・・・まさに希美の鼻に穿たれているのは、家畜などを繋ぎ留めるための鼻輪 だったのだ。 ただでさえ太くてゴツイそれは鼻の穴を拡げているのに、天井に引っ張り上げられること によって優雅ささえ漂わせていたそれは、ツンと鼻の穴を上向け、攣られて上唇は捲り上 げられ、白い歯並びはもちろんのことピンク色の歯茎さえも剥き出していた。 常軌を逸したとも言えるその仕打ちは、少年離れした・・・少女としか言いようのない希 美の美貌の全てを台無しにしていた。 そしてその鼻輪には両手首に巻かれた枷に取り付けられたフックが引っかけられており、 希美の顔面に固定された両手は遠くを眺める時に眉毛にあてがうポーズであった。 そしてそのポーズは腋を締め、必然的に両腕に挟まれたDカップ以上もの乳房の存在 を主張せんばかり突き出している。そんなグレープフルーツのような膨らみの頂点でホン ノリ薄桃に色付く、しかし、中指ほどにイヤらしく中指大ほどに肥大した乳首にはリングピ アスが穿たれており、そこに繋がれた細い鎖が下方に引っ張られることにより、つられて 形よく実った本来あり得ない・・・強制女性化の賜物とも言うべき乳房は無残にも下方 向へとひしゃげているのだ。そしてその鎖は下半身から伸びる鎖に繋がれ、希美のお臍 でY字を形成しているのだ。 そして下半身であるが、そこに張り付くものはわずかな布地のマイクロショーツである。 女性の恥丘をまともに覆い隠すことも困難なそれは、希美の肉体に残された男性器官 を卑猥に飾り立てめるためのもので、左右の睾丸は無様に垂れ下がり、荒々しく猛り勃 つ肉茎に至ってはその全容を剥き出しにしている。 強制的に植え付け開花させられたマゾヒズムの快楽を表現する禍々しいまでの肉茎は、 その悦びに脈打つ血管を浮き立たせるほど激しく勃起させているが、その先端で大量に 先走りの汁を迸らせている尿道から雁首裏にかけて、プリンスアルバートと呼ばれるピア スが穿たれており、そこに繋がれた細い鎖が乳首からのそれに繋げられ、強く引っ張り合 いながらY字となっているのだ。 さらにお尻の割れ目でひっそりと縦皺を刻みながら、本来なら排泄のための器官でしか ないそれも、既に二人の支配者達に開発され、もはやそこも性交のための器官と化して いる。そしてそこにも装飾は施されており、俗に言う蟻の門渡りから肛門へと抜ける、ギ ーシュ変形型と呼ばれるモノまで穿たれていた。 そのピアスからも長さ五十センチほどの長さの細い鎖が伸びており、左右の足首に巻 かれた枷に繋がれることによって、希美に不自然なまでなガニ股のポーズを強要させて いた。 それだけでは・・・希美の肉体を装飾するものはそれだけではなかった。 その胸元には乳首を膣穴に見立てた女陰が、希美のグレープフルーツのように大きく 実った乳房全体に描かれている。クリトリスや小陰唇、膣後端に穿たれたそれは、真っ 赤に充血した肉襞は、その内部から零れ落ちる愛液によって濡れそぼる様まで克明に 描き込まれている。 そして下腹部から恥丘にかけては、希美自身をモデルにした・・・巨大な乳房と凶暴な ペニスを兼ね備えた両性具有者のセクシーポーズが描かれている。 太い黒文字で、背中に大きく”ハードマゾボーイ”と書かれている。 そして、お尻の割れ目には真っ赤な薔薇が咲いており、肛門を膣穴に見立てた、乳房 と同じデザインの女陰が描かれている。そしてその薔薇の根元からは腰骨のやや下方に 舞い踊る蝶に狙いを定めた二匹の太く長大なペニスが左右のお尻でハートを描くように のた打っていた。 近頃よく見かける洒落た紋様のようなそれならいざ知らず、いくら着飾ることによって隠 すことができるからとはいえ、卑猥極まりないそれらを刺青としてその肉体に彫り刻まれ ているのだ。 そしてその刺青はただの刺青ではなかった。 その染料には特殊なマイクロカプセルが配合されており、その中には男女格ホルモンが 配合されており、そのカプセルの働きにより、これまでのような定期的な補給をすることな く、日常生活における水分補給という手段で体内に仕込まれた各ホルモンが混ざり合い、 血流の流れに乗って体内を駆け巡るのだ。 そしてそれらは、やはり日常生活においての食事で生成補給されるため希美の肉体は、 男性としての機能、能力をいささか損なうこともなく、相反する女性の肉体へと変貌していくのであった。 