ジェード・コネクション9  作: 摩火 ケンジが小さな女らしい声をあげる。 王は向き合っていたケンジをくるりと後ろを向かせた。そして、ケンジの上半身を折り曲げさせて、壁に手をつかせる。 今度は立位でのバックから交合しようというのだ。 ケンジは自分の身体が王にいいように扱われるのが好きだった。 王が自分の旦那様なのだ。 自分は王に支配され、王の物なのだ。 ケンジは王にセックスされる度に、もっともっと王に征服されたいという思いがどんどんと強まってくるのを感じていた。 王の手が後ろ向きになって尻を突き出したケンジのナースの制服の裾を腰の上まで跳ね上げる。 ケンジのすっかり白く、丸くなったヒップが王の前にあらわになった。 その尻は見事なまでに美しい曲線を描いていた。 とても一年前までバリバリの男だったとは思えないぐらいの女らしい脂肪ののりきったヒップだった。 後ろ向きになって腰を突き出しているために、ウエストの細さとヒップの大きさがなお一層強調されていた。 それは犯さずにはいられないようなヒップだった。 それは男に挿入されることだけを目的としたようなヒップだった。 王はそのケンジのヒップに思わず生唾を飲み込んだ。 何度見ても見飽きないエロチックなヒップだった。 王は後ろからそのヒップの割れ目に沿って指でなであげた。 「アアーんっ。」 すぐになまめかしい声で反応が返ってくる。 まさにケンジに与えられた女体は女性としての十分な反応を起こすくらいに開発がされていた。。 「いくよ、美保」 王はそう言うと、ケンジのしとどに濡れそぼった穴に鋼鉄のような肉棒を差し込んだ。 すぐにケンジの膣内の襞という襞が待ち切れないように絡み付いてくるのが判る。 「あアアアアアアアアアアーーーーーーーッ」 またもやケンジが絶頂を迎えたようだった。 一突きしただけでこの有り様だった。 王はバックスタイルで繋がったままゆっくりと腰をグラインドさせていく。 またもやケンジの身体がふにