ジェード・コネクション655 摩火 - 2007/01/18 05:19 - それは浅茅の身体から匂いたつ雌性フェロモンの結果でもあった。 中国のジェード社が開発したこのフェロモンは、媚薬効果と同時に、バイアグラのように勃起不全にも効果があるようだった。 童貞にもかかわらず、そして他人が見ているという環境にも関わらず、ハッサンのペニスは大きく硬くそそり立ち、性交可能なほどにまで変化したのだ。 「いいわ、そろそろ大丈夫よ」 浅茅は甘い声でハッサンを促した。 ハッサンはすっかりと大きくなったペニスを両手で抱えながら、浅茅の開いた股の間に陣取る。 しかし、その動きは童貞者らしく未だにぎこちない。 自分のペニスを納めるべき場所がいまいち見当が付かないようなのだ。 「ここよ、ここに入れるの」 浅茅は優しくハッサンのペニスに手を添えると、自分の女性器の中へと導いた。 「あっあんっ」 ぐぐっと自分の中に入ってくる太いペニスの感覚に浅茅は甘い声をあげた。 それは何回経験しても甘美な瞬間だった。 ジェード・コネクション656 摩火 - 2007/01/19 04:54 - 自分の胎内にペニスが侵入し、好きなようにかき回し蹂躙するのだ。 男の手で足首を掴まれ、あちらこちらを触られ、どんな恥ずかしいポーズでもさせられるのだ。 それは自分か男性に全てをさらけ出すことを、そしてその男性に全てを委ね、征服させられることを意味していた。 自分が女性として男性に征服されることがこれほど気持ちが良く、安心できるものだとは思ってもいないことだった。 「あはんっあはんっ」 ハッサンが自分の中で大きくペニスを動かすたびに浅茅は悩ましい声をあげた。 童貞のハッサンがこれでついに女を知ったのだ。 しかも自分の胎内の中で。 その事実だけでも浅茅はすごく興奮した。 考えてみれば、男を知らぬ純真な乙女の処女を奪うのと同様に、女を知らぬ純真な青年の童貞を奪うことはなにやら心ときめくような経験だった。 「いい、いいわぁ、とっても気持ちいい、ずごいっ、ハッサン、上手いのね」 浅茅はよがり声をあげながらハッサンを励ました。 ジェード・コネクション657 摩火 - 2007/01/20 05:31 - 男は女に褒められると意気揚々となるものだ。 ハッサンも浅茅にそう言われて相当に自身がついたようだった。 さらに大胆に、大きなストロークで腰を前後に動かす。 「ああっ、いいっ、すっ、すごーい、すごーい、いいっっ」 浅茅は男だった時代にさんざん女に言われたセリフを繰り返した。 まさか自分がそのセリフを性交しながら口にするとは思ってもいないものだった。 だが、それを口にするのにもう抵抗はなかった。 心にあるのは男の人に悦んでもらいたいという思いだけだった。 「うっううっっ」 口のきけないハッサンが不意に腰のストロークを止めた。 その代わりに、腰を強く浅茅の股間にこすり付けてくる。 射精間近なのだ。 「ああっ、きてっ、きてっ、わたしの中にいっぱい出してぇ」 ハッサンの射精を感知した浅茅の興奮した声が部屋にこだまする。 「うっはあっっっ」 大きな唸り声とともに、ハッサンの身体が数回ビクッビクッと動いた。 ジェード・コネクション658 摩火 - 2007/01/21 05:47 - その瞬間に、浅茅は熱い物が自分の胎内奥深くに奔流となってうちつけられるのを感じた。 「ああっーーーーっ」 自分も同時に行ったことを表すかのように、浅茅も大きな声をあげる。 とても気持ちが良かった。 これまでに数え切れないほど男とセックスをしてきたが、今までの中で5指に入るほど気持ちのいい体験だと浅茅は思った。 ハッサンのペニスは自分の膣の中でその張りを失い、徐々にしぼんでいくのが判った。 その感触も浅茅は楽しむことができた。 そしてハッサンの身体がゆっくりと浅茅から離れた。 ズボッという感覚でその長いペニスが浅茅のヴァギナから引き出される。 浅茅の愛液と、自分の精液とがペニスを覆い、ヌラヌラテラテラとしていた。 「はあっーん」 浅茅は大きくため息をついた。 そしてハッサンの方を見やる。 そのハッサンはといえば、ニコニコしながら浅茅を見やり、先ほどまでのオドオドとした感じはすっかり無くなってしまった様だった。 ジェード・コネクション659 摩火 - 2007/01/22 05:09 - ・ ・・よかった。男の子として、自信がついたようね・・・ 浅茅はそう思った。 「なかなか見事な筆おろしだったぜ、まさか童貞男がここまでやるとはな」 二人のセックスを脇でずっと見ていた護衛の兵士が、自分のペニスをしごきながら言った。 「よし、じゃあ交代だ、ハッサンはアルの次に隣の小間使いのねえちゃんに入れてやりな、オレはこの美女に相手してもらうから」 護衛の兵士はそう言うと浅茅の前に仁王立ちになる。 「オレは後ろからやるのがいいぜ、お姫様、四つんばいになりな、バックから入れてやるから」 浅茅は兵士の言葉に素直に従った。 身を起こし、さあどうぞとでもいうように四つんばいになって大きな尻を持ち上げる。 このセックスの狂乱は暫く終りそうもなかった。 58.司4 その入り口のドアには「第32編成事務所」と書かれた紙が張ってあるだけだった。 そのあまりもの簡単さに、司は本当にここでいいのか疑ってしまう。 だが、司を連れてきた刑務官はなんらためらうことなくドアをノックした。 ジェード・コネクション660 摩火 - 2007/01/23 05:23 - 中から中年の疲れたような顔つきの兵士が顔を出す。 「第32編成事務所に、女囚を移送してきました」 刑務官はそう言うと、中年の兵士に書類を手渡した。 「あ、ああ、ご苦労さん」 中年の兵士はそう言うと書類の一枚にスラスラとサインをして刑務官に手渡す。 「ちゃんと女としての躾は出来ているだろうね」 受取書を刑務官に手渡しながら、中年の兵士は念を押すように聞いた。 「はい、大丈夫です。この者・・・さつきと言いますが、女性化育成クラスの中でも成績はトップでした。従順で、どのような命令にも従うよう調教済みです。何なら試してみますか?」 刑務官は司のほうをチラッと見ながら卑猥そうなニヤけ面になった。 中年の兵士は値踏みするかのように司の全身を見回した。 司はまだ女囚の服であるピンクの派手なセーラー服を着ている。 そのミニプリーツからすらりと伸びた足や股間や胸を不躾にジロジロ見られて、恥ずかしさが先にたった。 ジェード・コネクション661 摩火 - 2007/01/24 05:18 - なんといってもこの服装はペニスを奪われ、女にされたことを宣言するプラカードのようなものなのだ。 もっとも昨今目に出来る女は、ほとんどが性転換者だった。 めっきりと数少なくなった本女は、政府の管理する施設に入れられ、厳重に保護されている。 卵子を提供できる本女は計り知れない価値を持っているのだ。 「じゃあ、さつき、しっかりと殿方の下半身の面倒をみて差し上げるのだぞ」 刑務官はそう言ってつかさの尻をスカートの上から軽く撫で回した。 「はい、かしこまりました。刑務官様」 これまでに何度も尻だけではなく、色々なところを悪戯されている司は悲鳴をあげるでもなく、従順に刑務官に答えた。 もう少しの辛抱だった。 もう少し経てば、この部隊の中にいる愛しのれいなと会える筈だった。 れいなは1ヶ月前に刑務所から志願してこの特務部隊に配属されたのだ。 そして自分も同じく志願して、女性化教育が終了すると同時にここに連れて来られた。 とても危険な任務であることは聞いている。 ジェード・コネクション662 摩火 - 2007/01/25 05:11 - だからただ単に兵士用の慰安婦がその仕事とは思えなかった。 むしろ女性の身体であることを利用して、スパイなどの仕事をするのだろうと考えていた。 007は子供の頃にテレビの放映で何度か見たことがある。 自分もあのように拳銃を撃ち、時にはれいなとコンビで相手の幹部に身を任せながら情報を引き出す。 そんなことを司は考えていた。 容姿には自信があった。 女性ホルモンが自分にはぴったり合っていたのだろう。 すらりと伸びた均整の良い長い手足と若く滑らかな肌。 そして形良く膨れた胸とお尻。 それはグラビアアイドルの雑誌から抜け出したような若さとみずみずしさそのものだった。 今時、本女でもこれだけの美少女はめったにいない。 少年だった頃にもかなりの美少年だった司は、今では身震いするほどの美少女に変わっているのだ。 この群を抜く容姿のために、刑務所では刑務官たちに良くも悪くも注目されていた。 ジェード・コネクション663 摩火 - 2007/01/26 05:15 - 時にはセックスの相手をさせられ、時には他の受刑囚よりもよい待遇を与えられもしていた。 