地球征服に関するオレ的実践と顛末 作: 摩火
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地球征服に関するオレ的実践と顛末

「ご主人様、どうぞ可愛がって下さいませ。」
オレはアニメに出てくるヒロインのような可愛らしい声で黒いメイド用のミニドレスとペチコートの裾を摘み上げ、セクシーなTバックのパンティを博士の前にちらつかせた。
「今日はどのようにいたしましょう。何かお道具でも・・鞭をお使いになりますか。それとも二股バイブがよろしいでしょうか。ご主人様のお好みの後背位などいかがでしょう。」
そう言いながら俺は博士の前に情けを請うようにひざまずいた。
しかし、その態度と言葉とは裏腹に、オレの心は屈辱と怒りで煮えたぎっていた。
『ちっきしょう、こんな目にあわせやがって、殺してやる、ぜってえー殺す、マジで殺してやる』
心の中はそんな感情と思いでたけり狂っていた。
しかし、オレはニッコリと媚びるような笑顔を博士に向けながら、博士のズボンをずり下ろし、ビヨーンと飛び出てきたチンポを愛しそうにしゃぶり始めた。
「ああっ、ご主人様、とってもステキなおちんぽ様です。大きくって、逞しくって、素敵。」
オレは博士の小汚いチンポをおしゃぶりしながら歯の浮くようなお追従を言った。
『ちっくしょう、何でこんなことを言っちまうんだよー』
オレの体は俺の意思に反して勝手なことを喋り、勝手な動作をみせた。
「ああ、お願いですご主人様、もう我慢できません。どうかお情けを下さいませ。」
そう言いながら、オレはパンティーがずぶ濡れになっていることに気がついた。
オレの本来のものではない下腹部の器官は、何かの挿入を求めてうずきにうずいていた。
「何をどうして欲しいのじゃ。はっきり言わんと分からんのう。」
博士が意地悪くもすっとぼけて言った。
「ああーん、ご主人様の意地悪ぅー、どうかわたしのあそこに、あそこに、ご主人様のオチンポ様を入れて下さいませ。」
オレは自分の口から発したそのセリフを聞きながら、全身が総毛だつ程の屈辱を感じていた。
「駄目じゃ駄目じゃ、ワシのチンポはそう簡単には使わせん。もしそうして欲しければ、そこに持ってきたバイブでオナニーしてみろ、うんと淫らにオナるんだぞ。ワシがそのオナニを納得したら、褒美にチンポを使わせてやろう。」
博士はテーブルの上に置かれているグロテスクな黒い二股バイブを指差しながら言った。

地球征服に関するオレ的実践と顛末2

そのバイブは言うまでもなく、ヴァギナとクリトリスの両方に甘美な刺激と快楽を与えるために作られている。
「ああーん、かしこまりました。ご主人様ぁ、わたしのオナニーをご覧にいれますぅ」
オレの声はもう発情したメスの声になっていた。
オレはその白い華奢な手でグロテスクな形のバイブを持つと、フェラチオをする要領でそれを口に入れた。
その間もオレの大きく張り出したヒップは、それを入れるのを待ちきれないように右に左に淫猥に揺れていた。

「うーむ」
俺は雑誌の末尾の小さな白黒広告を見ながら唸っていた。
別に腹が痛かったわけではない。
その一見貧弱で怪しそうな広告にひどく関心を持ってしまったからだった。
その雑誌は同人誌を専門に扱っている某書店で買ってきたものだった。
「地球征服情報」と表題にはある。
そのタイトルだけでも非常に怪しい。
しかし雑誌の中身はもっと怪しくて、「特集!ヒットラーの地球征服計画全貌」とか、「一日20分の運動で、楽して地球征服をする方法」という記事が掲載されている。
ああ、白状しよう。
実はオレは地球征服に憧れる健全な青少年の一人なのだ。
物心ついた頃から、オレはかのヒットラー総統閣下やアレキサンダー大王殿の伝記に夢中になり、いつか地球の征服者として君臨することを夢見ていたのだ。
もっともそんなこと絶対に他人に言うことはできない。

