●DABUN(1) はざま 毎日の仕事が終わった後、帰宅してからの楽しみは、最近見つけた『性転の館』というサイトだ。どうやら僕は女性願望が潜んでいるらしく、普通の男が無理やり肉体的にも精神的にも女性に変えられていく様子を読むのが面白くてたまらない。はまっているといったほうが当っている。帰宅して夕食をとり、入浴した後は自分の部屋にこもるというそんな生活がもう3ヶ月以上続いている。パソコンにへばりついていても家族には仕事の残りを家に帰ってまでやっているというようにしか見えないらしい。  僕は今、23歳。大学を卒業して地元の官公庁に就職した。就職難の世の中、なかなか公務員試験には合格しても、採用枠が少ない中ですんなり就職できたのは、父の人脈によるところが大きい。父は県会議員。50歳になったばかり。政治家としても今が一番脂の乗っているといったところらしい。将来はもしかしたら僕も政治家になるかもしれないが、今は、パソコンの中の、小説に夢中だ。母は父より5歳下の45歳。しかし美容法にお金をかけているだけのことはあって、下手すると20代後半に見えてしまう。 『コンコン』『おにいちゃん、はいっていい?』 『あっと、夏美か、いいよ』 僕はすぐにパソコンの中の窓を閉じて、振り返る。するとそこに高校2年生の妹の夏美が 部屋の中に入ってきた。 『どうした?』 『うん、おにいちゃんさ、私の友達のかおりって覚えてるよね?』 『ああ、お前と同じバレーボール部だったよな』 『うん、かおりがね、今度のテストでやばいのよ』 『やばいって?』 『進級できないかもしれないって』 『バレーばっかりやってるからなぁ。勉強の方までまわらないかぁ』 『違うのよ。かおりってさ、スポーツ特待だったでしょ?でもほら足を骨折してからさ  バレーの方もできなくなっちゃって、今まであんまり勉強しなくてもどうにかなってたんだけど、今度はそういうわけには行かないって先生から言われたって』 『うん、それで』 『実はね、それでお兄ちゃんにお願いがあるのよ』 『なに?ひょっとして・・まさかおまえ』 ●DABUN(2) 僕の狼狽振りをぜんぜんかまわずに、夏美が話したことは僕の想像通りだった。 『ほら、お兄ちゃんさ、1回かおりになったことあったじゃない?あれ、またやってくれないかなぁ。』 夏美が言っているのは、3ヶ月前にこの市内で行われた仮装コンクールのことで、そのとき ほんの冗談で女装して、参加したところ、優勝してしまい、優勝パーティーでアルコールも入っていた僕は、そのままの姿で町に繰り出してしまったのだ。そのときの僕の女装は 女子高生役。制服は夏美のを拝借した。夏美はバレーボール部だけあって、身長もほとんど僕と変わらないのでそのまま僕にぴったりとあったのだ。 町に繰り出した僕は、そこでもう一人の僕と遭遇することになる。それがかおりだった。 夏美と二人で歩いていたかおりは、驚いた顔で僕を見ていたが、僕だってびっくりした。 まるで鏡を見ているようだった。ただ、その日はなんとなく面白くて夏美とかおりと僕の 《女子高生3人》で、町中を歩いた。街中の人がまるで双子のような僕たちを見て、驚くのを楽しんでいたのだ。ただ、あれ以来、女装は一切していない。それはべつの理由もあったのだが・・・。 『まさか、夏美、僕にかおりさんの代わりに試験を受けてくれっていうんじゃないよな?』 『何言ってんのよ、決まってるじゃない。お兄ちゃん頭だけはよかったでしょ。 運動はぜんぜんだめだけど』 『無理だって、ばれたら退学だろ?第一僕だって公務員が替え玉なんてやったらクビだよ』 『あ〜、お兄ちゃん、いいのかな、そんなこといってさ』 『なんだよ、替え玉なんてできるわけないじゃ・・・』 何とかして断ろうとしている僕の前に夏美が数枚の写真をばら撒いた。 