(続)万引き   作: 舞         (続)  万引き−1   (いままで)  商社マンの万は通勤の帰りにホームセンターでつい万引きをしてしまい、警 備員の譲に捕まってしまった。 会社や家庭には内緒に・・・と言う条件で、今晩1晩限りの女になることを承 諾してしまった。 譲のアパートに連れ込まれた万はアヌスを犯されて、万子と呼ばれてアヌス否 オマンコの快感に目覚めてしまったのだ・・・。 (1) 万子再び  翌日、午後8時を15分程回った時刻であった。 譲が警備の仕事を終えて勤務先であるホームセンターのすぐ裏手のアパートに 帰ると、2階の玄関の扉の前に人影が見えるではないか・・。 「又、来てもいい・・?」 そう云えば、万子が帰りがけに甘えたように言っていた言葉を思い出していた。 しかし、譲は本気にはしてはいなかった。 あれだけ、酷いことをしたのだから・・・ 「一昨日のお礼です・・」 一昨日の名残かちょっと甘えたような口調で立ち上がる。 今日の万はスーツ姿ではなくカジュアルな格好をして、上衣は明るい緑のジャ ンバーであった。 「おっ、悪いなぁ・・お礼をしなくてはならないのは、俺の方かも知れないの に・・・」 嬉しさを隠し切れずに照れてそう言いながらも、差し出されたウィスキーの ビンを受け取ってしまっている。 「今日は会社は休みか?」 鍵を扉に差込ながら女に対するように聞いている。 「どうぞ・・」 扉を開き、上気したような感じがする万を促す譲は、また万子を犯せる予感 に頬が緩んでいた。 「ええ。商社は土・日はお休みですから・・」 玄関に入った万は、もう万子になって、急に女のイントネションで呟くよう に答えていた。 そう云えば、今日は土曜日だと言うことを忘れていた譲は苦笑いをしている。  「万子!」 万の女言葉を聞くと急に男根が張って大きくなって来たことを自覚した譲は、 俯いて靴を脱いでいる小柄な万の背中をガシッと掴まえている。そして、意 表を突かれて上を向いた万子の白い顔に唇を押し当てていた。 「ウ、ウッ・・・」 万子は靴を片足に引っ掛けたままの不安定な姿勢のまま、大柄な譲に唇を奪 われて苦しそうに唸った。 上から抱いてキスをされながら、「そう云えば一昨日は丸裸にされてこの玄関 を潜ったのだっけ」そう思い出しながら万子は、自分の小さな男性器が勃起 して来るのを覚えている。 ようやく唇を開放された時には、スラックスの上からでは合ったが一昨日の 嬲りによって敏感になったお尻を弄られて、万子は立っていられないほど 興奮させられていた。  「万子、お風呂場に行って、お湯を入れて来てくれ!今日はゆっくり出来 るのだろう?」 寒い部屋の中に入った譲はガズストーブを着けながら言っている。 「はい。泊まっていってもいいでしょうか?」 万子の返事も何か期待しているようで、甘かった。   「万子。脱げや!」 万子がお湯の温度の調節をしていると、譲がもう丸裸になって浴室に入って きている。この寒さにもかかわらず、譲の男性器はもうギンギンに勃ち上が って、万子のスラックスの尻の中央の溝に当たっている。 「は〜い」 万子は無意識にお尻を振り白い貌を紅に染めながらも、嬉しそうに返事を している。 「ちょっと熱いかと思いますが、どうぞお入りになって・・」 お湯を掻き回しながらお尻を振っている。もう、女の仕草であった。 「うん。冷えた身体にはちょうどいいよ。早くお出で・・・」 耳まで朱に染めた万子を見ていて、「可愛いなぁ・・今夜は思い切り恥ずか しがらせて、オマンコを貫いてやろう」と決心を新たに譲は言っていた。 一旦浴室を出て、狭い脱衣所で自分の着ていた男物のシャツとスラックス をきちんと畳んで、最後に脱いだうす薄鼠色のブリーフをシャツの下に隠 してから浴室に現れた万子はもう女そのものであった。 「お湯加減はいかがかしら?」 1昨晩、剃られて無毛になった下半身はしっかりとガードしながら、首ま でお湯に漬かっている譲に首を傾げながら聞いている。 “ザブッ” 「うむっ、ちょっと万子には熱いかも・・俺にはちょうどいい。俺は出る から、万子も入って温まるといい・・」 寒さで白い身体に発疹の粒のように浮かんだ毛穴を見ながら、譲はそう言 って湯を出た。 浅黒い大きな身体が熱いお湯に浸かってより赤黒く染まって、仁王様のよ うな身体になっている。万子の憧れにも似た目付きが印象的だった。 (続く)         (続)  万引き−2  万子は女になった積りで恥部を隠すような格好をして掛け湯をして、熱めの 湯に浸かった。1昨日犯されたときから、女になった万子であった。 湯の中でも、オチンチンが股の間から見えないように膝をつけて座っている。 白い肌が赤く染まって行くのが、お湯を通して見えている。 恥部を隠す仕草も、膝を着ける格好も譲には女らしくて、満足であった。 「お背中をお流ししましょうか?」 白い身体を真っ赤にした万子がそっと湯を波立たせ立ち上がる。小さい無毛の 男性器が恥ずかしげに顔をだしている。昨日、剃り取られた恥毛の跡が黒い芽 をわずかに発芽させていた。 「うむ、洗ってくれるのか・・」 背中を向けて、洗い桶に腰を下ろした。 譲の背中には、黒い地肌に毛足の長い剛毛が渦を巻いている。 万子は石鹸を泡立てた素手を広い背中に塗っている。剛毛の生えた広い背中は 万子に安心感を与えていた。 「ちょっと・・・腰を上げて・・下さらないかしら・・」 首筋を洗い、背中と同様に長い毛の生えている腰を撫ぜた万子が恥ずかしそう に言った。 「ん・・?」 中腰になった譲のお尻の中心にピッチリと締まった弾力のあるアヌスに、石鹸 の着いた指がオズオズと触れて来た。 「昨日は洗わせなかったが、意外と気持ちがいいものだな・・」と譲は考えて いる。 「前を・・・」 すっかり女になった万子は恥ずかしいのか、聞き取れないような声だった。 身体の向きを変えた譲は万子の股間に目をやった。万子の無毛の真っ白な股 間のものは、小さいながらも最大限に気張っているのであった。 「あん・・ダメ、洗うんだから・・・」 この精一杯女を演じている万子が欲情していることを知って、譲は急に万子 が愛おしく感じて、万子の白い小さな肉体を抱き締めている。万子は小さく 抗議するように言ったが、その身体を横抱きにすると、小柄な身体を膝の上 へ乗せて口を吸っていた。 「ん、・・んっ・・」 暫くは、泡の付いた手足をもがかしていたが、スッポリと大きな膝の間に白い 小柄な全裸が収まってしまうと大人しくなって、舌を吸われている。 寒かった浴室は湯気ですっかり温かくなっていた。  「さあ、俺のチンポを洗ってくれ! 万子を喜ばせる物だから丁寧にな・・」 しばらく白い裸身を横抱きに抱いて濡れた身体中を撫でながら、デープキスを していた譲はやっと万子を離した。 万子はもう立つことも覚束ないほどメロメロになっていた。 万子を赤面させるようなちょっと意地悪な譲が顔を出してきて、譲は本調子に 成って来たことを自覚していた。今のデープキスで譲の分身はギンギンにいき り立っていた。 洗い桶に腰を下ろして股間を最大限に開いた譲の旺盛な叢の前に、万子が女 座りをして大きく勃起している砲身を今日始めて握った。 「大きいのね・・・」 万子は感嘆したように呟くと、自分の男性器の20倍はあろうと思われるそれ に口を付けて行った。 譲のそれは一日中パンツの中に納まっていて、モヤーッと饐えた臭いとオシッ コの味がしていた。 「おい、洗っていないんだぞ・・」 譲が驚いて頭を上げさせようとするが、もう離れようとはしなかった。 「このクラクラする匂いが本物の男の匂いだ」と、万子は思っている。それ に引き換え、「自分の恥部にはこんな臭いさえもないのだ」と、思うと悲しく なってくる。 しばらくその臭いと味を堪能した後で、口を離して両手で捧げ持つようにし て洗った。盛大な長めの陰毛を丁寧に素手で梳った。(続く)         (続)  万引きー3−1     (2)万子のオマンコ  浴室で少々生えてきた身体中のムダ毛を剃り落とした万子が白いバスタオル を胸高に巻いて、恥ずかしそうに部屋に戻ってくると、部屋の中は汗ばむほど 暖かかった。 「お待たせいたしました・・」 バスタオルを胸に巻く時にも、1昨晩譲に嬲られたアヌスの名残の痛さが、今 日の嬲りを想い起して、身体を熱くしている万子はもうすっかり女であった。 「体毛を剃って来たのか? もう待ちくたびれて、この通りだぞ・・」 恥ずかしそうに入って来た万子を見て、吸っていたタバコを灰皿に押し付けな がら、譲は自分の下半身を指している。その下半身は、もう臨戦態勢に入って いてギンギンに張り切っていた。 「スミマセン。遅くなっちゃって・・」 万子は旺盛な叢から顔を覗かせているテカテカした1つ目小僧を目にして、今 からその男性自身が自分の肉体に入って蹂躙するのだと思ったでけで、昨日女 にされた部分が濡れて来るような気がして真っ赤になっていた。 