だが、それも今日で終わるのだ。 そしてこの部隊で1年勤め上げれば・・・命さえあれば自分とれいなは晴れて自由の身となれる。 恋人として、女友達として楽しく一緒に暮らすのだ。 司はそんなことばかり夢想していた。 「こっちに来るんだお嬢ちゃん」 司は中年の兵士に言われてふと我に返った。 薄暗い広い室内に、ぽつんと机と椅子だけが置かれている。 中年の兵士は疲れたように机を回り込んで椅子に腰掛けた。 司は机を挟んでその兵士の前に立った。 暫くの間、兵士の値踏みするような視線が司の全身を嘗め回す。 「さてと、さつきだったな、この特務部隊に志願した以上、途中で抜け出すことは許されない。それは敵前逃亡による脱走と見なされ、銃殺刑となる。それでもいいのだな?」 中年の兵士は脅すように司を見ながら言った。 ジェード・コネクション664 摩火 - 2007/01/27 05:14 - 「はい、覚悟はてきています」 せいいっぱい力強い声で答えたつもりだったが、口から出たのは女性化教育で徹底して身に付かされた可愛らしい鼻にかかった女の子の声だった。 「うむ、よし、この部隊の任務はまだ明らかにできない。だがおいおい君にも判るだろう、今日からお前は軍属としてサービス課に所属してもらう」 その言葉に司は意を突かれた。 サービス課とはおよそ軍らしからぬ名前のセクションだったからだ。 けげんな顔つきの司に気が付いたのだろう、兵士は言葉を続けた。 「何だね、サービス課への配属が不満なのかね」 「い、いえ、そういうわけじゃ・・・」 司は慌てて言葉を濁した。 「うむ、行けば判るが、きつい任務だ。せいぜいがんばりたまえ」 中年の兵士はそういいながら机の電話に手を伸ばした。 「ああ、私だ、総務課の李だ。新人の女の子が1人配属になった。誰か迎えによこしてくれ」 ジェード・コネクション665 摩火 - 2007/01/28 06:00 - 電話で相手に指示をした兵士は受話器を置くとそのまま別の書類を点検しだした。 結局サービス課なる実態がよく判らないまま会話は打ち切られたことになる。 まあいいやと司は思った。 もうすぐ愛しいれいなに会えるのだ。 それを考えると司の心はうきうきと浮き立った。 分かれてから僅か1ヶ月足らずなのに、もう1年以上も会っていないかのように感じられる。 やがて部屋のドアをノックして若い兵士が入ってきた。 「失礼します、軍曹殿、サービス課へ配属される女を引き取りに参りました」 兵士が戸口のところで直立不動の姿勢で立ち、大声で中年の兵士に声をかけた。 「うむ、この娘だ。連れて行きたまえ、あっちの教育ではトップクラスということだそうなので、今日すぐにでも使えるだろう」 李軍曹は司をペンの先で指し示しながら言った。 「はい、了解いたしました」 若い兵士は司の前に寄って来た。 ジェード・コネクション666 摩火 - 2007/01/29 05:18 - 「キム曹長に引き渡してくれたまえ、そこで簡単な仕事内容と制服を支給してもらってから早速勤務だ。仕事は山ほどあるぞ、皆溜まっているからな」 李軍曹の最後の言葉に司は引っかかった。 またここでも性的玩具にされるのではという不安が押し寄せてくる。 「では、自分についてきてください」 若い兵士は事務的な口調で司を促した。 だだっぴろい事務室を出ると、兵士は上階へ続く階段を昇り始めた。 「あなたの仕事場はここの5階になります。だが、ここにはあと1週間も滞在していません。我々の部隊は来週早々にも移動を開始します。」 若い兵士は先頭に立って歩きながら司に話しかけた。 「そうですの、で、こんどはどちらに行くのでしょうか」 刑務所内ですっかり女らしいしゃべり方が身に付いた司は兵士に尋ねた。 「目的地は自分も知らされておりません、だが長距離の移動と、敵部隊との交戦があると聞いています」 ジェード・コネクション667 摩火 - 2007/01/30 05:15 - やっぱり戦争に行くんだ・・・と司は思った。 危険な任務との話だったので、スパイか兵士とは思っていたのだが、いざ実際にその話を聞かされると身体中に戦慄が走るのだった。 「やっぱり戦争するんですね。ではあたしはこれから戦闘訓練を・・・」 司の言葉を若い兵士は笑って遮った。 「ははは、戦闘ですか、戦闘は自分たち男が行います。貴女の任務は・・・そのう、何というか・・・後方にて自分たちの士気を鼓舞させることにあります」 士気を鼓舞? なんとも持って回ったような言い回しだった。 「あのう・・・それって・・・」 だが、司が言葉を続ける前に2人は階段を昇りきり、部屋の扉の前へと着いた。 「キム曹長殿、入ります」 兵士はドアをノックするとその扉を開いた。 そこは小部屋だった。 そして部屋の置くの机にキム曹長と思しき人物がタバコをくゆらせ座っている。 「ご命令により、新入りのご婦人を連れてまいりました」 ジェード・コネクション668 摩火 - 2007/01/31 05:09 - 兵士がキム曹長に報告する。 「おお、ご苦労、ご苦労、ほう、噂にたがわずなかなかの別嬪じゃあないかよ、これなら若い兵士たちも喜ぶに違いないよ」 キム曹長も司の全身を遠慮なくジロジロと嘗め回すように見る。 ミニプリーツのセーラー服の司はその不躾な視線に思わずスカートの裾をしっかりと押さえそうになったぐらいだった。 「うむ、スタイルもよし、おっぱいとお尻も十分に発達して、これなら文句ないよ、一日50人はこなせそうだよ」 キム曹長の言葉は司のここの仕事が兵士の性欲処理であることを示唆していた。 「なに、楽な仕事よ、一日中寝ていればいいのだよ、それから制服はこれよ、外出用と内勤用よ」 キム曹長の手渡した制服は、外出用こそ黒いツーピースの女性用スーツであったが、内勤用と呼称しているものは派手なカラフルな色使いの何枚ものネグリジェとパンティ類だった。 どれもこれも性転換囚調教用の刑務所ではおなじみのものだった。 やはりどうみても司の役割はここでは男相手の性処理のようだった。 「あのう、すみません」 司はか細い消え入るような声で曹長に尋ねた。 ジェード・コネクション669 摩火 - 2007/02/01 05:02 - ホルモンと女性化調教で、常に男心をくすぐるような喋り方が身についてしまっている。 「あのう、ここでは危険な任務と聞いていたのですが、男の人と寝ることがその・・・危険な任務なのでしょうか」 司の質問にキム曹長はにやりと相好を崩した。 「はっはっはっ、お嬢ちゃん、そんなのは危険な任務じゃないよ。危険だと言っているのは、この部隊の従軍慰安婦として戦地に行くからだよ、今は女が極端に少なくなっているから、戦地での士気鼓舞のためにも兵士たちの性欲を処理してくれる娼婦は絶対に必要よ、ただいかんせん戦地なので、そりゃ危険なことこの上ないのよ」 キム曹長はおかしな言葉遣いとは裏腹に結構深刻なことを喋った。 だが、危険なことはこの日本にいても変わりないのではと司は思った。 かつての平和で美しい国日本のイメージはすでになくなっている。 女性の減少とともに犯罪と暴力がはびこり、いまでは昼間でさえ一人で外出するのが危険な時代になってしまっている。 いくら戦争とはいえ、そんなに危険な戦地なのだろうか。 そんな疑問が顔に出たのだろうか、キム曹長が言った。 ジェード・コネクション670 摩火 - 2007/02/02 21:13 - 「お嬢ちゃん、戦うのは実はアメリカなのよ、我々の部隊がアメリカ本土まで進攻し、彼らの戦略ミサイル基地を破壊するのよ。アメリカ、強いよぉ、半端じゃなく強いよぉ、女の子には判らないかもしれないが、広大なジャングルの中にたった一人だけで潜んでいても感知して攻撃できる兵器や、逃げて逃げて逃げまくっても、自動的に追尾して命中させる兵器などハイテク兵器いっぱい持っているよ、我々の部隊、全滅覚悟で行かなきゃ駄目よ、でも今のうちに戦略ミサイル兵器破壊しておかないと、また韓国や日本や中国に核ミサイル打ち込まれるか判らないよ、そうなったら世界は破滅になるよ、ただでさえ人類はパンドラウィルスで破滅に向かっているのに、その唯一の希望までつぶされてしまうなんて許しがたいよ、だから我々の部隊が決死の覚悟でアメリカの基地を強襲するよ」 曹長は一気に司に向かって喋った。 アメリカ本土を攻撃する。 それはあまりにも無謀な発想のように聞こえた。 軍事の専門家ではない司でも、アメリカが巨大な軍事国家であることくらいは判る。 何しろ、湾岸戦争の時、戦闘なれしているイラクの軍隊を・・・イラクという国家を僅か数個師団で殲滅してしまったのだ。 ジェード・コネクション671 摩火 - 2007/02/03 06:17 - その当時から30年近く経って、その精密誘導兵器などは更に格段の進化を遂げているに違いない。 