『あっ、これは』僕は全身の血が逆流するようなショックを受けた。 『そうよ、これっておにいちゃんよね?ちがうか?さおりちゃんだけ?』 『なんで、お前がこんな写真を・・・』 『何だっていいでしょ、でどうするの?引き受けてくれるの、どうなの?』 『わかった。やるからさ。やるよ。だから、この写真だけは・・・』 ●DABUN(3) あの日、町をいい気持ちで歩いていた僕たち3人は、調子に乗って前から来る3人連れの大学生からナンパされて、僕もつい調子に乗って、デートの誘いに応じてしまったのだ。 大学生は旅行の途中で、僕たちが余りにかわいいのでつい声をかけてしまったのだといった。心の中で『ふふふ、僕はおとこなんだよぉ』と思いながら、微笑みながらほとんどしゃべらずに適当に相槌を打っていた。 はじめは、3対3で話をしていたのだが、大学生の一人に用事ができたらしく、デートも お開きになって、夏美とかおりさんは二人で学校のほうに戻っていき、僕はといえば、一人で帰っていた。着替えも何も持っていない僕はそのまま帰って両親を驚かしてやろうとそのままの格好で歩いていった。 割と大きな橋のかかる川の土手を歩いているときだった。さっきの大学生3人が乗ったワゴン車が近づいてきて 『ねぇ、きみ、もう少し話しようよ。さっきはぜんぜん話しなかったじゃない?』 (当たり前だろ、話したら男ってばれるじゃないか) 『ねぇってば、さおりみちゃん』 (そう、彼らには僕の名前はさおりだと夏美が話していた。かおりと双子のさおり。) 『ね、もう少し話そうよ。まだ時間あるだろ?』 僕は何もしゃべらず黙って歩いた。そして女装のまま帰ろうとしたことを後悔した。 『ね、何かしゃべってよ、』 『おい!あんまりシカトすんじゃないぞ!』 突然口調が変わって、ゆっくりしたスピードで動いていたワゴン車から僕は右の手首をつかまれた。その手をほどこうとしたが強い力でつかまれた僕はそのまま、車の中にひき釣りこまれてしまった。 声を出せないように大学生の一人が僕の口をふさいでいる。 『おい、あんまりなめんじゃねえぞ!』 『やっちゃうか』 『やばいかも』 『いいよ、高校生の癖して酒飲んでるようなあばずれだし、やっちゃおう』 (やる?え?それってもしかしてレイプ?ってこと?冗談) 『よし、そしたら車を土手の下に持っていくから、ちょっと抑えてろな』 車は川の土手沿いの道を河川敷のほうに下っていった。 (冗談じゃない!僕は男だって!) 必死で叫ぼうとしたが、なかなか声を出せない。 車は背の高い草が生い茂る道路から見えないところに停車したようだ。 『さぁて、おじょうちゃん、ショータイムの始まりだよ』 『おやおや、怖くて声も出せないのか?』 実際僕は震えていた。 ●DABUN(4) それでも、僕は口を押さえている男の手の力が抜けたときに、勇気を出して『僕は男だ』って叫んだ。(叫んだつもりだったが、声はかすれてまるで女の子の声みたいになってしまった。) 『なに?男?ばかいうんじゃない。こんなかわいいおとこがどこにいる?』 『違う、僕は男だ』 『はいはい、わかったからね、おい、口を押さえてろ』 僕はまた口をふさがれた。おまけに今度は猿轡もかまされてしまった。 大学生の一人が、僕の胸をまさぐった。パットを入れているだけの上げ底の胸だ。こんどこそ、わかるだろう、と僕は思った。 『あれ?意外とこいつ胸ないな。もしかして中学生?、やばくない?』 (ばか!中学生なわけないだろ?はやく気づけよ) 『中坊でもいいよ。どうせ遠くまでいってから捨てればわかんないし』 『あれ?』 『なんだよ、こんどはどうした!』 『いや・・・これってパットってやつ?』 『なに?中坊のくせしてそんなものつかってやんのか?』 『っていうか、こいつぜんぜん胸ない。もしかして・・・』 (やっと気づいたか、このばかものどもめ) 『ああっ!