人工美女の館   作:絵里
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★ 人工美女の館 77 ★  ♂ 2年A組 柴崎めぐみ ♀

「では稲美先生、めぐみをよろしくお願いいたします」
 恵一の担任は、稲美早苗という28歳の美人英語教師だった。短い時間ではあったが応接室で担任との雑談を終えると、隆一郎はすぐさま大神女子高校を後にした。恵一はただ一人女だけの女子高に取り残され、普段なら嫌悪感を抱いている隆一郎ではあったが、この日だけはこのままそばに付き添っていてほしいと思うのだった。
「では柴崎さん、教室へ行きましょうか」
 担任となった稲美早苗から声を掛けられた恵一は、一気に心臓の鼓動が高鳴った。
『あぁ、とうとう女だけの中に入っていかなくてはいけないんだ・・・しかも、こんな姿で』
 不安と恥じらいそして屈辱感、そのすべてを感じながら恵一は担任の稲美早苗の後に着いて行った。
「柴崎さんてずいぶん大柄ね、前の高校で何か運動でもやっていたの?」
「えぇ、はい・・・え〜と、テニスを少し・・・・・」
 恵一は、思わず高校時代自分の所属していたクラブの名を言ってしまった。
「あ〜、そうなんだ。それだったらテニス部に入るといいわね、半年位前からとてもいいコーチが来ているらしいの」
『う〜ん、でも僕には関係ない・・・そんな所へ入ることはまずないし・・・・』
 自分にとってはそのようなことはまったく関係がないし、そんなゆとりのある立場ではない・・・そう恵一は思った。
「さぁ、2年A組・・・この教室よ」
『ついに来てしまった、でも・・・もうどうしようもない』
 恵一は急いで着ているセーラー服をチェックした。なんといっても、これから入る教室の中には本物の女子高生がいるのだ。そのような場所に男の自分が同じセーラー服を着て入って行く・・・今までこれほど緊張したことは恵一にはなかった。
「ちょっとここで待っていてね」
 そう言うと、早苗は戸を開けて一人教室の中へと入って行った。
 一方恵一は、教室の中に座っている生徒から自分が見えぬよう、入り口の陰に体を隠した。
『起立! 礼! 着席!』
 教室の中から懐かしい挨拶の声が聞こえて来た。恵一も2年前までは高校生だったが、何かずっと昔のことのように感じていた。
「今日はこのクラスに新しいお友達が転校して来たので、皆さんに紹介します。では柴崎さん、ここへ入って来て」
 ついにこの時が来てしまった・・・と恵一は思った。しかし、もうどうしようもないことが分かっている恵一は覚悟を決め、呼ばれた教室の中へと入って行った。
「さぁ柴崎さん、この教壇の横に立って・・・」
 恵一は言われるままに、中央の教壇の横に立った。
「今日から皆さんと一緒にこのクラスで勉強することになった『柴崎めぐみ』さんです。仲良くしてあげてくださいね」
 恵一は自分の脚が震えて来るのを感じ、何とかしなければと焦った。以前のようにズボンを穿いていたのであれば多少はごまかせたが、短いスカートを穿かされ太腿まで大きく露出させている今の姿では、とてもそうは行かなかった。
「では柴崎さん、自己紹介をしてもらえますか」
『自己紹介・・・どうしよう、何も言えるようなことがない・・・』
 しばらく恵一が黙っていると、早苗が助け舟を出してくれた。
「簡単でいいのよ、自分の名前とか挨拶程度だけで・・・」
「あのぅ〜・・・」
 恵一は、とりあえず声を出してみた。目の前にいる女子生徒に男だと気づかれないような声が出せるか試してみたのだ。
『どうやら、大丈夫そうだ』
 なんとか自分なりに作った女声でも通用しそうだと感じた恵一は、ゆっくりと自己紹介を始めた。
「柴崎・・めぐみです、よろしくお願いします。で・・あとは特別紹介するようなこともないので・・・・・」
 そう言って恵一が簡単に自己紹介を終わらせようとした時、目の前の生徒から質問が飛んだ。
「柴崎さんは今までどこの高校に通っていたんですか?」
「は・・はい、西、西園寺高校です」
 思わず自分が本当に通っていた高校の名を口にしてしまい、恵一はしまったと思った。恵一としては別に問題はないとは思ったが、もし万が一西園寺高校と何らかの繋がりのある人間がいたら、自分の素性が嘘であることが分かってしまうからだ。
「柴崎さんて有名な西園寺高校だったんだ」
「へぇ〜、そうなんだ」
 教室内から感心する声が次々と沸き起こった。