「さあ、万子。早くここへ来い!」 今日は布団を2枚くっつけて敷いてある。 「女房が出て行った後、この布団をこうしてくっつけて使うことはなかった な・・」と、思いながら敷いた布団であった。 「はい。あなた・・」 まるで新妻が床に入ってくるがごとく、オズオズと恥ずかしげにバスタオルを 巻いたまま布団に入って来る万子を見ていると、洋服よりも着物のほうが似合 いそうだなと思ってしまう譲であった。    「ああ・・もう・・」 万子は胸を反らして喘いでいる。 布団に横たえられると、譲が万子の胸にむしゃぶりついて来たのだ。 胸高に巻いた真紅のバスタオルは結び目を解かれて、小柄な白い裸身を覆う 役目をとっくに放棄していた。 胸の薄茶色の小さな蕾は、そのふっくらとした隆起とともに、譲に吸い付か れ揉みしだかれて、白い胸肌は朱く染まっている。 「万子よ。来てくれないんじゃないかと思っていたよ。あんな酷いことを した俺を・・・良く来てくれたね」 乳房のようなふっくらとした乳を口一杯に含んで吸いたてていた譲が、口を 離して言った。 「あれから考えたのです。あなたに犯されて、あなたの女になったのですもの ・ ・・それに、あなたは優しいわ・・あたし・・優しい人がすき・・よ」 万子は最後の方は聞こえるか聞こえないか分からないような声で言い、譲の 分厚い胸に縋り付いている。  枕元に置いたラブオイルの瓶の蓋を取ろうとしている譲の様子に、揃えて 伸ばしていた肢を開き気味にして、腰を浮かしている。 「アッ、優しく・・・ううんっ、あたしを壊して・・お願い・・」 一昨日の暴虐によってまだ腫れぼったいアヌスに指が触れてきたときに、万 子は喘いで支離滅裂なことを言っている。 「あのまま警察に連れて行かれたら、あたしの人生はメチャメチャになって いたと思ったの・・そうしないで、助けてくれたのはあなたよ・・アアッ、 そんなにされたら・・・」 もう、万子の白い身体は譲に持たれた脚を胸に付けて、二つ折りに丸まって いる。そして、アヌス否オマンコが朱に大きく開いて、譲の太い指を3本も 受け入れているのが、万子には分かった。 「それに・・・あたし・・」 言いにくそうに口を閉じた。 「それに・・何だい?」 指は4本になって内壁を掻き回している。譲は続きを催促した。 「あたし・・女になりたかったことに、気付いたの・・女になって男の人に 尽して見たかったのよ。あなたがもう忘れられないのよ・・・あっ、あッ、あ あぁ・・」 万子は喘ぎながらも、思っていることを全部言ってしまおうと思っている。幼 い頃より、女の子みたいだと言われ続けてきた日々が夢のような気がしている。 「ちょうだい。あなたの大きなものを・・これを、あたしのオマンコに入れて ちょうだい・・」 思っていることの1/10も言えないもどかしさが、譲の男根を掴んで哀願し ていた。泣いているような声だった。【続く】        (続) 万引き −3−2  「万子、四つん這いになるんだ!今日はバックから入れてやるよ!」 仰向けに寝て双つの脚を抱えて丸くなって「入れて下さい」と哀願している 万子の白く張り切ったお尻を1つ”パン“と張って譲は言う。 今日の万子を見ていると、白い躯を自由にして苛めたくなってしまうから 不思議であった。 譲は今日は、万子の白い背中を見ながら犯してみたいと思っている。背中の 表情とお尻の線が好ましいと思ったことを思い出したのだ。 「ああ・・後ろからなんて・・・恥ずかしいわ・・」 万子は白い貌を朱に染めて言いながらも、むしろ嬉しそうに後ろを向き素直 に布団の上に四つん這いになっていた。(続く)         (続)  万引きー4 「本当に万子の肌は色が白くて、肌理が細かいんだな。この肌を見ていると ・ ・・」 白いお尻に軽く叩いた積りの手形が薄赤く浮かび上がっているのを見つけて、 この男否女を、赤い蹴出しを着せて縄で縛った後に無理矢理犯したら、最高の 気分になるかも知れないと不遜なことを考えた譲であった。 「このお肌のお陰で小さい頃より、女児だと言われ続けてきたの・・嫌だった わ。でも、今は違うのよ。・・あなたがこの肌を愛してくれるんだもの・・」 唄うような調子で万子は呟いた。 「そうだな。万子。