まさしく希美の運命は背中の刺青が示すように、ハードマゾボーイとしての運命を決定 付けられたものであった。 しかし希美はこれほどまでに常軌を逸した扱いであるにもかかわらず、ハードマゾとして のその運命を受け入れているのであった。 鼻のそれはともかく、敏感な性器に穿たれたピアスや肉体中を卑猥に彩る刺青など、も はや希美の肉体からは一生取り外すことも消し去ることもできないのだ。おまけに日本 人女性の平均サイズをはるかに上回るその乳房である。強制女性化されることによって 得たその肉体は、もはや希美に少年としてだけでなく、一般社会からかけ離れた存在に してしまったのだ。 そんな悲惨な運命を辿っているのにもかかわらずも、希美の肉茎の先端からは、欲情 の証しとも言える先走りの汁が溢れ、肉茎を、そして太股を伝い落ちて床に大きな染み を拡げているのだ。 今の希美は、逃れられない水からの運命に身を任せ、欲情の赴くままにするしかない のだった。 「二週間もお預けだったんだから、今日はみんなでタップリ楽しもうね!」 「希美も待ち遠しかったんでしょ?・・・今日は朝まで虐めて上げるね・・・」 「うがぁぁぁ!・・・」 二人の少女はそう宣告すると希美の口から苦悶の叫びを毟り取った。 それもそのはずである。浩子は希美の乳首と肉茎とを繋ぐ鎖をクイクイ引っ張り、明美 もまた自らの先走りの汁でしとどに濡れそぼる肉茎を・・・そしてそこに垂れ下がる睾丸を 緩々と揉みし抱いているのであった。 「あぁぁぁ・・・い、イヤぁ・・・や、やめてくださいぃ・・・」 二人のもたらす刺激に希美はつい、弱々しいながらも甘い喘ぎ声を漏らしているのだっ た。 「気持ちいいばっかりじゃ、ハードマゾボーイの希美ちゃんには不満だよね?」 「い、イヤ!そ、そんなことありません!」 天井から吊り下げられた肉体を不自由に捩らせながら、拒否の言葉を口にする希美な ど無視してしゃがみこんだ二人は、希美の肉体に残された唯一少年であることを証明で きる器官へ最後の仕上げにかかり始めた。 少女の容貌とは不釣り合いなほどにいきり勃つ肉茎の根元へきつく革ベルトを巻き付 ける。さらにそこに垂れ下がる睾丸にも同じようにきつく革ベルトを巻き付けると、それを 左右に分けるように縦紐も絞め通す。 「さぁ、これで準備OKよ!」 「じゃあ、私達も用意しましょうか?」 そう言って二人の少女は、身に纏う服を脱ぎ捨ててしまった。 そこには十七歳の少女に相応しい・・・年齢に見合った成長を見せる裸身が現れた。 大きくもなく小さくもなく・・・適度な大きさに実った乳房の先端にはかわいらしくピンク色 に染まる乳首が、これから始まるであろう凌辱劇を期待して恥ずかしげもなく硬くしこって いる。 胸元の乳房に比べやや成長の早い、脂肪を載せ始めたお尻ときたらわずかな動きにも プリプリと揺れ動き見る者の目を楽しませる。 どちらかと言えば、二人とも似通った肉体つきではあるが、血毛の濃さは対症的である。 モジャモジャと生い茂る浩子のそこはジャングルのようで、ビキニラインには気を配ってい るのか刈り揃えられている。一方明美はと言えばやや薄く整った毛並みを見せている。し かしふたりとも色素の沈着の少ない秘密の花園の開通式は既に済ましており、肉の悦 びも十分に知っていたのだった。 そして本能の赴くままに、食べたいモノを食べたい時に、食べたいだけ食べるという食生 活を過ごしているにもかかわらず、そのウェストは見事なまでの括れを見せている。 もはや少女達の裸体は、成人女性のそれと比べても決して見劣りするモノではなかった。 そして少女達はどちらからともなく肉体を寄せ合うと、互いの唇を貪り、舌を絡めながら 唾液を飲ませあう。そして乳房を・・・下半身の秘烈を刺激し会うことも忘れてはいなかっ た。 それは恋人同士の抱擁と言っても過言ではなかった。 そして少女達は希美に見せつけるかのように互いを楽しんだ後、メインディッシュとも言 える希美の調教に取り掛かっていく。 「なんせ、二週間振りだから・・・私達も溜まってるんだよねぇ・・・」 「十回ずつでいいから、私達のこともイかせてね!」 そう言うとまず浩子が希美の太股へと自身のそれを絡めると、まだ色素の沈着の少な い自身の秘烈へと、先走りの汁にヌメル希美の剛直を沈めていった。 