「不安に思うのも無理ないよ、自分も不安よ、なにしろあの国と戦って勝った国は歴史上存在しないからね、だが、日本の古の人も言ったじゃない。『たけきものもついには滅びぬ』ってね、諸行無常よ、強いものはいつまでも強いとは限らないよ」 キム曹長は半ば自分に言い聞かせるようにして言った。 「お嬢ちゃんの任務は、そんな決死の覚悟で戦う兵士たちの心と身体の支えになることよ、部隊と一緒に戦地を移動してね、なにしろ男は死の恐怖に晒されると猛然とセックスしたくなるものよ、種としての本能が出るのよ、ほんの一昔前なら、戦争で戦う男たちの近くに必ず娼婦たちがいたものだが、今は女はほとんどいなくなってしまったからね、だからお嬢ちゃんたちの出番と言うわけよ、だから危険な任務というのは、米軍の攻撃を受ける可能性の中で、部隊と行動を共にして兵士たちの娼婦として働くことよ」 それで合点がいった。 結局、あのまま刑務所に残って政府直営の公娼宿に送られても、この部隊で働いてもすることは同じだった。 娼婦として両足の間にペニスを受け入れること。 ただそれだけしかなかった。 ジェード・コネクション672 摩火 - 2007/02/04 06:11 - 唯一の違いは、戦地に赴くことで、1年間で娑婆に出られることだった。 死ぬかもしれない可能性を除いては・・・・ 司はため息をついた。 自分が考えていた任務とは違ったからだった。 唯一の慰めはここにれいながいることだった。 れいなと一緒なら死ぬことも怖くなかった。 はやくれいなと会いたかった。 「じゃあ、お嬢ちゃん、一緒に働く仲間たちの顔合わせは今日の夜にして、早速働いてもらうよ、今日は非番の兵士が多くてね、今いる5人の女の子たちだけじゃ夜までにさばききれないからね」 キム曹長の言葉に、司は頷くばかりだった。 59.浅茅19 浅茅はシャワーを浴びていた。 ハッサン達が自分の身体の中に放った精液がまだまだ止めどもなく股間から流れてくる。 一体、どのくらい出されたのだろうか。 だが浅茅は嬉しかった。 ジェード・コネクション672 摩火 - 2007/02/04 06:11 - 唯一の違いは、戦地に赴くことで、1年間で娑婆に出られることだった。 死ぬかもしれない可能性を除いては・・・・ 司はため息をついた。 自分が考えていた任務とは違ったからだった。 唯一の慰めはここにれいながいることだった。 れいなと一緒なら死ぬことも怖くなかった。 はやくれいなと会いたかった。 「じゃあ、お嬢ちゃん、一緒に働く仲間たちの顔合わせは今日の夜にして、早速働いてもらうよ、今日は非番の兵士が多くてね、今いる5人の女の子たちだけじゃ夜までにさばききれないからね」 キム曹長の言葉に、司は頷くばかりだった。 59.浅茅19 浅茅はシャワーを浴びていた。 ハッサン達が自分の身体の中に放った精液がまだまだ止めどもなく股間から流れてくる。 一体、どのくらい出されたのだろうか。 だが浅茅は嬉しかった。 ジェード・コネクション673 摩火 - 2007/02/05 21:57 - 兵士たちに何度も何度も輪姦(まわ)されたにも関わらず嬉しかった。 男たちが自分の美しい体に欲情し、群がり、何度でも求めてくることが嬉しかった。 そして何よりも自分の身体で口の利けないハッサンが、初めて男らしい自信を取り戻したのだ。 男の人に尽くす喜びというものが本当にあるんだと浅茅はつくづく実感していた。 シャワーを浴びながら、浅茅は自分のラビアの中を丁寧に洗い流した。 男と寝たという痕跡をすっかりと無くしてしまわなければ、アッサドに感づかれてしまう。 アッサドとは一度も寝たことはなかったが、今回のクーデターのかたがつけばアッサドはすぐにでも自分の身体を求めてくるに違いなかった。 時の権力者に逆らえばどうなるかぐらい浅茅にはよく判っていた。 だが、身体が男を求めるのだ。 身体が呼吸するのと同じくらいに、浅茅は自然に男を求めていた。 自分を求めてくる男たちに、この身を与え、好きなようにいじりまわして欲しかった。 ラビアを洗いながらもその手は輪姦されたときのことを思い出し、いつの間にかオナニーを始めていた。 「あふっんっ、ああんっ」 その形のいい唇から悩ましく切なげな声が漏れ始める。 浅ましかった。自分でも浅ましいと思った。 ジェード・コネクション674 摩火 - 2007/02/06 05:17 - かつての敏腕なる新聞記者が、今では男達の身体を求める淫乱な女に成り下がってしまっているのだ。 色とりどりの派手でスケスケの下着を着て、身体の線も露になるようなチャラチャラしたドレスを着て男に科を作り、その歓心を買おうとばかり考えているのだ。 かつての社会的正義感に燃え、ペン一本で社会悪と戦おうとした自分は一体どこへ行ってしまったのだろうか。 浅茅の脳裏にそんな思いがちらっと掠めた。 浅茅は自分の乳首を指で摘んだ。 たちまちとそこは硬くつんと尖ってくる。 そして同時になんとも言えない気持ちよい快感を感じてしまう。 「はあ〜んっ」 またもや悩ましい女の声が浅茅の口から出てくる。 その指使いはソフトで女らしい優しいタッチだった。 それはバストの形を崩さないようにとの配慮が働いている動きだった。 そう、浅茅はもうすっかり女性としての自分を受け入れ、むしろそれを楽しんでいるのだ。 ジェード・コネクション675 摩火 - 2007/02/07 05:01 - 今では男だったときの自分のがどこか遠くへ行ってしまった他人のように感じられる。 浅茅の指が1本、2本とそのスリットの中に差し込まれた。 そこは本物の女性のように自然に湧き出る愛液でぬるぬるになっている。 その感触がたまらなく気持ちよかった。 スリットの先端の合わせ目にある小さなお豆もまた気持ちよかった。 完全に女性としてのエッチを楽しめる身体に浅茅は十分に満足していた。 ただ一つ残念なことは、自分の胎内に子宮と卵巣がないことだった。 それさえあれば、可愛い赤ちゃんが生めるのに・・・ 浅茅は心底子宮と卵巣が欲しいと思った。 自分の膣に入れられたペニスから発射された精液のなかの精子が、子宮の中を泳ぎ卵子と結合する。 かつて男であった自分がそれにより妊娠して赤ちゃんを出産してしまう。 その空想は浅茅の性的興奮を誘った。 ジェード・コネクション676 摩火 - 2007/02/08 05:09 - ・ ・・ああ、子宮と卵巣が欲しい、毎月生理が訪れて、妊娠できる本物の女になりたい・・・ 浅茅は自分の柔らかく敏感なスリットを指でこすりながらそう思った。 ・ ・・こんなところで一人エッチしているなんて恥ずかしい・・・ 浅茅の指が名残惜しそうにその蜜壷とふくよかな双球から離れていった。 浅茅は丹念に全身を洗うとバスルを身体に巻いた。 勿論胸のところでバスタオルを結ぶ女性特有の巻き方だ。 長く、ウェーブがかかった髪にもタオルを巻いている。 湯上りの女性は自由分に美しい。 浅茅もその例に漏れず、女性らしい美しさを十分に発散していた。 浅茅はその姿のままクローゼットに向かった。 そこには色とりどりの美しいドレスやランジェリーが置かれている。 そこは浅茅にとって心ときめく秘密の花園のような場所だった。 フェミニンで可愛らしいドレスや男心を誘うような身体の線がくっきりと出るようなワンピースなど、今では入手困難な女性用の服を、浅茅はスルタンにねだって入手していた。 ジェード・コネクション677 摩火 - 2007/02/09 06:52 - 女らしい服を着ると、自分がどんどん女らしくなっていくような気がして、浅茅は毎日何回も着替えを楽しんでいた。 このドレス類は浅茅にとって何よりも大切な宝物になっていた。 どれにしようかとさんざん楽しい時間を過ごしながらも浅茅はライトグリーンのランジェリーを身に付け始めた。 本当はお気に入りのベビードールネグリジェを着て部屋でゆっくりとくつろぎたいところだったのだが、まだ夜にもなっていない。 それにクーデターのためにこのハーレムの出入り口を何人もの兵士が見張っていた。 普通のドレスで我慢するしかなかった。 結局、浅茅はシフォンのライトグリーンのフェミニンなワンピースを着ることにした。 大きな姿見で見ると、きゅっと締まったウェストと大きな流れるようなヒップラインがとても女らしかった。 またもや外がざわざわと騒がしくなっている。 浅茅はその物音に気が付き、カーテンを少し開けて窓から中庭を見下ろした。 ジェード・コネクション678 摩火 - 2007/02/10 05:22 - 1台のジープの周りを、10人くらいの兵士が取り囲み大声で話しているのが聞こえる。 その様子からするとかなり殺気立っているようだ。 アッサドのクーデターが失敗したのだろうか。 