★ 人工美女の館 78 ★ ♂ 鬼畜・隆一郎に『抜かり』という文字はない ♀

 大神女子高校から戻った隆一郎は、本邸の居間で弟の隆司と学校での恵一の様子について話していた。
「それで兄貴、恵一は本当に体の中にGPSが埋め込まれていると信じたのかい?」
「ああ、驚いて目を白黒させていたよ」
「アホか、あいつはぁ〜」
「まぁそう言うな、今まではそのくそ真面目な性格に苦い思いをさせられて来たが、これからはその性格が恵一自身の屈辱感をいっそう高めることになるんだからな、ふふふっ」
「だけど、恵一を一人だけそんな女子高というパラダイスに野放しにしたのはまずかったんじゃないのか? コギャル達に囲まれて逆にウハウハ状態になり、女子高生食いまくり・・・なんてことになって、逆に男に戻ってしまうんじゃないのか。それに、その稲美っていう女教師にも手を出しかねないぜ。どうせなら女子高生として女子高に転入させるより、女教師として男子校に赴任させ不良生徒達に輪姦させた方がよかったかもな・・・まぁ、今から言っても手遅れだけど・・・」
「何を言っているんだ隆司、もちろんお前が恵一の立場だったらそうするかもしれないが、恵一はそんな事を考える人間ではない。まして去勢され女性ホルモンを投与されている今の恵一にとっては、もはや女は性欲の対象にならない。むしろ、これからは男に興味を示し始めるはずだ。そんな恵一を『男子校に赴任させ不良生徒達に輪姦させる』だと、隆司、馬鹿も休み休み言え! 恵一は私の婚約者だぞ。しかも、恵一との肉体的な関係は式を挙げた後の楽しみにわざわざ取ってあるんだ。なんでわざわざ他の男にその体を譲らなければいけないんだ」
 隆一郎は、隆司のあまりにも無責任な言動に怒りをあらわにした。
「でも、そのほうが話が面白くなると思うんだけどなぁ・・・」
「まだ言っているのか、隆司! それにそういったことなら私だってすでに考えて手は打ってある」
「えっ・・・手を打ってある?」
「そうだ、じつは間もなく公表されると思うが、次年度から大神女子高は系列の男子校と合併して共学校として生まれ変わることになっているんだ。そうなれば、今度はその男子生徒たちに恵一は自分のセーラー服姿を晒さねばならなくなる。そうなれば、女子生徒の中にセーラー服を着て一人放り込まれるのとはまた別の、女の姿で同性の男に接する恥ずかしさを体験することになるのだ」
「ふ〜ん、そうだったのか・・・それはまた面白くなりそうだ」
「ところで隆司、あっちの方はうまく進めていてくれただろうな?」
「えっ、あっち・・・って?」
「お前に預けておいた『葉子』の事だ」
「それなら大丈夫、恵一より一足先に・・・・・。でも大丈夫なのかよ兄貴、そんなことをして?」
「あぁ、大丈夫、すべては計算済みだ・・・。私のやることに『抜かり』という文字は・・・ない!」
 突然出た『葉子』の名前・・・それにしても、二人が話していたのは一体何のことなのだろうか。
「あっ、父さんだ」
 突然の隆司の言葉に、隆一郎が居間の入り口を見るとそこには父・隆造が立っていた。
「おぉ、二人揃っていたのか、それはちょうどいい。お前達に紹介しておこう・・・さぁ、ここへ入りなさい」
 そう促されて居間の中に入ってきたのは、ブルーのミニタイトスーツに身を包んだロングヘアーの美しい女性だった。
 はたして、この美女の正体は・・・・・?

★ 人工美女の館 79 ★ ♂ 謎の女秘書 ♀

 大神女子高校から戻った隆一郎が、本邸の居間で弟の隆司と話をしていると、突然、ミニタイトスーツに身を包んだ美しい女性を同伴して父親の隆造が現れた。いったい、この女性の正体は・・・・・?
「父さん、この方は?」
「紹介しよう、一ヶ月ほど前からわしの秘書をしてもらっている二宮春香くんだ。今までは病院の女子寮に住んでもらっていたんだが、あそこは元々ナース用だからな・・・今日からこの家に住み込んでもらうことにした。お前達、よろしく頼むよ・・・」
 二人は紹介された春香を見て思わず見とれてしまった。長い黒髪を真ん中から左右に分けたその清楚な容姿と、ふっくらと美しい盛り上がりを見せるバスト、そしてくびれたウエストから肉付きのいいヒップにかけての女らしい曲線。特にそのヒップを覆っているミニタイトから伸びる美しい二本の脚は、二人の目を離さずにはおかなかった。
 それにしても、なぜこのような美女がこの家に住むことになったのか・・・二人は不思議でならなかった。
「二宮くん・・・これがわしの長男の隆一郎、そしてあれが三男の隆司だ。ここにはいないが、もう一人次男の洋祐というのもおる」
「二宮・・・春香です。今日からこちらにお世話になることになりました。どうぞ、よろしくお願いいたします」
 そう言って二宮春香は、目の前の隆一郎と隆司に深々と頭を下げた。
「いえ、こちらこそよろしく・・・二宮さん」
 隆一郎も挨拶を返した。
「では部屋に行こうか、二宮くん」
 そう言って、隆造は秘書の春香を連れて部屋を出て行った。
「いったいどうなっているんだ、結婚したばかりだというのにあんな美しい女性を連れ込むなんて・・・」
 隆一郎は、自分の父親の行動に驚いていた。