こいつ男だよ。』制服のスカートから手を突っ込んでいた別の男が声を上げた。 『何?そんなはずは・・・』 一番大きな男が僕の胸やお尻を乱暴にまさぐる。そして男の証拠に触れると『おとこじゃん。』 (だから、さっきから言ってるじゃないか) 猿轡をはずしてくれるように僕はしゃべったつもりだったが 『うぇ、うぇ』としかしゃべれない。 『どうするよ』 『しかし、こんなにかわいいのに男かよ』 (だから、早くはずしてくれよ、この猿轡・・・) 相変わらず僕の声は『うぇ、ううぇ』としか出せないでいた。 ●DABUN(5) いいじゃん。男だって。こいつこんなにかわいんだぜ。その辺の女なんかより絶対そそられるからさ。やっちゃおうぜ』 (なに?うそだろ?) 『それもそうだな。第一こいつも女子高生の格好をしてるってことは、男が欲しくてこんな格好をしてる変態ってわけだからさ、どうか犯ってくださいってか?』 (違う・・・これは仮装で・・・僕は・・・違う) 『うぇ、ううぇ』 『なに?はやくやって欲しい?』 『おい、ちょっとうるさいよ、そいつ。ちょっと黙らせて』 『そうだな』 僕の頬に平手打ちが2、3発舞った。僕はいっぺんで恐怖に襲われてしまった。 (こいつらは本気だ。本気で僕を犯そうとしている・・・・) 僕は覚悟を決めた。とにかくおとなしくしてこの場をやり過ごして、隙を見て逃げ出そうと決めた。 『おい、さおりちゃん、どうせうそだろうけど、お前はさおりと呼ぶからな』僕はうなずいた。 『お、ずいぶんおとなしくなったじゃないか。やっぱり女はたたくに限るってか?女だもんな、さおりちゃん』 僕をどうするつもりだ。 『おい、どうでもいいけど、さっさとやっちまおうぜ』 『おっと、そうだな。おい騒ぐなよ』 そういって、男の一人が僕にキスをしてきた。つばを流し込んでくる。舌も入れてこようとしている。僕は必死で歯を立てて、息を止めてつばも相手に返そうとした。しかし鼻をつままれて、あごをすごい力でつかまれてしまった僕にもう抵抗する力は残っていなかった。舌が侵入してきた。僕の口の中、歯の裏、のどの近くまでを男の舌が蹂躙した。 も一人の男は僕の耳を、なめている。僕はこのあたりからよく覚えていない。 ぼくの耳の中に別の男の舌が侵入してきたとき、僕自身も少し感じ始めていた。『うぅ。あ』声が出てしまった。 『何だよ、感じてるじゃないか。やっぱりお前は女じゃないか。ほら乳首だってこうされると・・・』 3人目の男がぼくの乳首をつまんで、そのまま吸い始めた。 ぼくの中で何かが弾けた。 『おい、下も脱がせよ』『わかった。わかった。ゆっくりやろうぜ』 もう僕は3人のなすがまだった。 スカートを剥ぎ取られ、パンティとブラだけになった。 小さなパンティから、硬くなった僕の分身が顔を見せている。 『おお、おおきなクリトリスだな。さおりちゃん、お前、感じやすいんじゃないか?』男の手が僕の分身に触れたとき、僕はいってしまった。 『なんだぁ?こいつ、すげえ、淫乱だ。遠慮することないな。これは』 パンティに射精してしまった僕は、されるがまま、すべてを剥ぎ取られていった。僕の口に、なにか生臭いものがあてられた。 ●DABUN(6) 『銜えろ』 僕は、抵抗なく応じた。『おお〜、あったけえ、おいちゃんと奉仕しろよ』しかし奉仕しろといわれても何をどうしていいかわからない僕は、ただ銜えていただけだった。すると、男は僕の頭をつかんで、前後に動かし始めた。男のものが僕ののどの奥まで入ってくる。生理的に吐き気を感じる。しかし何回もされているうちに、その気持ちは消え、のどの奥に、男のちんぽが当る感触を感じ始めた。生理的なものとは明らかに違う感情が僕に芽生えた。僕の口、僕の口の中が、感じ始めたのだ。 後の二人は、僕の胸とお尻を責めている。 胸に吸い付いている男は僕に何回も『お前はきれいだ。