浅茅は不安な面持ちで兵士たちの挙動を見守った。 少なくてもアッサドが権力を握っている限り浅茅に危害が及ぶことはない。 だがそのアッサドのクーデターが失敗したとなると、浅茅を庇護してくれる者はいなくなってしまう。 浅茅がそう思っていると、2人の将校らしき兵士が急ぎ足で建物の中に入ってくるのが見えた。 そしてほどなくして浅茅の部屋の外からその将校の呼びかける声が聞こえてきた。 「失礼します。アッサド殿のご命令です。絵美殿は直ちに我々と一緒にご同行いただきたい」 丁寧ではあっても、うむを言わせぬ口調だった。 「一緒に・・・って、一体どこへ」 浅茅の不安が更に大きくなる。 先ほどの兵士たちとの乱交がもうアッサドの耳に入ったのだろうか。 ジェード・コネクション679 摩火 - 2007/02/11 05:58 - 「空港です。我々はそこから脱出します。アッサド殿は是が非でも絵美殿をお連れしろとのこと、もはや一刻の猶予もありません、あと3分以内にこの建物を出て空港に向かうのです」 将校の言葉にはいらだちが隠されているようだった。 「では、クーデターは失敗したのですね」 念を押すように浅茅は将校に訊いた。 「そうです。今やイスラムの宗教指導者の一人であるナミブ師が権力を掌握しつつあります。その結果、スルタンの処刑の現場に立ち会ったあなたももはや無事ではいられないでしょう。生き延びる唯一のチャンスはアッサド殿と行動を共にすることです」 将校の言うことはもっともだった。 回教の宗教的指導者の戒律に峻厳なことはあちらこちらで耳にしている。 特にナミブ師は反スルタン勢力の象徴的存在だった。 そのナミブ師が権力を握れば、浅茅の運命などは風雲の灯火といってもいいだろう。 浅茅は決心した。 「判りました、ご一緒します。でも、服は・・・持って行きたい服など荷造りしたいのですが」 浅茅はクローゼットに置いてあるお気に入りの色とりどりのドレスや下着のことを考えた。 ジェード・コネクション680 摩火 - 2007/02/12 05:09 - あれを置いていくのはとても心残りだった。 「だめです、そんな時間はないのです。本当に1分1秒が問題なのです。そのまま我々と一緒に来て下さい。」 将校はこれだから女って奴は・・・というような顔つきで浅茅に近づいてきた。 「あっ、待って、せめてお化粧品だけでも・・・」 最後まで言えなかった。 将校は浅茅の手首を掴むと無理やりに引っ張り始めた。 「きゃっぁ〜」 思わず黄色い悲鳴が浅茅の口から出た。 2人の将校はそのような悲鳴をあげる浅茅に構わずに軽がるとその身体を抱えると出口に向かった。 浅茅は暫くその屈強な腕から逃れようともがいた。 しかし、じきにその試みをあきらめた。 筋肉がすっかりなくなった女の力ではとうてい逃れることは無理だったからだ。 それよりも浅茅は自分のスカートがめくれて、下着が見えていないかを心配し始めた。 だがそんな浅茅の心配をよそに、2人の将校は玄関まで一気に駆け下りると、止めてあったジープに浅茅をほおりこんだ。 ジェード・コネクション681 摩火 - 2007/02/13 05:09 - そして運転席に乗り込むと急発進でジープを発車させる。 キキッキッィィィ ド派手な音を立て、ジープはスルタンのハーレムを弾丸のように飛び出した。 「きゃっ」 後ろの座席では浅茅があちらこちらに身体をぶつけ、悲鳴をあげた。 「手荒な扱いをお許し下さい絵美殿、こうしている間にもナミブ師の手のものが飛行場まで迫っているのです。アッサド殿は絵美殿が来るまで離陸を禁じています。しかし、搭乗する機体が攻撃されればやむなく離陸せざるをえないのです。」 将校は自分の非礼を謝るかのように運転しながら浅茅に説明した。 道路は他の車が皆無だった。 クーデターのせいで、外に出ている市民など誰もいないのだ。 だが放送局のほうから断続的な爆発音と黒煙が上がるのを浅茅は見た。 市内のあちらこちらからもパンパーンという銃撃音が聞こえてくる。 市内全域で市街戦が行われているのだ。 戦地に独特の、重苦しくもピンと張り詰めた空気があたりに漂っている。 ジェード・コネクション682 摩火 - 2007/02/14 05:11 - ジャーナリストだった浅茅にはその何ともいえぬ感覚を敏感に感じ取ることができた。 「検問だ、突破します。座席に身を伏せて!」 将校が後部座席の浅茅に怒鳴った。 その声にビクッとなりながらも、浅茅は素早く身体を伏せる。 スカートがめくれて、下着が露になっているが、それを直している余裕などない。 車が一気に加速し、応急の検問所に作られた木のバーに激突し突破した。 次の瞬間、後ろから小銃の玉がパラパラとジープめがけて飛んでくる。 カンカーンと身の毛もよだつような音を立てて弾丸がジープに当たるのが判った。 だが銃撃はそこまでだった。 車はとりあえずの危機を脱出し、ますますスピードを上げて空港へ続く道路を疾走した。 市街地を抜けるとほどなく前方に滑走路が見えてきた。 国際線の空港として使われていただけあって、かなり広大な飛行場だった。 だが、フェンスのあちらこちらに穴が開いている。 中にはフェンスごと倒れて、車が通過できそうなところもあった。 ジェード・コネクション683 摩火 - 2007/02/15 04:52 - 今回のクーデターで破壊されたのではなく、パンドラ・ウィルスの蔓延による社会的混乱の中で破壊されたものだった。 「近道します」 将校はジープを倒壊しているフェンスの穴めがけてハンドルを切った。 ガタガタと一瞬ジープが大きくゆれ、それから車は飛行場の平らな道を更にスピードを上げて疾走する。 遥か遠くに駐機している3機ほどの旅客機と管制塔が見えている。 「しまった、追跡されている」 助手席に乗っているもう一人の将校が後ろを振り返りながら言った。 その言葉に、浅茅も首を傾けて後ろを伺う。 確かに、2台の軍用ジープが300メートルくらい離れてこちらの後をつけているようだった。 助手席の将校が拳銃を取り出した。 しかし、距離が離れすぎていて発砲にまでは至らない。 そして後方の追跡しているシープからはチカチカと小銃の発射光が見えた。 「伏せて、伏せていて下さい」 ジェード・コネクション684 摩火 - 2007/02/16 04:51 - 将校は浅茅にそう命令すると、アクセルを目いっぱい踏み込んだ。 車の性能はこちらのほうがいいのだろう、派手な土ぼこりを上げながら徐々に発砲するジープとの距離が開いていく。 だが、小銃の弾丸はひゅんひゅんとうなりを上げながらジープを掠め、そのうちの何発かはウィンドウに丸い小さな穴を開けた。 浅茅は生きた心地がしなかった。 後部座席のソファは弾丸を避けるにはとても頼りないように思え、床にはいつくばる。 駐機しているジャンボジェット機がどんどんと近づいてきた。 飛行機のドアにタラップがかけられ、複数の兵士が銃を構えているのが見えた。 将校はジープを派手にドリフトさせながら、急ブレーキをかける。 キキッーッ 物凄い音を立ててジープはスピンしながらも急停車をした。 「きゃっぁーっ」 またもや浅茅が女らしい悲鳴をあげる。 ジェード・コネクション685 摩火 - 2007/02/17 05:42 - 運がいいのか、将校の運転技術が優れているのか、車が止まったのはタラップの目の前だった。 「後ろのジープを撃て!」 将校が大声で銃を構えている兵士に命じた。 タタタタンッパパパパン タラップ付近の兵士たちの小銃が一斉に迫ってくるジープに向け火を噴いた。 「さあ、早く、早く、機内へ」 運転席を飛び出した将校が後部の床に伏せている浅茅の腕を掴み抱き起こした。 そして将校の手で、車外に出されたものの、浅茅は膝がガクガクして腰が抜けたようになってしまっている。 とてもまともに歩けるような状態ではなかった。 襲撃してきたジープは、タラップ側の兵士たちの銃撃を避けるように遠くから飛行機に向かって撃ち始めた。 もう一刻の猶予もなかった。 将校は浅茅の身体をお姫様抱っこするように抱えると一気にタラップを駆け上がる。 その逞しい腕の中で、浅茅は思わずずその将校の首筋にしがみついた。 ジェード・コネクション686 摩火 - 2007/02/18 06:02 - 浅茅の体臭が・・・フェロモンがその将校の鼻に届いたのだろう、浅茅は抱きかかえられる自分のお尻に何か堅いものがムクムクッと押し付けられるのを感じた。 ・ ・・いやだ、この人、わたしを抱きかかえながら大きくなっている・・・ 緊急の場にもかかわらず、浅茅は赤面した。 いやそれだけではない、男のシンボルが大きくなって尻にあたっているのを感じたとたんに、自分自身の身体の中からもジュクッと愛液が染み出してくるのを感じた。 ・ ・・いやだ、わたしも濡れている・・・ そう感じると、将校の逞しい胸に触れている自分の乳房もことさら敏感になってくるのだ。 ・ ・・あんっ、このまま入れて欲しい・・・ 浅茅は密かにそう思った。 だが、いまのこの状況ではセックスなど望むべくもない。 将校は浅茅を抱きかかえながら最後の1段を飛び上がった。 それと同時にジャンボ機のエンジンのうなり声が一段と大きくなる。 そして浅茅を抱えた将校が機内に飛び込むや否や、待ちかねたようにジャンボ機はスルスルと駐機場から動き始めた。 ジェード・コネクション687 摩火 - 2007/02/19 22:00 - その様子に、地上に残って銃撃をしていた兵士たちが慌ててタラップに登ろうとしているのが見えた。 だが、動き出したジャンボ機のドアは無常にもばたんと閉められ、一層の轟音の中、飛行機はグングンと速度を上げていく。 地上に取り残された数名の兵士が恨めしげな顔で遠くなるジャンボ機を見つめていた。 離陸を開始したジャンボ機はの床で、将校に抱きかかえられながらも浅茅はそのエンジンの金属的な轟音を聞いていた。 そしてほどなくしてフワッと浮いたような感覚があり、機体はどんどんと上昇を開始したようだった。 「もう大丈夫です。奥方様」 将校は浅茅の耳元でそう囁いた。 その言葉の優しさに浅茅の心はまたくらっと蕩けそうになる。 浅茅は周りを数名のアッサドの取り巻き連中が囲んでいるのに気が付いた。 いつまでも将校の首筋にしがみついているわけにもいかなかった。 「あ、ありがとう、もう大丈夫です」 そう言いながらも浅茅は名残惜しそうに将校の首に回していた腕を振り解き立ち上がった。 ジェード・コネクション688 摩火 - 2007/02/20 05:15 - 「ささ、どうぞこちらへ、奥方様」 取り巻きの一人が浅茅を機内前部のファーストクラスへと促した。 ジャンボ機はまだ少しずつ上昇を続けていたが、床が傾いて歩けないほどではない。 程なくジャンボ機があまり上昇しない訳が判った。 先ほどのジープからの銃撃で、機体に幾つかの穴が開いているのだ。 特に気密構造になっている客室に銃弾の小さな穴が穿たれている。 このまま空気が薄い上空まで上昇すると、機内の与圧が保たれないのだ。 何人もの兵士たちがその銃弾の穴を探し間に合わせの補填材でシールドしている。 このシールドが終わり、高度3万フィート程度まで上昇しなければ燃料の消費率がひどく悪くなり目的地まで飛行することができないのだ。 ファーストクラスの座席にはアッサドが居た。 一時は国の権力を掌握し、国王になれたと思ったのもつかの間、別の反対勢力により国外に逃亡することを余儀なくされたのだ。 だがアッサドは落ち込んでいる様子はなかった。 ジェード・コネクション689 摩火 - 2007/02/21 05:19 - 「ああ、絵美、無事だったか。」 アッサドは嬉しそうに微笑むと自分の隣の席に座るように身振りで浅茅に示した。 その指示に浅茅は大人しく従う。 ファーストクラスなので、席は大きく前の空間もゆったりとしている。 浅茅はミニスカートから伸びる長い美しい足を女らしく揃えて座った。 この足の美しさは浅茅の自慢の一つだった。 その浅茅の足をアッサドはチラチラと見ている。 「今回は惜しかった。もう少しで、もう少しでスルタンの地位を完全に奪えたのだが、ナミブについた兵士も多かったのだ。あと500人兵士がいれば、こちらの勝利だったのだ」 隣に座った浅茅を前にアッサドが愚痴をこぼした。 そうしながら座席の肘掛に置かれた浅茅の手を包み込むように上から握った。 大きな手だった。 元男の浅茅の手は決して小さいとはいえないが、その手をすっぽりと包み込む逞しい手だった。 ・・・ああ、やっぱりこの人と寝ることになるのね・・・ 浅茅はそう思った。 アッサドと国外に亡命すると決意した時からそれは判っていたことだった。 ジェード・コネクション690 摩火 - 2007/02/22 04:54 - そしてこうして面と向かい、手を握られるとそれが現実のものとしてひしひしと感じられるのだ。 女性化してからというもの、浅茅は男性に身体を求められるとあまり抵抗なくずるずると肉体関係を持ってしまう傾向があった。 今回もその例にもれなかった。 アッサドは自分を拉致し、愛していたワタナベ軍曹との仲を引き裂いた張本人だった。 しかし、それにもかかわらず浅茅はアッサドに足を開いてしまおうというのだ。 浅茅は自分の心が判らなかった。 これでは淫乱な尻軽女そのものだった。 蝶のようにヒラヒラと舞っては男から男へ移り、蜜を吸うように男から精液を注入される。 だが、求められればどうしようもなく熱くなってしまい、抵抗することができないのだ。 現に今、アッサドの手が浅茅の太腿の上に置かれたとたんに浅茅は自分の股間が熱く濡れてくるのを感じた。 反射的に身体が求めてしまうのだ。 アッサドの手は腿に置かれただけではない。 その手は浅茅のミニスカートを割ってその中に入り込もうとしていた。 ジェード・コネクション691 摩火 - 2007/02/23 04:47 - 「お願いです。お止めになってください。人の目があります」 浅茅はアッサドの破廉恥な行為を止めようと、ファーストクラスの室内にいるアッサドの取り巻き連中のことを引き合いに出して言った。 だがその言葉はかえってアッサドに好機を与えたようなものだった。 「そうか、恥ずかしいのか。人の目がなければいいのだな」 アッサドはなおもスカートの中に手を進入させながら浅茅に言った。 そして大声で室内の側近たちに告げた。 「諸君、私はこの絵美と重大な話がある。呼ぶまでこの室内から出ていなさい」 側近たちは顔を見合わせた。 そして訳知り顔でぞろぞろとファーストクラスから後部座席へと移動を始めた。 当然、重大な話とはどのような行為なのかを全員が理解しているようだった。 「よし、これで人払いができた。絵美、お前のことは最初に会ったときから私のものにしたいと思い焦がれていたのだ」 側近がいなくなったせいか、アッサドは更に大胆に浅茅を引き寄せた。 ジェード・コネクション692 摩火 - 2007/02/24 05:51 - スカートの中の手は既にパンティの股間部に到達し、その上から浅茅のスリットに沿って指を這わせている。 「絵美、私は国を追われた。クーデターは失敗に終わった。だが、その時のことも考え、スルタンの莫大な財宝をこの機内に積んでいる。この財宝だけでも国家が買える位の価値があるのだ」 アッサドは浅茅の首筋にキスを始めた。 「あっ、アッサド様、お止め下さい。このような機内で・・・」 浅茅は弱々しく抵抗した。 「いいではないか、絵美は新しい私の王国で后となるのだ。この機は今アメリカに向かっている」 ジャンボ機の向かっている先がアメリカだという言葉に浅茅は驚いた。 「アメリカ?」 「そう、アメリカだ。アメリカはパンドラ・ウィルスの発現以来国家としての機能はどんどん衰退していっている。日本や中国のように強制性転換法を合法化できなかったせいで、国内は混乱し犯罪や暴動が多発し、地方の諸都市では無法地帯が増加していると聞く、我々はそこを占領し新たなイスラム国家を築くのだ。そして大量の性転換美女を生産する。その性転換美女とセックスしたり結婚したいと望むアメリカ人はイスラム教に改宗しなければならぬようにするのだ」 ジェード・コネクション693 摩火 - 2007/02/25 06:12 - アッサドはそう言いながらも浅茅の乳房を服の上から揉み始めた。 「ああんっ」 早くも浅茅の口から切なげなため息が漏れ始める。 「私はその地に王として、そしてお前は第一妃として君臨するのだ。どうだ、絵美、とてもいい話ではないか。ネックレスもドレスも好きなだけ買ってやろう。贅沢三昧の生活をさせてやる。お前は常に美しく女らしくして私にかしずいていればよいのだ」 アッサドの手が浅茅のパンティーにまで進入してきた。 そしてその敏感なる谷間の中に躊躇いもなく指先が進入してくる。 もうこうなると浅茅は抵抗のしようもなく体中がぐねぐねになってしまう。 身体全体が性感帯の塊になってしまい、足先ひとつ触られただけでも鋭い快感が身体全体を駆け巡るのだ。 「ああんっ、あんっ、い、いいっ、素敵・・・あんっ」 セックスを重ねる度に、男の人に身体を触られる度にどんどんとよがり声を上げ始める時間が短くなっているようだった。 浅茅の身体は、今ではいわゆる開発された状態になっているのだ。 ジェード・コネクション694 摩火 - 2007/02/26 05:16 - だが、アッサドにはそのよがり声と身もだえが妃になることの承諾と受け取ったようだった 「そうかそうか、承諾してくれるのか、よしよし、これから一生うんと可愛がってやるぞ」 アッサドは浅茅のすっかりと濡れそぼったパンティーを脱がしにかかった。 