二週間振りとなる希美への凌辱に、待ち兼ねた感のある浩子の秘烈はしとどに濡れそ ぼっており、なんの愛撫も前戯もなしに、そこに希美の長大な肉茎を呑み込むのに何の 造作も要しなかった。 「頑張ってね、希美!私達も久しぶりだからしっかり楽しませてもらうね!」 そう言って希美の背後に回りしゃがみこんだ明美は、それがとても元少年だとは思えな いほど見事にタップリと脂肪の載った、尻肉へ”の”の字を描くようにクルクルと指先を這 わせて行く。さらには革紐に縊られた睾丸から蟻の門渡り、ひっそりと窄まった菊蕾へと その舌先を行ったり来たりと這わせて行く。 触れるか触れないか・・・という微妙なタッチで行われる明美の愛撫に、浩子の膣穴に 納まった肉棒は、その締め付けも手伝ってもはや爆発寸前といった感がある。 しかし、絶頂寸止め地獄とはこのことなのだろう。 浩子の膣穴に納められた肉棒は悦楽の悲鳴を上げながら、欲望の放出を訴えてい る。 しかし爆発寸前とも言える欲情は、それからまだ一時間以上も解放を許されなかった。 なぜなら少女達の宣告通り、少女達を失神寸前に追い込むまでその肉棒は奉仕の強 要をされ続けていたのだ。 そして地下室には二人の美少女とハードマゾボーイの悦楽の悲鳴がいつまでも響き渡 っていた・・・。 天井から垂れる、そして床から延びる鎖から解放された希美は、その肉体をグッタリと 横たえていた。 明美の宣告通り少女立ちを十回ずつ絶頂へ導いたあと、しばらく絶頂の余韻に耽って いた支配者達だが、希美の鼻輪とお尻に繋がれていた鎖を取り外し、仰向けに横たえさ せると明美から与えられる乳房への愛撫と、一刻も早い欲情の解放を願う肉茎に対す る浩子の口技とで、コックハーネスを取り去られたそれは、欲情の吐液を一気に噴出さ せてしまったのだ。 その量たるや尋常ならざる量で、それは熱いシャワーとなって三人の肉体に満遍なく降 り注いだ。 耐えに耐え、溜まりに溜まった欲情の吐液を一気に迸らせた希美は失神状態となり、 肉体の限界まで追い詰められた余韻に浸かりながらその肉体を横たえていたのだ。 しかし多量の精液を放出したにもかかわらず・・・相変わらず希美の肉棒は熱鉄のよう に激しくいきり勃ち、一向に萎える気配を見せない。 それもそのはずだ。希美の肉体を卑猥に彩る刺青には、男女格ホルモンだけではなく 強力な媚薬も仕込まれていたのだ。その効果たるや絶大なるモノで、どれだけ多量に連 続放出しても希美の肉茎は萎える気配も、常に盛りのついた牝犬のように発情したまま になっているのだ。 しかし、二週間もの間に溜まった欲情を、焦らしに焦らして放出させてやったのだ。いく らその肉茎は萎えなくても、発狂寸前にまで追い詰められていた希美の気力、体力を奪 うのには十分なモノであった。 そして、ひとしきり肉体を休めた少女達は、未だ自らの肉体を装飾するピアスに拘束さ れたままの希美に、新たな責め苦を与えるべく準備を始める。 希美をソファーの前の、畳半分ほどの大きさのテーブルまで連れてくると、二人はそこに 仰向けになるように命じる。久しぶりに解き放った欲情の解放感から未だ覚めやらぬ希 美は、遅々とした動作ながら二人の命令に従う。 希美の肉体の各所を飾るピアスに繋がれている手脚を開放すると、今度は両脚を抱き かかえると希美の肉体を海老のように折り曲げながら頭の方向へ引っ張りあげる。その 両脚を希美の両腕で抱えこませると、手首に巻かれたままになっている枷のリングを乳 首に繋ぎとめてしまう。 自らの手で希美は天井方向へとお尻を晒け出し、逃がれようとする両脚の動きは、そ のまま抱きかかえる両腕から乳首へと伝わり、そこに引き千切られそうな激痛を与える。 さらに一本のロープを取り出してテーブルの下を這わすと、希美の両肘に巻き付け自ら の手で大きく両足を割り広げさせる。つられて豊かに実った元少年の乳房は手首に繋ぎ とめられた乳首のピアス引っ張られることにより、引き千切られるような痛みを継続させ、 そこにいびつな三角錐を作り出していた。 「ギャァギャァ騒いで煩いから・・・これ、咥えといてね!」 「いや!ヤメ・・・ウグググ・・・」 二人掛かりで大口を開けて咥えさせられたそれは、希美のモノと寸分違わぬ太さ長さを 誇る張型で、ご丁寧にもその根元に巻かれたベルトを頭の後ろで結び留め、吐き出すこ とを封じてしまっている。