お前は男なんかじゃない。お前はさおりだ』と耳元でささやいた。 僕の口の中で男の分身が弾けた。僕は口中に広がる匂いがなぜか嫌ではなかった。むしろ麻薬のように僕を酔わせたようだ。 『おい、交代!』 そういって、僕のお尻をもてあそんでいた男が僕の顔の前に来た。僕の口の中には休むまもなく別のちんぽで満たされた。僕はもう自分が何をすればいいのかわかっていた。舌を使い、顔全体を動かして男に奉仕した。そう、奉仕していた。 『なんだよ、やっぱりこいつ、尺八でも何でもやったことあるぜ。すっげえ、うまい』 僕の耳にはもうその声は聞こえていない。 そのとき僕の下半身に、おかしなことが起こった。 なぜか、僕のちんぽとお尻の間の辺りがしびれてきたのだ。 我慢できずに僕はお尻をくねらせている。 『おいおい、こいつ欲しがってるぜ。こりゃ間違いなく女だな。それも相当の淫乱だ』 『待ってろよ、さおりちゃん、お待ちかねはもうすこしだからねぇ』 僕のお尻になにかを塗っている。何を塗っているの?なにかぬるぬるしている・・・・ なんだろう・・・でもお尻を触られるのって気持ちいい。 口の中では二人目の男のものがフィニッシュを迎えようとしていた。 そのとき、体中が一本の焼け火箸で貫かれるような衝撃が走った。 『ぐぅぇ・・・ぐぅ』声にならない声というのはこんな声なのだろう。 僕は思わず頭を動かそうとしたが、両手でしっかりとあごを押さえつけられていて男の動きが早くなった。 そうか、僕は今、お尻に挿れられてるんだ。口とお尻。前と後ろ。 僕は今串刺しにされているんだ。一本の棒で貫かれている感触は僕のすべてを支配した。 その後、僕の記憶はほとんどない。 おそらく全員にアナルを犯され、口を犯されたと思うが、まったく覚えていない。 ただ、奇妙な陶酔感と痛みのなかで僕は途中からとても恥ずかしい言葉を口にしていたようだ。 そうして僕は解放された。 2、3日はさすがに何が起こったのか誰にも話すこともできずにいたが、話をしても自分自身にも何の得にもならないことだし、話したからといって僕のあの淫乱さは事実だと思うと、このまま誰にも知られないでいるのが一番いいのだと思った。 ただ、おぼろげな記憶の中で、時々シャッター音らしい『カシャッ、カシャッ』という音が聞こえていた。写真を撮ってるらしいとは思っていたが、まさかそのとき写真を夏美から見せられるとは思わなかった。そう、夏美が僕の前にばら撒いた写真は僕が男のちんぽを銜えて、恍惚とした表情で、アナルに別の男の怒張を刺しぬかれて写真だったのだ。 ●DABUN(7) どうして夏美があの写真をもっているのか、わからなかったが、とにかく誰にも知られたくない写真を夏美は持っている。夏美の要求を拒むことはできない。僕はあれ以来、二度とやらないと誓った女装をもう一度やらなければならなくなった。 試験は簡単だった。教師にばれることもなかった。かおりさんは無事進級できたようだ。 しかし、僕は憂鬱な日々だった。 夏美はもちろん、すぐにあの写真を渡してくれた。しかし、写真をどこから手に入れたか どうしても話してくれない。他には持っていないという。僕は夏美に誰にも言えない秘密を知られているという弱みができてしまった。これから先、夏美の言うことには逆らえない。そんな想いが強くなっていった。 しかし、夏美は替え玉受験のほかは僕になにかを要求してくることはなかった。 僕は、いつの間にか、僕が女装したことも替え玉受験をしたことも、まして3人の男にレイプされたことも、遠い出来事のように思い始めていた。このまま、何もなく普通の日常に戻っていってほしいと思い始めた矢先のことだった。 僕は、二度と引き返せない運命の中にいたのだということを思い知らされる。 その夜、夏美が僕の部屋にやってきた。 ●DABUN(8) 『お兄ちゃん、頼みがあるんだけど』 『何?』