すっかりとホットな状態になっている浅茅は座席から腰を浮かせてそれに協力する。 別にアッサドを好きなわけではない。 だがセックスを求められればどうしようもく身体が反応し、男の器官を受け入れてしまうのだ。 浅茅の白い絹のパンティーが片足だけ抜き取られた状態で足首に丸まっていた。 それはとてもエロチックな光景だった。 そして浅茅はといえば、自分がパンティーを脱がされた姿にさらに興奮する始末だった。 無防備になった浅茅の股間は愛液ですっかりぐちゅぐちゅになってしまっている。 その愛液に浅茅のフェロモンが反応したのだろうか、その女体からは更に淫らな男を引き付ける濃密な香りが立ち込めているかのようだった。 アッサドはいっそう硬くピンピンとたった陽根を自分のズボンから取り出した。 「ああ、絵美、お前はいい女だ。これまでの人生の中で私のペニスをこれほどまでに硬く勃起させた女はいなかった」 ジェード・コネクション695 摩火 - 2007/02/27 05:04 - アッサドはうわごとのように言いながら浅茅の身体を後ろから持ち上げた。 そして座席に座ると、後ろ向きのままのあさじの身体を自分の上に下ろし始める。 いわゆる後背座位の一つである手がけの形だった。 アッサドのペニスが自分の胎内に肉の谷間を掻き分けてゆっくりと入ってくる感覚に浅茅は身も世もなく乱れ狂った。 とても気持ちが良かった。 信じられないくらいに気持ちが良かった。 そして浅茅はは自分の体重でアッサドと深く深く結合しているのだ。 男の男根が深く、固く自分の中に打ち込まれている感覚は言葉では表現できないくらいに素晴らしい快感だった。 アッサドがゆっくりと浅茅の身体を上下に動かし始めた。 女性化して以来、すっかり軽くなってしまったとはいえ浅茅の体重は50キロはある。 その浅茅の太腿の下に手を入れて上下に動かしているのだ。 更なる快感が浅茅を襲った。 「絵美、腰を持ち上げて前の壁に両手をつくんだ」 アッサドが命令した。 ジェード・コネクション696 摩火 - 2007/02/28 05:03 - 機内の一番前に座っていることを利用して立位の後背位に移ろうとしているのだ。 「は、はい」 浅茅は自分の体位を男に命令されるのが嬉しかった。 しおらしく、命じられるままに浅茅は立ち上がり、前の壁に手を付いてお尻を後ろにぐぐっと突き出す。 腰の括れが見事だった。 白いむき出しのお尻が素晴らしかった。 そして何よりも誘い込むように開かれた雌特有の器官がぬめぬめと光り、アッサドを魅了した。 それは男根を入れてもらうだけに作られた器官だった。 赤ちゃんを産むわけではなく、生理の経血を流すわけでもない器官だった。 その恥ずかしすぎるくらいに淫靡な器官がかすかに前後に揺れながらアッサドの雄の器官が挿入されてくるのを待っているのだ。 壁に手をつき、上体を反らしながら浅茅は早く入れてというような眼差しでアッサドを振り返った。 この誘惑に耐えられる男はいるはずもなかった。 アッサドは夏の灯篭に吸い寄せられる蛾のごとくフラフラと浅茅の白い双球に己の腰を近づけた。 ジェード・コネクション697 摩火 - 2007/03/01 04:58 - そしてピンと起立したペニスを持つと、挿入されるのを待ちわびている秘腔にゆっくりと差し込む。 「はあんっ、はあんっ」 浅茅は挿入の快感に耐え切れずまたもやよがり声をあげた。 「ああんっ、い、いいわ、いいわ、とっても気持ちいい」 浅茅はうわごとのように繰り返した。 「絵美、私ののチンポも気持ちいい、お前の中は作り物とは思えないくらい気持ちいいぜ」 アッサドはそう言いながら腰を前後にグラインドさせた。 だが、その動きは徐々に激しさを増してくる。 「あっあっあっあっあっあっあっ」 ピストン運動のせいで浅茅の口から連続的に声が漏れる。 アッサドの腰の動きの激しさは、まるで今この場で全ての雄の快楽をむさぼりつくしてやろうとでもいうかのようだった。 「すごいっ、ああっ、す、すごいっ、ああっ、いいっ、すごいっ」 浅茅のセリフはこれまでに浅茅と寝た女たちが口にしていた言葉だった。 その言葉が今は何のためらいもなく素直に出てくるのだ。 そして、その言葉は更に男を奮い立たせる睦言そのものだった。 ジェード・コネクション698 摩火 - 2007/03/02 05:06 - だが、その言葉はまた自分自身の快感を一層引き立たせる効果も持っていた。 浅茅は熱い快感の塊がどんどんと身体全体を包みこみ、更に巨大になって来るのを感じた。 「ああんっ、もう、もう、行きそう、いっちゃっていい?いっちゃっていい?」 浅茅は男にアクメに達するお許しを懇願した。 自分だけがいくのではなく、アッサドにも一緒にいって欲しかった。 そうすることで男に自分が征服され、男のものになったと感じることができるのだ。 「だめだ、まだだめだ。もっともっと絵美の身体を味わいつくしたい」 アッサドは腰の動きをぴたっと止めた。 もっとも、止めなければすぐにでも射精してしまうところだったのだ。 「ああんっ・・・」 達する寸前にいくのを止められて浅茅は不満そうなうめき声を漏らした。 だが、そう思ったのもつかの間だった。 浅茅の腰が持ち上げられ、今度は座席に座らせられる。 それから座席のリクライニングシートが目いっぱい倒された。 ジェード・コネクション699 摩火 - 2007/03/03 16:55 - ・ ・・今度は正上位ね・・・ そう思った浅茅だったが、アッサドはより深い結合を望んでいた。 とにかく自分のチンポの全てを浅茅の女性器にぶちこみたかったのだ。 アッサドは浅茅の足首を自分の肩にかけた。 その状態でペニスを浅茅の女性器の中に思いっきり深く突き入れる。 「はあんっ、あんっ」 たちまち浅茅の顔が快楽のために大きくゆがんだ。 先ほどの座位も深く結合していたが、今度の屈曲位もそれ以上に深い結合をもたらせた。 浅茅の身体は大きくくの字型になっていた。 男だったときには考えられないくらいに浅茅の身体はしなやかに折れ曲がり、男の身体の下敷きになっている。 だが、窮屈だとか重いという感覚はまったくなかった。 むしろ男の人に犯され征服されまくるという快楽しか感じなかった。 目を開けると、しっかりと自分の女性器に食い込んでいるアッサドのペニスが見える。 それが更に征服されているという現実を浅茅に与えていた。 ジェード・コネクション700 摩火 - 2007/03/04 03:30 - アッサドは腰をクイクイ動かし、天井に向けて開け放たれた浅茅の女性器を攻めてくる。 「い、いいっ、ああんっ、いいっ、いいっ、ああんっ」 先ほどよりももう一段激しい快感が浅茅の身体を駆け巡った。 アッサドはテクニックも持続力もこれまでに浅茅が経験したことがないくらいに長けていた。 このテクニックの前では、いかされない女など皆無に違いない。 時には浅く、時には深くアッサドに貫かれ、変幻自在に膣の中の突かれる位置を変えられるのだ。 そして浅茅が特に身もだえが激しくなるポイントを発見するや否や、アッサドはそこを重点に攻めてくる。 それまで自分でも気付かなかったような膣の奥深くのスポットに浅茅は限界まで乱れまくった。 その連続するエクスタシーの快感の前に、意識などとうの昔に軽く吹き飛んでいた。 意識がついていかないのだ。 それはまるで快感で脳みそが焼き尽くされてしまったかのような感覚だった。 急に大人しくなった浅茅の状態をアッサドも気が付いていた。 「よしよし、失神でもしたか、だがもっともっと気持ちよくさせてやるぞ。ほらほら、失心していてもこうしてペニス突き入れていると意識がないまま何度でも何度でも達してしまう。そして絵美はその快感の虜になってしまい、私から離れられなくなってしまうのだ」 ジェード・コネクション701 摩火 - 2007/03/05 05:00 - アッサドは失神してしまった浅茅に対し、まるで催眠術にかけるかのように言い聞かせながら腰の動きを止めようとしなかった。 そして浅茅はといえば、アッサドの言葉通り、失神していてもその快感は持続しているらしく、身体のあちらこちらをビクッビクッと動かしている。 身体が勝手に何度も何度もいってしまっているのだ。 「ほらほら、絵美、どうだ、もう10回以上はいってしまったのではないかな、だが、これ以上続けるとお前の精神が狂ってしまう可能性がある。そろそろお前の身体の中に射精して終わりにしてやろう」 アッサドはそういいながら身体をぐぐうっと前に押し出した。 足をアッサドの肩にかけている浅茅の身体が、さらに限界まで折れ曲がる。 アッサドのペニスが根本まで完全に打ち込まれたのだ。 