それによってもはや抵抗の言葉も、哀訴の懇願さえも、意味の ある言葉としてその口から発することはできなくなった。 そうしておいて浩子は小さな小瓶を取り出すと、その中のドロッとしたゼリー状のモノを 起用に書道筆を使って希美のペニスへと塗り付けていく。 「やっぱりこれがないとはじまらないよね!」 敏感な肉棒を這う筆の動きに、切なそうに腰をくねらせることでその動きは必然的に乳 首にもげそうな苦痛を与えることになる。しかしその痛みが・・・そしてペニスを這う筆の動 きがその先端の割れ目の尿道、鈴口から先走りの吐液を溢れさせてしまう。 しかし、浩子の手に持たれた小瓶の中身・・・蜂蜜と、再び官能の炎を焚き付けるかの ようなそれを塗り付ける筆の動きに、次なる責めを予想できたのか言葉にならない哀訴 を叫び続ける。 「うぐ・・・うがぁぁぁ・・・ぐぅぅぅ・・・」 「希美ちゃんったら、待ち切れなくてこんなに悦んでる!」 「いくら大好きな黒蟻責めだからって、そんなに張り切り過ぎると身が持たないよ!・・・でも、 少し準備があるから、もうちょっと待っててね!」 そう言うと明け身は希美の肉茎の先端から零れ落ちる先走りの汁をローション代わり に赤い百目蝋燭の根元に塗していくと、幼馴染みの硬く窄まった、本来ならば排泄器官 である菊蕾に突き立ててしまった。 準備の終えた二人は言葉を合わせるようにふざけた口調で、希美に刑の施行を宣告 する。 「パンパカパーン!大変お待たせしました!それでは只今から希美ちゃんのとっても大好き な黒蟻責めを始めまーす!」 二人してそう宣告すると、まずは浩子が傍らからライターを取り出し希美のお尻に深々 と突き刺さる百目蝋燭に炎を灯す。 明美はと言えば、インスタントコーヒーの空き瓶の中で蠢く小さな物体・・・黒蟻を、天井 を向いている希美の睾丸から肉棒にかけて起用に振り落とした。 「うぐぅ・・・うぐぅ・・・」 「トビきり生きのいいのを沢山選んであるから、タップリ味わってね!」 そう言って明美は黒蟻の群がる希美のそれにコンドームを被せてしまった。 これまでも何度もこの責めを経験して来た希美である。くすぐったさを伴う蟻の蠢きに甘 く切ない喘ぎ声をつい口元から漏らしてしまう希美であるが、しかしそこに塗られた蜂蜜 を食するが如く喰いつき始めると、希美はその痛みに苦痛の悲鳴を迸らせてしまう。 しかしもがけばもがくほど、自らの乳首には引き千切れんばかりの苦痛を与え、お尻に 突き刺さった蝋燭はその周辺に熱い蝋涙の雨を振らせてしまう。 肉茎を・・・そして睾丸をチロチロと這いずり廻るそのくぐったさと、無数の蟻に噛み付か れるその肉棒の痛みに、ハードマゾボーイとしての被虐の官能を呼び覚まされる希美は、 亀頭先端の尿道から先走りの汁を溢れさせ、まるで射精したかの如く溢れるそれは、ス キン全体に行き渡り希美自身の肉茎も自らの淫蜜に塗れている。 耐え難い苦痛を与える責め苦であるにもかかわらず、反面堪え切れないほどの快感を 与えてくれる・・・そんな責め苦でもあった。 「希美ちゃん、この責めが大好きだからとっても大喜びしてるね!」 「今日はこの蝋燭の炎が消えるまで頑張ってみようね!」 「うぐぅぅぅ・・・」 口々に好き勝手なことを言われても、希美には反論することも叶わず、くぐもった喘ぎを 漏らしながら、ただその苦痛と快楽に、苦しそうに切なそうな顔色で肉体を捩らせるだけ であった。 そんな希美を面白そうに見下ろしながら備え付けの冷蔵庫からビールを取り出し、希 美の前に置かれたソファーに深々と腰を下ろして、喉の渇きを潤すように一気に半分近 く飲んでしまう。 「大分、希美も完成されつつあるね!」 「そうだね・・・でも、これ程まで女の子みたいな肉体になっちゃって、徹底的にハードマゾ ボーイとして調教され尽くしてるってのに、羞恥心を失わないってのも最高だね!」 口々にハードマゾボーイとしての希美を褒めたたえる二人の声も、黒蟻責めに追い立て られ苦悶の呻きを漏らす当の本人には届くはずもない。 「そろそろ、新しいの連れて来ようよ!」 「うん、そうだね・・・例の娘でしょ?」 そして少女達は新たな生け贄について口にしはじめる。 「希美のときは感情だけでここまできちゃったけど、あの娘の場合、もう貶める作戦も十 分だよ!」 「もう準備はできてるの?」 