愛しているよ」 この白い肌の年上の男を本当に好きになってしまったわい・・と、思いながら 自分自身のはちきれんばかり膨張した男性自身にラブオイルを垂らしている。  さあ、臨戦態勢は整った。 「入れるぞ。万子、いいか?」 精一杯突き出された白いお尻の中心の幾らか紅い蕾に男根を押し当て、聞く。 「はい・・」 全裸の四つん這いの姿勢を、より頭を低くして背中を反らして、アヌスの力を ぬいていた。万子のアヌスは先程の指嬲りによって開ききり、ヒクヒクと紅い 内部を見せて、譲の男根に吸い付くような動きを見せたいた。 譲は万子の腰に両手を掛け、逞しい腰を突き出した。 「あっ、あああっ・・」 いよいよあの一昨日から待ちわびた男根が私の身体の中に入って来るのだと思 いに、万子は啼いた。 張り裂けそうな痛みと共に、巨大な砲身が突き刺さる。この感触だった。  昨日会社の帰りに、万子は大人のオモチャ屋さんのノレンを潜っていた。譲の ものと同じ位の大きさと思われる張り型を購入したのだった。 又今度、譲に犯されに行ったときに、今度はすんなりと巨砲を受け入れたかった のだ・・。 アヌスを拡張しておかねば・・と、思ったのだ。 家に帰ると、妻は中学生の子供と別室で寝ている。万子の家庭は崩壊状態であっ た。 お風呂場でイチジク浣腸を2回も施してお腹の中をキレイにしてから、独りで 寝ている寝室に戻った。 寝室の鍵を掛けてから丸裸になり、買ってきた硬質ゴムで出来た張り型を取り だした。黒い張り型は張り切った男性の形をしている。 譲に初めて犯されたときのように両脚を上に上げて、昨日犯されたまだ腫れぼ ったい肛門を剥き出しにすると、一緒に購入してきたラブオイルを垂らす。 昨日までと違って肛門は少し口を開けているようだ。お尻の間から伸ばした指 を使って肛門を嬲った。 少し痛い肛門にラブオイルを追加して、買ってきた黒い張り型を押し当てた。 「あなた・・優しくして・・・」 譲の分身を自ら受け入れ積りになって、甘い言葉が口を付いて出た。 自分で入れるせいか、なかなか入っていかない。硬質ゴムのそれは譲の男根 とは違って柔らかさがなく、ちょっと痛いと手加減をしてしまうようだ。 張り型には、やはり購入してきたラブオイルを充分つけてはあるが、柔らか さが違っていた。譲の男根もカチンカチンに張っていたのだけれど、何かが 違うのである。熱い感触が無いのと、表面のツルツルさがあったと万子は思 っていた。何よりも1番違うのは、人肌の柔らかさが無いことだと思う。 万子は痛いのを我慢して、30分以上もかけて、張り型を根元まで全部収め ることに成功した。 アヌスの中は異物でいっぱいで脚を伸ばそうにも伸ばせないほど、肛門が張り 裂けそうなほど痛んでいた。 しかし、万子のアヌスに男根を挿入に成功した時の譲の幸せそうな顔を思い出 して、万子は我慢をしていた。 痛みのため、暫くジットして我慢をせざるを得なかった。  張り型を肛門に入れることに夢中になっていた万子は痛みが遠のいて来る と、手鏡を持って来たことに気が付いた。 「痛いぃ・・」 枕元に置いてある鏡を取ろうとして思わぬ激痛が走って、張り型を押さえて しまっている。また、しばらくはジットしているしかない。 「アア・・入っているのね・・」 再び、アヌスの痛みが収まってくると、今度はソロソロと動いて手鏡を取り あげて、張り型の入っている股間を映してみた。思わず、女言葉で安堵の ため息が出ている。 そこには、両肢を上げた白いお尻が映っていて、その中心には真っ黒な巨大 とも云える物体が突き刺さっているのが映っていた。 万子には、真っ黒な物体に犯されている白い尻が急にいとおしくなった。 「あなた。明日行ってもいいですか?わたしのこのお尻をあなたに捧げます ことよ・・だから、可愛がって下さいね・・」 譲の頑強な肉体と逞しい男性器を思い出して、呟いていた。もちろん、女に なって、女言葉で呟いている。(続く)        (続)万引き−5   (3)万子の女装姿  次の週の月曜日から、万子の生活は一変した。 月曜から金曜日までの平日は会社への行き帰りに譲の部屋に寄って、食器や洗 濯物や手早く掃除等を片付けて、土曜日は泊まって行くようになった。 会社では厳格な中間管理職の万も譲の部屋に来ると、完全に女となっていた。 譲は万子の家庭のことを心配しているが、もう万子自身が夢中であり、家に帰 っても万子の居場所は無かったようである。  