その深い結合の状態で、アッサドは更に大きく腰をひねるように動かした。 「あああああっっ」 失神しているはずの浅茅の口から掠れたようなあえぎ声が漏れた。 「よし、いくぞっ、いくぞっ、絵美、私の精液をお前の身体の一番奥深くに打ち込んでやるぞ」 ジェード・コネクション702 摩火 - 2007/03/06 05:01 - アッサドは腰の動きを一段と大きくした、そして次の瞬間その動きが鈍くなった。 発射する寸前なのだ。 「ああっ、出るぞ、出るぞ、出るぞ、出たぁぁぁぁ」 アッサドは獣のように吼えた。 そして自分のペニスから大量の精液がドクドクッと奔流のようにほとばしる感覚に打ち震えた。 気持ちよかった。 これまでのどの女にセックスした時よりも気持ちよかった。 それは自分がこれまで恋焦がれ、主人たるスルタンを殺してまで手に入れた美女ということも快感を倍増させた。 男は困難な目標を攻略したときに深い満足感を得るものなのだ。 たとえ元男とはいえ、浅茅は世界最高の美女に匹敵するくらいの不思議な女らしい魅力を持っていた。 浅茅の姿を見るにつけ、犯したい、その身体をもてあそびたっぷりと喜悦の声をあげさせたいという衝動がこみ上げてくるのだ。 アッサドはその思いをたった今遂げたにもかかわらず、また浅茅の身体を使いたいとの衝動が来るのを感じた。 「まだだ、可愛いい絵美が失神から覚めたらもう一度やってやろう」 ジェード・コネクション703 摩火 - 2007/03/07 04:58 - アッサドは自分に言い聞かせるようにして浅茅のヴァギナから自分のペニスをズルズルッと引き出した。 そのペニスは浅茅の愛液と自分の精液まみれになっている。 普段ならセックス直後のペニスは相手した女性がティッシュで綺麗にすることになっている。 だが今の絵美は足を大きく開き、身体を折り曲げられ女性器を天井に向けたままのあられもない格好で忘我の彼方をさまよったままだった。 その股間の中心に穿たれた恥ずかしい穴にはアッサドの放った白い精液が見え隠れしている。 アッサドは仕方なくティッシュで自分のペニスに付いた精液の残滓を拭い取った。 「ううっんっ」 ようやく浅茅が我に返ったようだった。 「おお気が付いたか、なかなか良い感度だな、すっかり満喫させてもらったよ」 アッサドが声をかけたが、浅茅はまだ空ろな表情で思考力そのものが戻っていないかのようだった。 「どうした、絵美、まだ無我の境地をさ迷っているのか」 しかし、浅茅はまだボーッとしていた。 それも無理はない、アッサドのペニスに貫かれ10回以上もいってしまったのだ。 その快感の激しさがまだ余韻のように脳内を駆け巡り、意識が通常のレベルにまで戻っていないのだ。 ジェード・コネクション704 摩火 - 2007/03/08 05:06 - 浅茅はのろのろと屈曲させられていた身体を伸ばした。 とたんにタラタラとアッサドの精液が膣から流れ落ちてくる。 だが、立とうとして浅茅はヘナヘナと床に尻から崩れ落ちてしまった。 「ああんっ、た、立てない、立てないわ」 以前にもまして色っぽい女らしい声で浅茅は甘えるようにアッサドに言った。 濃密なセックスにより、浅茅は虚脱状態から抜け出せていないのだった。 「絵美、では2回戦と行こうか、今度は別な体位でな」 早くもアッサドのペニスは回復してしまったようだった。 その証拠に、またもやそのペニスは大きく固く起立している。 「ああっ、お許しを、もう身体がもちません」 弱々しく浅茅は言った。 だが、その言葉はどことなく嬉しげな響きがあったことも否めないものだった。 60.司5 潜水艦の中は狭かった。 ひどく狭く、人と人が密集していた。 今回のアメリカ本土進攻にあたり、中国当局は自分たちの持てる5隻のハン級原子力潜水艦を動員し、ミサイル庫を取り払って兵員や物資を最大限に搭載できるように改装していた。 ジェード・コネクション705 摩火 - 2007/03/09 05:13 - しかし、原潜とはいえその建造からすでに20年以上経っており、老朽化の感は否めない。 アメリカの水中聴音システムはすでに使われていないことは明らかだったため、原潜は高速で海中をアメリカ本土にむけ突き進んでいた。 かつては水中聴音システムは中国とロシアの潜水艦探知のために日本海をはじめとしたユーラシア大陸東岸に張り巡らされていた。 だが、今ではそのシステムを維持管理する米軍の組織が崩壊してしまっている。 太平洋艦隊司令部は一部を除き機能していないのだ。 だが、地上偵察衛星の機能はそこなわれていない可能性が高かった。 米本土では混乱が続き、音信普通になっている地方都市が多数存在していることはネットワークの傍受から伺い知ることができた。 国家や州の統制がきかなくなった地方ではギャングまがいの連中が徒党を組んで私設軍隊を組織し武装している。 まだ一部残っている米軍はその国内の私設軍隊と連日戦闘を繰り広げていた。 だが、それは希望のない戦いであることは間違いなかった。 いくら戦っても明日の希望が見えてこないのだ。 ジェード・コネクション706 摩火 - 2007/03/10 05:13 - たとえ目の前の私設軍隊を殲滅したとしても、守るべき国民は滅亡の途上にあった。 女性がいなければ子供も生まれず、子供がいなければアメリカ国家は滅亡するしかないのだ。 唯一の希望は科学者たちがパンドラウィルスの特効薬を開発してくれること。 しかし、合衆国大統領が国民に約束した3年以内の特効薬の開発はすでに空しい空約束事になってしまっていた。 X染色体に絡みつくように感染したパンドラウィルスのみを駆逐する試みは次から次へと失敗に終わっていた。 また、パンドラウィルスに感染しても生き残ったごく僅かの女性たちに共通するファクターもどうしても発見できないでした。 虚無的な空気がアメリカ全土を覆い、それから米本土のあちらこちらから大規模な暴動が起こった。 僅かに残った女性たちを我が物にしようとする暴徒たち、未来が見出せない絶望感から暴動に加わった男たち、そして愛する伴侶を失い、悲嘆にくれ、自殺する男たち。 アメリカは一気に崩壊への道程をたどっていた。 そして日本・韓国・中国の3国首脳部が心配するのはアメリカ本土に残された大量の核爆弾だった。 戦術核ならばまだいい。 被害の範囲が限定されるからだ。 本当に危ないのは戦略核だった。 ジェード・コネクション707 摩火 - 2007/03/11 04:49 - 数百メガトンクラスのそれを打ち込まれたら、恐らくたった一発で国家そのものが消滅してしまうに違いなかった。 そして益々絶望的な自己崩壊の道を突き進むアメリカが、いや、各施設を乗っ取ったどこかの集団がそれを使う可能性も否定できないのだ。 そして今、3個師団35000名の将兵を載せたハン級原子力潜水艦がアメリカ各地に点在するその核基地を無力化するためにアメリカ本土へと向かっているのだ。 司はれいなや仲間の女たちとひとかたまりになって狭いベッドに横たわっていた。 原潜の中は快適とは言いがたかった。 高速で海中を航行しているため、船体がひっきりなしに揺れている。 それに最大出力にしているタービンの細かな振動がベッドを揺らしていた。 他の将兵たちもこの改造されたミサイル発射庫の臨時ベッドに横たわっていた。 アメリカ到着まで5日かかる予定だった。 これはかなりきつかった。 身体を動かすスペースがあまりないために船内のストレスはかなりのものがあった。 そのストレスを癒すためなのだろうか、司をはじめとする女たちがトイレに行こうとするたびに、男たちは反射的に遠慮なく彼女たちの身体にタッチしてくるのだった。 ジェード・コネクション708 摩火 - 2007/03/12 05:05 - 胸やお尻ならばまだしも、中には堂々と股間に手を伸ばしてくるあつかましい輩もいた。 だが、このせまい潜水艦の中では、それ以上の行為を求めてくる兵士はいなかった。 それもそうだ。 目の届く範囲に数百人からの戦友たちの目があるのだ。 ポルノ男優でもなければ、これだけの人の目の前でセックスなど出来るわけがなかった。 だが、ここに乗っている将兵はどれもこれも20代の若い男ばかりだった。 司は彼らがどんどんと「溜まっている」状態に達しつつあるのを肌で感じていた。 20代の男といえば、性欲が一番発達している時期だった。 本当ならば毎日のようにセックスしたいと思っている年代だった。 さして目の前にエロチックな肢体を持った娼婦がいるのだ。 「溜まらない」わけがなかった。 「どうする、れいなちゃん」 司はれいなに相談を持ちかけた。 このままで行けば、アメリカに着き慰安部を開設したとたんに大量の将兵が押し寄せるのは目に見えていた。 下手すると1日何百人も相手しなければならない。 