「うん、もうデジカメで決定的瞬間ってヤツは抑えてあるし、あとはそれをプリントアウトす るだけだから、いつでも取り掛かれるよ!」 「今日明日はまだ希美で遊ぶつもりだから、来週の月曜にでもやっちゃおうよ!」 新たな生け贄の誕生に嗜虐の炎を隠せない二人は、どちらからともなく絡み合うように 抱き合うと、貪り合うように唇を重ね互いの口中を舌先で犯し合う。 そして二人は、新たな生け贄にはもちろんのこと、今目の前で被虐の官能にドップリ浸 かるハードマゾボーイにも嗜虐の思いを募らせていくのであった。 天井から垂れ下がる四本の鎖が、汗で濡れ光る卑猥な刺青に彩られた希美の肉体を 吊り下げていた。 両手足首に巻かれた枷にそれぞれが繋がれており、うつ伏せの姿勢のままに吊り下げ られている。 背中を大きく弓なりに反らせ、本来希美には発現し得なかった胸乳・・・グレープフルー ツ大に実った乳房と、希美が少年であったことを唯一証明できる持って生まれた器 官・・・激しいまでに猛々しくいきり立った熱き肉茎を、引力の法則に従って重たげにブラ ブラと揺らしているのだ。  そんな無惨なまでに吊り下げられた希美の人為的に作られた胸乳の先端には、明美 と浩子がそれぞれむしゃぶりついていた。 十七歳という年齢に見合った成長を見せる全裸の肉体に、それぞれが黒、赤のストッ キングに踵の高いヒールを履いただけという扇情的な肢体の二人の少女の見せる様は まるで、腹を空かした乳飲み子が母親の乳房にむしゃぶりつく・・・ついそんな姿を想像さ せてしまう。 二人の少女は、それがとても元少年とは思えないほど見事なまでに女性化に成功した 左右の乳首をそれぞれが咥え、舐め、しゃぶり、しごき、時には歯を立てて強く弱く緩急 を付けながら甘噛みしながら、持てる口技の全てを駆使して希美を快楽の極みへと誘お うとしていた。 さらにそれだけではなかった。 コンドームを被せられた猛々しくいきり勃つ肉茎の先端亀頭部分から肉胴全体に満遍 なく蜂蜜が塗られており、そこに群がる無数の黒蟻が肉茎に牙を立て、コンドームの中を わずかに朱に染めて希美から苦悶の呻きを毟り取っていた。 大の字状に吊り下げられることによって大きく割り拡げられた尻肉の狭間に咲き誇る薔 薇の上に刻まれた女陰から睾丸にかけても、たっぷりとバターが塗られており、こちらは 浩子の連れてきたマルチーズ犬が、そのざらついた舌先で舐めしゃぶっていた。 亀頭の根元、雁首辺りにはピンクローターが巻きつけられており、微弱な振動を与え続 けている。 明美や浩子、そしてマルチーズによる舌腹による愛撫と、ピンクローターのもたらす微弱 な振動とで、限界にまで高められている欲情はいつ爆発してもおかしくない状況へ追い 詰められているのだ。 しかし・・・希美の肉茎の根元には革ベルトがきつく喰い込み、極限にまで高められてい る欲情の噴出を封じているのであった。 「見てっ!希美のこの顔・・・だらしないったらありゃしないわ!」 「ホント!・・・もしもし、お嬢様。そんなみっともない顔してたら、せっかくの美貌が台無しで すことよ・・・ホホホ!」 「うぅ・・・お、お願いぃ・・・も・・・もう・・・だ、出させてぇ・・・」 一方的に吸収される快感を放出する術を封じられた希美は、器用に乳首を舐めしゃぶ りながら人を小馬鹿にしたような嘲笑を口にする二人の支配者に、その快感からとても 元少年であるとは誰にも信じられない・・・恐らく明美達にさえ信じられない美貌を、だらし 無く弛緩させながら哀願の言葉を口にする。 眉間に皺を寄せながら、きつく閉じた両目の端からは涙が零れ落ち、キリッと筋の通っ た鼻孔に穿たれた鼻輪の隙間からは鼻汁が垂れている。放出する術もないまま一方的 に送り込まれる快感を堪えるため、前歯できつく上唇を噛み締めながらも、その両端から は涎も零れ落ちている。 没落寸前とも言える様相を呈している希美のそれは、明美や浩子が示すように、もは やそこには彼女たちさえも、羨む美貌などどこにもなく、我慢の限界を超えた快感に、必 死に欲情の放出を懇願する一匹の性獣へと堕ちた哀れなハードマゾボーイの姿があっ た。 「そろそろ一回出させてあげようか?」 「私が、お口で出してあげるからね!」 「だったらここを、洗わないといけないね!」 「うん・・・そうだね。そうしないと、とても舐めしゃぶれないもんね!」 