 それから1時間後、二人は全裸で隆造の寝室のベッドの上にいた。しかも、春香が下となり正上位で体を合体させていた。
「あなた・・・とうとう結婚されてしまわれたのですね」
「ああ、そうだ」
「わたしという『女』がいながら・・・・・、悪いお方」
「それは仕方ないだろう・・・お前がわしの前に現れたのが遅かったのだから。もう少し早ければ、もしかしたらお前を『妻』にしていたかもしれん」
「でも、わたしを捨てないでね・・・わたしにはあなたしかいないの、あなたしか・・・・」
「よし、わかったわかった。その代わり、わしの言うことは何でも聞くんだぞ」
「はい、すべて・・・あなたに従います」
「よしよし、可愛い『女(やつ)』だ」
 そう言うと、隆造は腰を前後に激しく動かし始め、春香の『女の穴』を攻め立てて行った。それにしても、隆造とこの女秘書・春香の関係はいったいどうなっているのだろうか・・・?

★ 人工美女の館 80 ★ ♂ 春香の過去、それは・・・ ♀

「あっ、あっ、ああぁ〜〜っ!」
 隆造の女秘書・春香が激しい喘ぎ声を漏らしている。
「どうだ、男のように放出出来ない分、お前はいつまで経ってもこの快楽からは逃れられん・・・どうだ辛いか?」
「も・・もうだめ、気が狂いそう〜! あぁぁ〜っ!」
「では、最後の追い上げだ」
「うっ、あぁっ〜〜あああぁ〜〜〜っ!!!」
 隆造がここぞとばかりに腰を動かし始めると、春香は激しくその美しい顔を揺さぶり歓喜の声を発した。そして、それに合わせるかのように、隆造も春香の女芯奥深くで果てた。
『はぁ、はぁ、はぁ・・・』
 二人の激しい息使いだけが響く寝室、ふたりは体を合体させたまま・・・・・。
「あなたのペニスって、放出なさっても少しも衰えないのね・・・」
「まぁな、それだけがわしの自慢だ・・・」
「あれから三ヶ月、わたしはあなたのそのペニスで女の快楽を覚え込まされてしまった・・・、そして今ではあなたの愛人に・・・」
「そうだったな・・・、しかし、出所してからだいぶ時間が経っていたので、まさかお前がわしを訪ねてくれるとは思ってもいなかったよ」
「わたしは苦しんだわ・・・、あの施設で、わたしが妻の手にしたメスで海綿体を切除され、女の体になってしまってから・・・。妻も強制されてしてしまったこととはいえ、毎日泣き続けていたらしいわ。だけど妻は・・・妻の里美は、たとえ私の体が女の体になっても愛情は変わらないって、出所するまでわたしのことを待っていてくれた・・・」
「・・・・・」
「そんな妻のためにも、わたしはこの長く伸びた髪を切り、再び男として働こうとも思ったわ・・・」
「でも・・・出来なかった?」
「そう、こんな体になってしまったわたしを働かせてくれるような会社なんてやっぱりありはしないわ。そうこうしているうちに、妻がわたしの体に刻み込まれた『女の割れ目』を目にしてしまったの、ずっと隠していたんだけどね・・・。妻の受けたショックはあまりにも大きかった・・・結局、その一週間後に妻は自殺してしまったわ」
「そ・・そうだったのか、それは知らなかった・・・」
「わたしはすべてに希望を失い、こんなわたしでも働けるニューハーフヘルスを渡り歩いたわ・・・。でも、不特定多数の男たちに抱かれることには耐えられなかった」
「それで、わしを訪ねて来たんだったな」
「もう頼れるのはあなたしかいなかった・・・・・」
「春香・・・、お前と初めて会ったのはもうどれくらい前になるかなぁ」
「初めて?」
「そうだ、初めて会った日・・・そして、初めてお前が男のペニスをその体で受け入れた日だよ、それも、肛門でな・・・・・」
「いやっ、恥ずかしいからそのことは言わないで・・・・・」
「何を恥ずかしがっているんだ、生娘でもあるまいし・・・ふふふっ」
「だって、もうわたしは女なんですもの・・・男の時のお話は・・・・・・」
「そうか、男の時のことを思い出すと恥ずかしいのか、よしよし。これからは、ずっと女として可愛がってあげるから安心しなさい」
「うれしい・・・わたしもあなたに一生懸命女として尽くします」
 そう言うと、いまだに隆造のペニスに貫かれたままの春香だったが、その部分を連結させたまま隆造の胸に顔を寄せ、すすり泣きを始めるのだった。

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