万子がホームセンターで万引きをして、譲に捕まって犯されてから1ヶ月が 経っていて、寒さも大分緩んだ土曜日のことである。 譲が勤務先のホームセンターから帰ると、万子はまだ馴れていないお化粧を して、女物の赤い花柄のセーターにエンジのスカートと云う姿で譲をむかえて いた。 万子は譲の部屋に来るようになってから、女物のパンツやブルゾンを好んで 着ていたが、お化粧やスカート姿は初めてのことだった。 「お帰りなさいませ」 玄関の扉を開けた譲は、ちょっと吃驚した。ウィッグを冠ってミニの短いスカ ―トを履いた万子が玄関に正座をして頭を下げているのだ。ストッキングを履 いていない真っ白な脚が太股まで見えている。 「おう・・万子か・・?」 顔を上げたのを見て思わず辺りを見回して、万子の姿を探してしまったほど である。 一生懸命練習したのであろう、決して化粧は上手くは無かったが、その細めの 貌のお化粧は万子を十分に若々しく見えさせていた。 今日の土曜日は家を出る時から、お化粧をして完全な女になろうと思っていた。 駅前のスーパーに寄って、恥ずかしかったが安いお化粧品を購入して、譲から 預っている鍵を開けて部屋に入っている。 譲が帰ってくる夜の8時まで時間はタップリとあった。 お風呂を沸かして、全身をキレイに洗って、体中の無駄毛を剃り落としてツル ツルに輝くようになった。 あまり生えてこない髭も当たり、顔も洗顔液で洗った。 譲の前妻が残して部屋に置いてあるドレッサーの前に座り、「うまくお化粧を するには・・?」と言う女性週刊誌の綴じ込みを開いた。 「娘の誕生日祝いに・・」と恥ずかしい言い訳をして購入してきた化粧品の 紙袋を破いて化粧品を並べた。 お店で選んでくれた、セットで買ってきたお化粧品は若い女の子向けの化粧品 であり、中年自分には合いそうも無いことが分かったが、もう如何しようもな かった。それでも、化粧品の名前と用途だけは分かった。  夢中になって塗っては崩し、塗っては崩しているうちに、時計を見ると5時 をちょっと過ぎていたものだ。 急いで洗顔をしてスッピンになると、ブルゾンを着て駅前の薬局へ行った 「これを下さい」 恥ずかしいのを我慢して、女性週刊誌の綴じ込みに書いてあった化粧品をメモ をした化粧品とウィッグを購入した。その頃には、もう女に化けるのもバレて もいいと思って開き直っていた。 そしてその薬局で、150cc入りのガラス製の浣腸器と、大きなグリセリン 溶液の瓶も買っている。その大型浣腸器は前から欲しいと思っていたものだ。 薬局の男の店員さんは何かを気付いたようで、ニャッと笑ったような気がした のは気の回し過ぎだったろうか? もう、如何となれとの気持ちがついたせいか、恥ずかしさも薄れていた。  ついでに、夕食のオカズを買って、急いで譲のいない部屋に戻った。 今夜の夕食は鍋にする。簡単に夕食の支度をしてから、買ってきた化粧品を 取り出して、お化粧に取り掛かった。 下地クリームをやや厚手に塗って、ドーランを塗って、目には苦労して付け 睫毛をして、アイシャドーを塗る。頬紅を叩いて真っ赤な口紅を付けて、ウ ィッグを冠って梳かした。 鏡には、見違えるばかりの女の顔が映っている。 ちょっとドギツイ感じがしているが、まあ初めてにしては満足のいくものだ った。  掛け時計を見ると7時半を廻っている。 万子は大急ぎで丸裸になって購入してきた白いブラジャーを付け、ナイロン のパンティを履き、これも同色の薄いスリップを着た。 ドレッサーの中には下着姿の女が映っている。ちょっと身体を捻って後ろを チェックする。 上にはザックリとしたセーターを羽織った。 どうせ、すぐに脱がされるものだとは判っていても、女の衣服を着けると言う ことはこんなに気分が高揚するものであると言うことを初めて知った。 女になった万子は嬉しくて堪らない。(続く)         (続) 万引きー6     (4)万子の決心  「おっ・・」 案の定、譲は驚いていた。 玄関に脱ぎ散らかした譲の靴を揃えて置いた万子の腕を取って立ち上がらせる と、いきなり抱き寄せている。 「万子!」 譲の息が荒くなっている。 「ちょっと・・」 上を向いた万子の紅を塗った真っ赤な唇が「待って・・」言おうとしたが、譲 の唇で塞がれてしまっていた。 譲の舌が性急に万子の口に入って、口の中で暴れている。永い永い接吻だった。 「俺のために化粧をしてくれたのか?」 息が上って喘いでいる万子の丸マッチいお尻を撫で、スカートを巻くり上げな がら譲は聞いている。 「ええ・・あなたが喜んでくれると思って・・わたし、あなたの女になりたい の・・あなたの奥さんになりたいのよ。いいでしょう?」 万子はズーと前から考えていたことを口にしている。もう、男と女の二重生活 は耐えられなかった。全てを捨てて女として、いや、出来るならば譲の奥さん にして貰って生活することを夢見ていたのだ。  幸いにして、妻は中学校で教員をしていた。今、万子の家族が住んでいる家 を与えるならば食べることには困らないはずだった。 娘のことは気にはなるが、娘も今年の4月から中学生であるし、娘は妻の方へ ベッタリと着いていて愛情は薄かった。 会社の方は、暫くは勤めるつもりであった。譲が許して貰えれば、このアパー トから会社へ通う積りであった。  「いいよ。万子さえ良ければな・・俺の方は大歓迎だよ。しかし、家のほうは 大丈夫なのか?」 譲もそのことを心配していた。 「いいのよ。妻とはもう愛情も無くなって久しいし・・離婚するわ。」 「あなたと・・・生活をしたいのよ・・・」 万子は決心したように言った。  譲が風呂に入って、夕食も済んで晩酌をしながらテレビのナイターを見てい ると、万子が食器を洗い終えて、2人分の布団を敷いている。 「万子。こっちへ来ないか?」 女らしい格好をした万子を呼んでいる。万子は近づいてきて、譲の脇にペタン と女座りをした。譲は女房がいるような気がしている。 「飲むか・・?」 今日は万子のお持たせのウィスキーであった。 「あらっ・・じゃぁ、1杯だけ頂こうかしら・・」 普段は譲が晩酌をしていても、万子は飲むことはなかったが、今日は呑むと 言う。よっぽど、嬉しかったに相違ない。 万子の白い肌はお酒を飲むとすぐに真っ赤になる。ほんのり紅くなった万子 を見て譲は綺麗だと思う。ますます万子に対する興味が湧いてくるようだった。 「ねぇ・・抱いて。全てを忘れさせて・・」 その万子を横抱きにして膝の上に乗せ口を吸ってやると、万子は小声でおねだ りをして来た。 「ようし、忘れさせてやる!」 譲は万子を縛るのは今だと思った。 今までは、万子のほうから抱いて欲しいと言うことを言ったことはない。女に なっておしとやかな万子がそのようなことを言い出すことが珍しかったのだ。 今日は万子も燃えているなと譲は思った。 譲は万子を縛ってセックスをしたいと前々から考えていた。ロープで括って 苛めたら紅色の万子はどんな反応を示すのか興味はつきない。 「裸になって、布団に入っていろ!」 言い終えて飲み残したウィスキーを一口に飲んで、譲は立ち上がると押入れ の襖を開いた。 確か、引越しの時に使ったロープがこの中にあった筈だと思ったからである。 ロープを探し出して布団に戻ると、いつものように万子が仰向けに寝て布団 の端で面を隠して待っている。もう、パンティも脱いでスッポンポンになって 白い肌を紅に染めているのだと思うと、譲の男性自身はギンギンにいきり立 っていた。 本当に紅色になった万子は綺麗だった。  万子の顔を隠している布団を捲ると、万子は「何を持っていらしたの?」と 言う目をした。 「万子。お前を縛りたい。そして、綺麗なお前を写真に残しておきたいんだ」 持って来たロープの束とカメラを布団の上に置いてそう言った。 「いいわ。万子の身体はあなたのものだわ。あなたのお好きなようになさって ・ ・・」 万子はちょっと驚いたように目を丸くして考えていたが、そう答えている。 「万子はあなたに感謝していますわ。万引きしたわたしが警察に連れて行かれ ても、仕様がないところを助けていただいたのですもの・・こんなわたしです が、宜しくお願いします」 布団から下りて畳の上に全裸のままで正座をして、頭を下げていた。(続く)         (続)万引きー7  「ウム・・万子」 譲は唸っていた。 万子を捕まえた時は、自分の職権を利用したに過ぎなかったのである。1晩限り の快楽を得るために万子の肉体を利用しようとしたに過ぎない。勤務している 警備会社に知れたら、懲戒ものであることをしている。 万子に感謝されることは何1つやってはいないと思っている。 偶然、万子の肉体と俺の竿がぴったりと合ってしまって、今の万子がここにいる と思うと譲は恥ずかしくなっている。 マンコを精一杯可愛がってやることで、埋め合わせをしようと思った。