「あぁ・・・お、お願いぃ・・・早くぅ・・・な、なんでもいいからぁ・・・は、早く出させてぇ・・・」 二人の冷酷な支配者達は希美の欲情を放出させるべく、遅々とした動作ながらも、欲 情の血流を漲らせる太き脈動を浮き立たせる肉胴の先端、亀頭の根元雁首辺りに巻 かれているピンクローターを、そしてその肉胴に被せられているコンドームを剥ぎ取ってい く。 哀れなハードマゾボーイと科した希美は一刻も早い欲情の解放を哀願し続けている。 荒々しいまでの二人の支配者達の手つきは、性感を高められて過敏になった肉茎の 先端の亀頭の割れ目、尿道からは先走りの汁を噴出させ、ビクンビクン下腹を叩きなが ら時計の振り子のような首振り運動を続けている。さらには卑猥な刺青を刻まれている、 タップリと脂肪の載った尻肉さえも淫らに振り動かす始末である。 「キャハハ!あんた、なんて格好してんの?」 「キャハ!面白いぃ!それ、最高だよぉ!」 お尻を・・・そして肉茎さえも淫らに揺り動かす希美を嘲笑いながら、冷酷な二人の支 配者は先を尖らせた指先の爪をツーッと触れるか触れないかという微妙な加減で滑らせ、 爪先の尖ったハイヒールでツンツンと小突いている。 「うぅぅぅ・・・は、早くぅ・・・早く、何とかして・・・下さい・・・も、もう・・・だ、ダメ・・・なんですぅ・・・」 「さて、そろそろやりますか?」 「そうですね・・・やっちゃいますか?」 執拗に希美の肉茎を刺激し続けていた二人であったが、部屋の片隅から水道ホース を延ばすと、勢いよく水流を迸らせ、希美の尻肉や肉茎へと叩きつけた。 「ギャァァァ!」 二人の少女は黒蟻の群がる肉茎へ、マルチーズ犬の唾液に濡れ光る硬く窄まった菊 蕾周辺へと、容赦なくその水流を叩きつけた。 様々な責め苦に、一刻も早い欲情の解放へと思いを募らせる希美にとっては、勢いよく 叩きつけられる水流のもたらす苦痛でさえもハードマゾボーイとして開発されてしまった希 美にとっては、それさえも欲情を解放させるための快感として受け止められるのだが・・・ しかし、哀しいかな、禍々しいまでにいきり勃つ男根の根元には革ベルトが巻き付けられ たままとなっており、相変わらずその欲情を放出することを封じていたのだった。 「私が先にしゃぶってもいいよね?」 「えぇ・・・そんなぁ!ジャンケンで決めようよぉ!じゃんけんで」 じゃんけんぽん! 希美の欲情の放出への焦燥感など全く意に介さない二人は、どちらが希美の肉棒をし ゃぶるのかをジャンケンで決めようとしているのだ。 そしてその勝負に勝利し、権利を獲得したのは明美であった。 テーブルの上にあったリモコンを手にして希美と正面を向き合うように下に潜り込んだ 明美は、リモコンを操作して吊り下げられる希美の肉茎を舐めしゃぶるのに都合のいい 高さへ滑車のチェーンを調整する。 「それじゃあ、私はこれで遊んであげようかな?」 そう言って浩子が手にしたのは、一本の筆だった。 やや硬めの穂先を持つ書道用のそれを手にした浩子は、希美の尻肉の割れ目に描か れた卑猥な刺青の図柄に合わせて筆先を滑らせて行く。 「いたただきます・・・」 そう言うと明美は、仰向けに寝そべっても一向に形を崩れさせることの無い美乳の前で 両手を合わせると、黒蟻に噛み付かれて血を滲ませる肉茎へと舌先を這わせてゆく。 手持ち無沙汰、その両手の指先は豊満に実った、重たげに揺れる希美の左右の胸乳 の先端に穿たれたピアスに引っかけられ、クイクイ弄んでいる。 そして舌先を、硬く窄まった菊蕾から蟻の門渡り、睾丸を経て雁首へと至る裏筋へ、何 度も何度も執拗に行ったり来たりと往復をし、肉茎の周りをクルリと一周したかと思うと 恥丘の上をチロチロと不規則に這いずり廻り、おへその穴をくすぐるように先端を硬く尖 らせた舌先を押し込んでみたり、可愛らしく引き締まった唇をポッカリと開けると、左右に 垂れ下がる睾丸を口に含み、コロコロと舌先で転がすように弄びながら甘噛みするかの ようにコリコリと歯を立ててみる。 螺旋階段を昇るように肉茎の周りへ舌先を這わせながらやがて亀頭先端へ辿り着くと、 大きく傘を開いたキノコのような亀頭根元と雁首の当たりにチロチロと舌先を這わせ、性 感の高まりを示すかのようにピンク色に染まった亀頭全体にも舌先をなすりつけてゆく。 