僕は以前のことがあるんで、夏美からこう言われただけで心臓が破裂しそうだった。 『女になってくれない?』 『え?』 『得意でしょ?お兄ちゃん』 『いきなり、なに言うんだ、僕は男だし、女になんてなるわけないじゃないか。第一もうあんなことはあれで最後だって言ったはずじゃないか』 『うーん、でもね、こんなものがあるんだよね』 そういって、夏美が取り出したのは、ビデオテープだった。 『とっても面白いものがうつってるみたい。お兄ちゃん、みてみる?』 夏美は、僕の部屋のビデオデッキにテープをセットして再生ボタンを押した。 まさか・・・最低の予感は的中してしまった。 画面の中では、僕のあの日の痴態が音声入りで再現されていた。 『ほら、お兄ちゃんでしょ?この女の人、どっからみても女の人だよねぇ。だってこんなにいやらしい声出してるし、お尻を振ってさ、まるっきり淫乱女って感じよ』 画面の中では僕が嬌声をあげている。例の写真ではわからなかったが、こうして動いている僕は、夏美のいうようにどこから見ても、一人の男に飢えた女だった。 『夏美!お前、これをどこで!』たまらず僕はそういってテープを止めようとした。 しかし、夏美はそれまでのどこかふざけたようなにやにやした顔から一転して、厳しい顔になって、『どこだっていいでしょ。それでどうなの?女になるの?ならないの?』 ここで、拒んだら、このテープが父や母に知られてしまう。今ならまだ夏美だけだ。夏美の言うとおりにしていれば、いいんだ。それに女になるといっても、まさか本当に女になるわけじゃない、また女装してかおりさんの代わりをしてくれということかもしれない。』 僕は、『わかった。女になるよ。何をすればいいんだい。』 夏美は、僕がそういうと、満面の笑みを浮かべて、こう言った。 『お父さん!お母さん!聞いた?お兄ちゃん、女になるって』 ●DABUNN(9) ドアを開けて父と母が部屋に入ってきた。『ええ?何?これってどういうことなの?』どうして今父と母がここにいるのか、何が起こったか、混乱した僕は口をぽかんと開けていた。『いや、お前が女の子になってくれるというんでね、私もお母さんも一安心というわけなんだよ』 『ね、お父さん、私のおかげでしょ、それにホントはお兄ちゃんは女の子になりたいと思うのよね。だって、いくら淫乱な女の子でもこんなふうにお尻を振らないわよ、普通』そういって、夏美は例のビデオをデッキから取り出して僕の前に置いた。『で、でも、なんで?なんでお父さんが?それにお母さんまで?ここに?』『それはどうでもいいじゃないか、お前はさっき女の子になるって言ったろ?なぁ、母さん?』『そうよね、あ、だったら名前も変えなくっちゃいけないわね』『お母さん、名前はもう決まってるわよ、さ・お・り よね?お兄ちゃん?』『そうだったわね、じゃ、さおり、女の子の癖にそんな服を着ているのはおかしいわ、着替えなさい』そういって母は、僕の目の前にブラとパンティを差し出した。何がどうなっているのかわからない僕が、固まっていると横から父が『こら、さおり!何をぐずぐずしてるんだ!早くしないか!』僕の頬を往復でビンタしたのだ。反射的に僕は『は、はい』そういってブラとパンティを手に取った。『あの・・上の方は?』『いいんだよ、それで。どうせ、すぐに脱ぐことになるんだから、その格好でいいんだ。』『でも、僕は男だから・・』ビシ!また、僕の頬に痛みが走った。『お前は女の子じゃないの?僕って誰?』こんどは母が僕をぶった。こうしてとにかく僕は何がなんだかわからないうちに、下着だけの姿にされてしまった。 ******************************************************************************* 2004/4/16投稿分まで