精一杯 可愛がると言うことは、サドの譲にとっては苛めると言うことと同一語だと思っ ていい。 「万子の白い肌を見ていると、縄掛けをしたくなるんだ。お前の白い肌が恥ずか しがって、薄い紅色い染まって行くのを写真に撮っておきたいと思ってな」 どうしても、万子の白い肌に縄をかけてみたくって、頭を掻いて言い訳をしてい る。 譲の妻はまったくのノーマルだったらしく、譲の軽いSM趣味を理解出来ないで 出て行ってしまっている。だから、譲は臆病になって言い訳をしていた。 万子はその譲の仕草が可笑しかった。 「いいわ・・あなたの好きにしてちょうだいな」 クスリと笑うと譲に背中を向けて正座をして、両手を背中に廻している。 万子は譲が大好きになっていた。自分が耐えられないことを譲がするはずがない と思っている。万子は譲のことを最大限に信頼していた。    譲は前の会社では荷物の梱包の仕事をしていた。小さい頃より縛ることは大 好きであったので、その仕事は天職だと思っていた。 妻をその会社で見初めて、一方的な恋愛の末結婚したのだ。何故か子供は出来な かった。結婚して3年目に、「妻を縛りたい」と言ったらば、「変態」と言われて セックスも無くなってしまった。 或る日、会社から帰ると妻は出て行ったきり戻っては来なかった。代わりに離婚 届けが郵送されて来たのだ。印鑑をついて送り返してやった。 それ以来、会社は転々と変わって今の警備会社に落ち着いて、今のホームセンタ ―に配属されたのである。 譲は梱包のプロであったわけであるが、しかし、女体を縛ったことはなかった。 以前、SM雑誌を見ていてこう云う風に縄を掛けるものかと思ったことを思い 出しながら、後ろ手に万子を縛っていった。(続く)         (続) 万引きー8    (5)被虐の万子  初めて万子を縛ってから2ヶ月が過ぎようよしていた。 今では、万子はすっかり縄の被虐の似合う女になっている。実際に万子の白い 地肌は縄が良く似合うし、万子の身体は柔らかくてどの様な縄がけの体位にも 耐えられている。 今も、恥ずかしがる全裸の万子を立たせて、首に二重にした中くらいの太さの ロープを、譲は掛けている。 譲お気に入りの麻のロープで真っ赤に着色してあり、所々に結び目をこしらえ てある。 丸裸の万子を立たせると、首から万子の身体の前面に下がっている縄を縦に通 して、それを万子の股間の剥き出しの男性器を間に挟んで、再び首の縄に掛け ている。 今日は亀甲縛りにして手足は自由にしておいて、万子と都心のデパートへ行く積 りである。譲は万子に着物一式を買ってやる積りだ。 万子の両手を横に広げさせて、縄を首の後ろの縄に通して前に廻して胸の前の 結び目の中間に通して引っ張って締めると、万子の今は大きく盛り上がった胸乳 が縄に押されて飛び出した。 万子の乳は毎日飲んでいる女性ホルモンの影響で、今どきの中学生位はあるよう になっていた。 「また、大きくなったようだな」 いびつに歪んだ万子のお乳の形を整えながら、譲が感慨深げに言っている。 「あなたのお陰ですわ・・毎日慈しんでくれますから・・」 万子は恥ずかしげに、しかし、いかにも嬉しげに微笑んでいる。このところ縄 がけすると、一層被虐感が出てくるようになってきているのは、乳房を弄られ ただけで、もう感じているからであろうと譲は思った。 万子はチラット流し目で譲をみた。 その被虐感の溢れる大きめの目で見つめられると譲はゾクリとしたのだ。  「アン・・」 乳房を縄の間から飛び出させると、万子の小さなオチンチンをも2本の縄の間 から出してやると、万子は小さく喘いだ。 「こんなにオサネを硬くして・・感じているのか?」 毎日の女性ホルモンの影響からか、万子のオチンチンはもう男性の役目は放棄 していた。その硬く皮を冠ったオサネを指で転がしながら譲はからかっている。 「うん・・もう・・知らない・・」 万子の白裸が身をくねらせて甘えていた。 「オマンコに縄が食い込んでいるか?」 譲は恥ずかしがって身を紅く染めている万子の脚を開かせて、股縄の結び目が きちんとアヌスに食い込んでいるかどうか確認してから縄を留めた。 「あんっ、きついわ・・そんなにされたら・・歩けない・・」 股縄の結び目がピラピラの出ているアヌスの中へスッポリと入るように縄止め された万子は辛そうな表情を譲に向けている。 「今日は手足は自由にしてやるから、股縄を濡らすんじゃないぞ!