そして亀頭先端の尿道、鈴口へと舌先を這わせていくと、そこから溢れる先走りの汁を 舐めすくいながら舌先を硬く尖らせて尿道へとこじ入れようとする。希美のそこも既に二 人の手によって調教済みで、今や彼女たちの親指でさえも挿入可能となっているのだ。 当然明美の舌先も難無くその根元まで差し込まれる。 そして一際大きく口を開けるとスッポリと亀頭を咥え込み、雁首を甘噛みしながらその 口中で左右縦横に亀頭を舐めねぶっていく。 ひとしきり亀頭を責め嬲ると今度は頭を前後に振りたくり、希美の肉茎を扱きあげるよ うにピストン運動を始める。 軽く表面に歯を立てながらしばらく扱きあげると、再び雁首を甘噛みしながら亀頭を舐 めねぶっていく。 両手の指は乳首のピアスを弄び続けているので、ただ舌と唇だけの口技だけで肉茎を 追い立ててゆく明美である。 一方の浩子はと言えば、両手に持った習字筆を操りながら、本来なら排泄のためだけ の器官であるにもかかわらず、二人の少女にすっかり開発され尽くした感のある、硬く窄 まった肛門周辺から尻肉、背骨からうなじにかけて穂先を這わせ、腰骨の上でグルグル と何重にも円を描いたり、寄り道するかのように腋の下から脇腹を擽ることも忘れていな い。 “欲情を放出させる”・・・といった二人の支配者に相変わらずもその放出を封じられたま ま、絶頂寸止め地獄でのた打ち回る希美にはもはや前後の見境もなく、吊り下げられた 裸体ながら髪を振り乱し腰を揺すり続けている。 カリッ―― 「キャッ!」 「ギャァァァ!」 それは突然だった。 それまで希美の尻肉から背中へ筆先を這わせていた浩子が、膝を立てやや開き気味 となった明美の柔らかな毛叢に覆われた秘密の花園に筆先を這わせたのだった。 ちょうど希美の亀頭の雁首へ軽く歯を立て甘噛みしながら責め嬲っていた明美であっ たが、しとどに濡れそぼる秘密の花園への突然の奇襲攻撃に思わずきつく噛み締めてし まう。 快楽にとろけきっていた希美も、突然襲って来たその激痛に痴呆に緩んでいた顔を一 瞬にして苦痛に歪めてしまう。 「もぉ、浩子ぉ!私はいいから、希美にしてあげてよっ!」 「だって明美ばっかり美味しそうにしゃぶって、ズルいんだもん!私だって早くしゃぶりたい んだよ!・・・それに明美だって感じているんでしょ?割れ目ちゃんからはお汁が溢れて床に 大っきな染みができてるしお豆ちゃんだって真っ赤に充血してて皮から剥き出している よ!」 恨みがましい言葉を並べて浩子に抗議する明美だが、浩子が指摘するようにぷっくらと 膨れ上がった肉芽はその包皮を捲り上げ、陰唇の狭間からしとどに溢れる淫蜜は、床 に大きな染みを作り上げるほど零れ落ちている。胸元の乳首も痛いほどに勃起しており、 自分でもそのことは十分知覚していた。 「でも、こ、こんなのも・・・ありかもしれないよ。と、突然やってくる刺激って・・・すっごく、気 持ちいいもの。面白いからもうちょっとやってみてよ!」 「でも、明美ばっかりズルいよぉ!私も気持ちよくなりたいし・・・早くシャブリたいんだよ ぉ・・・」 「そ、それもそうなんだけど・・・でも、お願い!・・・あと、三十分だけ!ね?・・・それで交替す るから!・・・それに浩子にも同じことしてあげるからさぁ・・・ねぇ、お願い!いいでしょ?」 「もぉ・・・それじゃあ、絶対三十分で交替だよ・・・約束だからね!」 希美の欲情を解放する気配すら見せず、自分達の都合だけで話を進めてゆく支配者 達である。 肉体の上を這いずり廻る筆の動きにならある程度の変化や予想もできるのだが。突然 に触れてくるそれには予想の仕様もない。 しかし二人の少女はそこから得られる快感を知っているのか、再び希美の肉体への責 めを再開する。 そして希美がこの責め苦から解放されたのは、突発的に襲ってくる筆の動きに絶頂を 極めた明美が浩子と交替し、さらにはその浩子が同じように快感を貪り絶頂を向かえる まで続けられるのであった。 「お願い・・・も、もうヤメテ・・・ゆ、許してぇ・・・」 「さっきまで散々”イカせてくれ!イカせてくれ!”って、大騒ぎしてたくせに、いまさら”ヤメテく れ!”ってのはズルイぞぉ!」 「ホラホラ!お口がお留守だよ!・・・しっかり舐めしゃぶってくれなきゃダメじゃない!」 そう言って明美は両の眼尻から涙を零す希美の頭を掴むと、自らの腰に巻き付けた疑 似男根を希美の口中奥深くへと送り込む。 