しかしそんなことは不可能だった。 ジェード・コネクション709 摩火 - 2007/03/13 05:06 - 「このままでいくと、やばいかもよ」 真顔で司はれいなに言った。 「だって、15分で1人相手にするとして、1時間で4人でしょ、10時間で40人、寝ないで、トイレも食事もしないで相手したとして24時間で96人、もしそんなに相手したらあそこ確実に壊れてしまうよ」 司は自分の股間が真っ赤にはれ上がっている様を想像した。 娼婦の性に慣れてきたとはいえ、いくらなんでもそれは願い下げだった。 「そうよね、みんな溜まりに溜まってきつつあることはあたしも感づいていた。でもいくらなんでもここで商売するわけにはいかないでしょう」 司たち娼婦はベッドの上でひそひそと話し合った。 「やっぱり、下船したあとのこと考えると、この船内で手こきでもやってあげんのが一番いいんじゃない?シャワーないから本番や口でのフェラはちょっと勘弁って感じだけど」 結局、司たち慰安部の娼婦たちの出した結論は手こきだった。 だが、たかが手こきと言うなかれ。 手は口やヴァギナ以上にペニスに対する圧迫を微妙に変化させることができるのだ。 優しいソフトなタッチでペニスを包み込むことも、荒々しく強くペニスをしごくことも自由自在なのだ。 ジェード・コネクション710 摩火 - 2007/03/14 05:08 - 男にとって、柔らかな女性の手でマスをかいてもらうことが意外にいいものであることはあまり知られていない。 娼婦たちは早速準備にとりかかった。 もっとも準備といっても、自分たちのベッドの前の通路に折りたたみ椅子を置いただけにすぎない。 それからシーツをカーテン代わりにして簡単な目隠しを作った。 兵士たちにそこに腰掛けてもらいながら手こきを行おうというのだった。 これならば衆人環視の前でセックスするより抵抗感がない筈だった。 れいなが慰安部の責任者であるキム曹長を連れてきた。 自分たちで勝手に手こきを始めるわけにはいかない。 やはりそこは軍隊、何事にも許可が必要だった。 キム曹長は簡易慰安私設を一目見るなり目を丸くした。 「なんだお前たち、そんなに男のペニス触りたくてしょうがないのか、まあ無理もないだろう、毎日何十人もの生きのいい男に抱かれ貫かれているんだからな、身体が求めているんだな」 キム曹長は勝手な解釈をした。 司はそうではないことをキム曹長に説明しようとした。 だが曹長は司の言葉を聞く気がまったくなく、一人合点をはじめた。 ジェード・コネクション711 摩火 - 2007/03/15 05:13 - 「まったく、お前たち、もと男だったとはとても思えんな、すっかり性根まで淫乱の娼婦になっちまって、どうせ手こきだけじゃなく、興奮してきたら口フェラや座位もやるんだろう?あんまりやりすぎるなよ、シャワー室は使えんからな、やりすぎると精液身体にこびりつかせたまま下船まで過ごすハメになるからな。俺は師団長と艦長に慰安部の開設進言してくる。艦長もびっくりするだろうな、まさか自分の軍艦の中で慰安部が開店するとは」 キム曹長はハハハと笑いながら艦長と師団長を探しに行った。 司は呆れ顔の仲間の娼婦たちと顔を見合せた。 「まったく頭にきちゃう、あたしたちだって別に好きこのんで娼婦やっている訳じゃあないわよ」 「そうよ、あのバカ曹長、あいつこそ女にされてみりゃあいいのよ。あいつったら変態で、レイプごっこ好きなんだから、いっそのこと女にされてレイプされる側になってみりゃあいいのよ」 女たちは憤然とした顔でキム曹長の悪口を言い合う。 男だった頃には、自分の考えを理解してくれない相手はただ単に無視していたが、女になると自分の考えや感じ方に同調なり理解してくれない相手はすごく嫌な奴という感情が先にたってしまうのだ。 ジェード・コネクション712 摩火 - 2007/03/16 04:59 - 司たちは暫くの間曹長やがさつな兵士たちの悪口をヒソヒソ声で話し合った。 「よし、お前たち、艦長たちとの話はついたぞ、兵士たちを楽しませてやりな、みんなゴロゴロしているばかりですることもないので、いい士気高揚になるだろうとの艦長のお言葉だ」 キム曹長が直ぐに戻ってきて司たちに言った。 どうやら即断即決のようだった。 「キム曹長、本当に手で抜いてあげるだけですからね、あそこは使いません。いいですね」 れいなが曹長に念を押した。 「ああ、判っている、判っている。皆にもそう伝えよう。だがうんと濃厚なサービスしてあげてくれよ」 キム曹長はニヤニヤ笑いながら床にチョークで線を書き始めた。 どうやら順番待ちの列を示す線のつもりのようだった。 臨時慰安所のカーテンと椅子は3つ用意してある。 3人の娼婦が手こきを行い、残りの2人は交代要員として休憩できると言う訳だ。 最初の順番は司とれいな、それからジィエという中国人だった。 司達がウェットティッシュなどを用意している間に、どこでどう聞きつけたのか男たちがカーテンの前に並び始め、その数はあっという間に100人ほどに膨れ上がってくる。 キム曹長は並んだ行列の整理にやっきになっていた。 ジェード・コネクション713 摩火 - 2007/03/17 05:27 - 「あーらら、なんだかのっけから凄いわね、よおし、こうなったら競争よ、誰が一番多く抜かせられるか」 れいながいたずらっぽく言った。 その言葉に、司たちはカーテンの中に入り、先頭の男に声をかけた。 「さあ、いいわよどうぞ」 その声に入ってきたのは10代後半の司と同い年くらいの若い兵士だった。 司も顔見知りのその兵士は日本を出発前に何度か司の客になったことがある。 いわば馴染みの客に司はほっとした。 「どうぞ腰掛けて、今日は本番はなしよ、手でおちんちんをマッサージして抜いてあげるだけ、それでよかったらズボンズリ下ろして」 司は女たちと示し合わせておいた説明のセリフを言った。 「うん、キム曹長からもそれは聞いている、了解したぜ、さつきちゃん、だが本番なしとは残念だな、」 兵士はそう言いながらズボンを脱いだ。 まだ何もしていないのに若々しいピンと立ったペニスがぴょこんとパンツの中から飛び出す。 その元気さに司は思わず顔を赤らめてしまった。 「いつもいつも凄い元気なおちんちんね、素敵ね」 ジェード・コネクション714 摩火 - 2007/03/18 15:19 - 司は刑務所で教えられたとおり、男をその気にさせる言葉をかけた。 女に褒められることは男にとって何よりも気分がいいものなのだ。 司は消毒用のウェットティッシュでその元気すぎる硬い肉棒を拭いた。 それだけでそのペニスは熱い塊を吐き出しそうな勢いだった。 「まあ、すっかり硬くなっちゃって、よっぽど溜まっていたのね、待っててね、すぐに楽にしてあげますからね」 司は綺麗に拭いたペニスの亀頭部分を握り上下に動かし始めた。 ホルモンの作用で白く、柔らかくなってしまった手はどこからみても女の子の手だった。 しかも司は美少女そのものに作り変えられている。 上から見下ろすと、司の胸元の豊かな谷間がはっきりと見える。 その美少女の手でペニスをしごかれるのだ。 兵士はあっという間に行きそうになってしまった。 「ちょっと、ス、ストップ、駄目だ、出ちまいそうだ、もう少し楽しませてくれよ」 ペニスをしごかれる時間をもっと楽しみたいのだろう、兵士は司にそう要求した。 「だめよ、外にいっぱい並んでいるんだもの、長い時間楽しむのはまた今度にしてね」 司はそう言ってペニスの先端を更に強くしごいた。 「むっ、ああっ」 ジェード・コネクション715 摩火 - 2007/03/19 04:59 - 兵士の声とともにペニスがプワッと大きくなり、次にドビュッドビュッという感じで白濁した精液が発射された。 司はその精液が部屋中に飛び散らないように左手に持ったティッシュで器用に受け止めている。 これも刑務所で習ったテクニックの一つだった。 「ふうっ、出ちまった、ありがとうよ、さつきちゃん、今度はオマンコの中で中だしさせてくれよ」 兵士はそう言いながらズボンを上にたくし上げた。 今日はこのような仕事がずっと続くに違いない。 司は軽く肩をすくめ、次に並んでいる兵士に入るように声をかけた。 だが、さいぜん射精した兵士と入れ替わりに入ってきた兵士を見た司は驚愕のあまり、思わず声を上げそうになってしまった。 「に、兄・・・」 そういいかけた言葉を必死で飲み込む。 入ってきたのは司の2つ年上の兄、修二だったからである。 「あー、は、初めてだけど、よろしく」 修二は先ほどの司の言葉が聞こえていなかったらしく、多少ぎこちない動きで司にそう言った。 「は、はい、いらっしゃいませ」 反射的にそう言ってみた物の、司はうろたえてしまいその後どうしたらいいものやらまったく見当がつかなかった。