パンティは 履かなくってもいいぞ!スカートは短めのやつだ!」 「縄目が見えるのじゃないかしら?」と心配している万子に追い討ちをかける ように言っている。(続く)         (続) 万引きー9   (6)デパートで・・  デパートの6階の着物売り場にようやくのことでたどり着いた。 なにしろ、歩くたびに万子のオマンコに食い込んでいる麻縄の瘤が擦れて、 万子な何度も何度も立ち止まっては呼吸を整えなくてはならなかったので ある。 譲と万子は夫婦のように寄り添って着物を見ていると、デパートの店員が 寄って来た。 「お召しになってはいかがですか?」 「恥ずかしいのですが、着付けが出来ませんのよ」 と、言うと 「それでは、こちらへどうぞ」 2〜3点見繕って貰って、畳敷きの更衣室と思しき部屋に案内されている。 そこには着付けをする女性が待っていたのだ。 もうすっかり女になった万子を、店員もその着付けの女性も男だとは思って いないようであった。 「お洋服を脱いで下さいませ」 譲を退室させた着付けの女性は、そう言って下着類を手に万子に微笑みか けた。 着付けの為に係りの女性の前で、裸になることになってしまった万個は 困ってしまっている。もう如何にでもなれと腹を決めざるを得なかった。 しかし、係りの女性の前で、白い肉体を誇りたいと言う気持ちも芽生えて いる。それほど女性的になってきたのであろうか? それに、ここで断ったら着物を買って貰えないどころか、譲の顔を潰す ことにもなり兼ねないと言う雰囲気になっている。  「まあ・・・」 50代前半の着付けの女性は赤い股縄姿で裸になった万子の後姿を見て驚い て絶句をしている。 「驚かないで下さい。わたしは旦那様のマゾ奴隷なんです。身体を旦那様の 言う通りに改造して女になりましたのよ。どうぞ、わたしに着付けを教えて くださいませ」 万子はそう言って前を向いた。 「まあ・・男の人だったのですか?」 「宜しいですわ。お教えいたします。お客様」 赤い2本の縄の間から毛を剃り取ったパイパンの小さなオチンチンが顔を 出しているのを見た係りの女性はモット驚いたが、自分の役割を思い出し たようだった。急に真面目な顔になって丁寧に言った。 「お客様は色が白いからピンクと赤がお似合いだと思うのです」 お腰を締めて、着付けをした係りの女性であった。 1時間半後、万子の着物姿が譲の前に現れたのは言うまでもない。(続く)         (続) 万引きー10     (7)その夜は・・・  その夜、真っ赤な蹴出しを着けた万子は譲の弄りを受けたのは言うまでもな かった。譲はこの日のために万子に着物を買ってやり、万子を縛ってきたと言 っても過言ではないと思っている。 パンティも履いていない万子は真っ赤なお越しを着けて、淡いピンクの長襦袢 を着て、後ろ手に縛られていた。 正座から膝を崩して、後ろ手に縄を掛けられると細い首がガックリと前方に 折れている。 裸の上半身の二の腕の外側には二重に廻された麻縄は万子の中学生程に膨らん だ胸乳を搾り出している。その頂点にある茶褐色の膨らみは大きくなって尖り 万子の興奮を表しているようだった。 「万子よ。もう、濡らしているんじゃないか?」 縛り終わった譲が万子の被虐感溢れる姿態に興奮に掠れた声で聞いている。 「・・・・・」 万子は激しく首を振っている。もう、興奮で声も出ない様子である。 「フン。如何だか分からないぞ。調べればわかることだ。濡らしていたらどんな 罰を与えようかな・・」 譲は言いながら後ろ手に縛った半裸の万子の身体を後ろに引いた。 「イヤァッ、許してー。調べるなんて・・・」 後ろに倒された万子は真っ赤な蹴出しを乱して真っ白な両脚をバタつかせて、 必死になって起き上がろうともがいている。 白い透き通るような脚が真っ赤なお腰を捲り上げるさまは、譲にとってはこの上 ない楽しい見物であった。真っ白な肢、真っ赤な蹴出しこそは譲が夢にまで見た 光景であった。  今、万子は最高に幸せであった。 女にされて、譲の愛を受け入れて、失ったものは大きかったが、これでいいと さえ思っている。 譲の愛が一生続くものだとは断言できないけれど、譲に捨てられるまでは譲に 就いて行こうと考えていた。 「あなた・・・万子は幸せよ・・・」 譲は万子の声が聞こえたかのように、太い男根を埋め込んだ腰のピッチを上げ ていた・・・・・・。(終わり)