浩子もまた自らの腰に疑似男根を巻き付け、二人で開発した希美の菊蕾を責め嬲っ ていた。 その両手は希美の肉茎に絡み付き、先程から明美と二人して何度も扱きあげ精を放 出させ続けている。 正方形を形成するように一メートル間隔で床に打ち込まれた杭に、希美は左右の手足 首を繋ぎ留められ、膝を延ばした四つん這いの姿勢を強いられている。 卑猥な刺青で彩られた尻肉の狭間でひっそりと佇んでいた尻穴は、その皺の一本一 本までも引き延ばされ、浩子の腰に巻き付けられた凶暴な肉棒を模した男根に刺し貫 かれている。 一方、明美はと言えば、片手でショートカットボブに刈り揃えられた髪を鷲掴み、もう片 方の手はそれが元少年のものとは夢にも思えないほどの希美の美貌の全てを台無しに する、鼻孔に穿たれた鼻輪にしなやかな指先を引っかけクイクイ弄びながら、やはり凶大 な男根を模した凶悪なる疑似男根で希美の喉粘膜の奥深くを犯していた。 かれこれ・・・二時間近く希美は上下の口を犯され続けていた。 先程まで絶頂寸止め地獄にのた打ち廻っていた希美に、今度は一転して二人の支配 者は肉茎の根元に巻かれていた革紐は外され、代わる代わる希美の肉茎を扱きあげそ の欲情を白濁とした吐液にのせて放出させていた。 一体何度その欲情を放出したのか、もはや明美や浩子も、当の本人である希美にすら 判らなかった。 希美の肉体の下には、自らの放出した夥しいほどの欲情の証しが水溜のように大きな 濡れ染みを床に広げていた。先程から希美はバケツ数杯分にも匹敵する量を放出して いるのだ。 しかし、どれだけ欲情を放出しようとも希美の肉茎は一向に萎える気配を伺わせない。 それもそのはずである。・・・それこそが希美の肉体を彩る卑猥な刺青の染料のもたらす 賜物であった。 刺青の染料に混合された各男女ホルモンを仕込んだマイクロカプセルが血流に乗って 肉体中の隅々まで行き渡り、強制女性化されたその肉体をますます女らしく・・・そして 希美が持って生まれた男性機能は維持されたまま・・・それどころか、むしろ強化された 感があり、どれだけ欲情を放出させても一向に萎える気配を見せず、それどころか、無 限にその体内に精を生成して行くのであった。 「ヒ・・・ヒィ!も、もうヤメてぇ!・・・だ、出したくないぃ・・・出したくないよぉ・・・」 先程から何度も扱かれ続け、今や希美の肉茎は真っ赤に腫れ上がり痛痒さを感じる ほどである。にもかかわらず二人の支配者はひたすらに肉茎を扱き続け希美の欲情を 放出させているのだ。 「そんなこと言ったって、希美のピュッピュはいくらでも作れるんんだよ!」 「そうだよ!溜めていくばっかりだと肉体によくないんだから!」 いかにも希美の為に・・・と、そんな口調で話しかける二人の支配者だが、当然心のど こにもそのような感情があるはずがない。 性感を散々刺激して高めるだけ高めながらも、その放出を封じる絶頂寸止め地獄や、 逆に望みもしないのにその欲情を際限なく放出させ続ける二人の行為は、まさに自分達 の感情の赴くままの気まぐれな行為にしかすぎない。 同級生でもある幼馴染みにかつては恋慕の情さえ募らせていた二人であるのだが、し かし、今の二人にとっての希美はただの性処理玩具でしかない。自分達の気まぐれに希 美を責め嬲り弄ぶ・・・ただそれだけの存在でしかなかったのだ。 そして二人は、疑似男根を用いて希美の口唇と尻穴を責め嬲ることを何よりも気に入 っていたのだ。 もちろん、自分達の肉欲を満たすために、欲情の放出を封じた希美の肉棒を自らの膣 穴へと挿入するのだが、なんと言っても本来であるなら、男性器を女性器に挿入すると いう自然の摂理に反する行為とも言える、挿入器官を持つ者が、排出専用の器官へ挿 入器官を持たぬ者から人造物を挿入されるという、まさしく神への冒涜行為に何より二 人は興奮するのであった。 そしてハードマゾボーイとしての性癖を強制的に刻み込まれた希美の肉体も神をも恐 れぬ獣の交わりに被虐の悦びを見出しているのだ。 蜘蛛の巣に搦め捕られた蝶のように、ハードマゾボーイの希美にはもはやそこから逃れ るすべなどなかった。 そして二人の支配者も、自分たちの作り上げた性処理玩具の出来具合に満足してい る。 いつまでも・・・いつまでも三人は背徳的な行為に身を投じているのであった・・・。