地球征服に関するオレ的実践と顛末3

オレは何年も前から暗中模索しながらも地球征服の方法を見出そうとした。
ある時は地面に魔方陣を描き、強力な上級悪魔の力を借りて地球征服をたくらんだ事もあった。
もっともこの時は、いくら学研の「ムー」に書いてある呪文を唱えても何も出てこなかった。
また、ある時は原爆を作るためのプルトニウムを強奪しようと、ヨーロッパから運送される再処理済み核燃料運搬車を襲おうとしたこともある。
こっちの方はいくらか現実的ではあったのだが、肝心の輸送ルートをいくら電話で問い合わせてもけんもほろろにあしらわれてしまい、計画化することができなかった。
やっぱり一人でやれることには限度がある。
オレは悪の秘密結社に入れないだろうかと考え始めていた。
最初は下っ端だろうが、地球征服のための軍資金がない今のオレには、悪の秘密結社に入り、持ち前の頭脳と体力であっという間に結社の首領にまで登りつめることも可能だろうと考えたのだ。
そんな時に、オレの目に飛び込んできたのがこの「地球征服情報」だった。
記事には特に目新しい情報はなかった。しかし、その中でオレの目を引いたのが巻末に「この石を身につければあなたも地球征服の願望がかなえられる」という怪しいことこの上ないパワーストーンの広告に並んで、小さく「地球征服のための秘密結社・戦闘員募集」なる広告が出ていたのだ。
その秘密結社の名前は「ジョッガー」となっている。
ジョッガー?ショッ○ーじゃあねえの。と思いながらもその小さな文字を一生懸命読んでみた。
「当秘密結社は結成50年になる由緒正しき秘密結社です。今回は日本支部の業務拡張につき結社構成員を募集します。募集人数 戦闘員5名、幹部候補戦闘員 若干名、賞与年2回、給与は当結社規程により支給、交通費全額支給、社保制度あり、応募者は履歴書持参、TELして要面接予約 人事責任者 葬神博士 03−○○○○−○○○○」
なんだかパチンコ屋の従業員募集とたいして変わらないような広告に幾らかの不安を感じながらもオレは思いもしなかった幸運に繋がるのではと思い始めていた。

地球征服に関するオレ的実践と顛末4

オレは受話器を握り締め、ドキドキする胸の鼓動を押さえながらも広告に出ていた電話番号にダイアルした。
「もしもし、こちらジョッガー」
いきなり受話器からぶっきらぼうな声が聞こえてきた。
「あのう、雑誌の戦闘員募集の広告を見たのですが・・・」
オレは多少気後れしながらもそう切り出した。

面接に指定された場所は繁華街の怪しげな雑居ビルの一室だった。
オレは電車を乗り継ぎ2時間もの時間をかけてようやくそのビルにたどり着いた。
事務所の入り口には「秘密結社 J.O.K.K.E.W本部」という手書きの下手くそな文字が堂々と描かれている。
『えっ、秘密結社がこんな堂々と存在場所を表示していいの?』
オレはいきなりズッコケてしまった。
『・・・・どうしよっかな、やっぱやめようかな・・・』
そのうさんくさいドアの手書きの文字を眺めながらオレは逡巡していた。
その時だった、いきなり事務所のドアが開き、俺は危うくそのドアに額をぶつけそうになったのは。
「ウキーッ、ウキウキー」
中から出てきたのは全身タイツに包まれた細身の異様な男だった。その怪人が俗に言う「戦闘員言語」を俺に向かって喋りかけてきたのだ。
「あっ、あの、ちょっと分からないですけど・・・」
「ウキーウキー」と何やら一生懸命に話し掛ける怪人にオレはしどろもどろになりながらも答えた。何だか怪人というよりもチンパンジーのパーマン2号と話しているような気分だった。
すると業を煮やしたのか、怪人はオレの手を取って無理やり室内に引きずり込もうとした。

地球征服に関するオレ的実践と顛末5

「ちょ、ちょっと、やめて下さい。何すんですか、いてて。」
その怪人はヤワな見かけによらず意外な怪力の持ち主だった。
『こ、こいつ、本当に戦闘員として改造されている。』
オレはその力の強さにそう直感した。どうやら本物のようだ。そうなれば話は別だった。
「分かった、わかった、分かりました。本物の戦闘員ということはわかりました。中に入りますから、どうぞお手柔らかに・・・」
オレがそう言うと、怪人はようやく掴んでいるオレの手を離してくれた。
オレは痛む手をさすりながら室内に入った。
ガランとした室内には見るからに安物の折畳式のテーブルが一本とそれをはさんで折畳式のパイプ椅子が2つ置いてあった。
「ウキー」
怪人は身振りでそのパイプ椅子を指差した。どうやらそこに座れと言っているようだ。
「はいはい、分かりました。ここに座るんですね。」
相手の言葉はわからないまでも、身振りを見ればなんとなく言わんとしている事の想像がつく位になっていた。
「ウキキキー」
黒い全身タイツ姿の怪人はテープルを挟んで座ると俺に向かって手を出した。
「はいはい、履歴書ですね。あの、できれば日本語で喋ってもらいたいんですけど・・・」
オレは履歴書をカバンから取り出すと、怪人に渡しながら言った。
「ウキキキ」
どうやら怪人は日本語が喋れないようだった。そう言えば渡した履歴書ももったいぶって見てはいるものの逆さまになっていた。
『こいつ、本当に日本人か?それとも戦闘員に改造されれば脳までおかしくなっちまうんだろうか?』
オレは首を傾げ履歴書をひっくり返したり裏返しにしたりしはじめた怪人を見ながらそう思った。
こんなとんでもない知力に改造されるならいくら強くても願い下げだ。
「あの、オレやっぱちょと用事思い出したので・・・これで失礼します。」
オレはそそくさと席を立とうとした。
「ウッキウッキ!」
オレが帰りそうだと見るや怪人はあわてたようだった。何としてでもオレを帰すまいとして手首を掴もうとする。
「な、何すんですか、やめて下さい!」
いくらオレの慎重が180センチあって、ガタイが良くても改造された戦闘員の力にはかなわなかった。あっという間にオレは腕をねじりあげられてしまった。

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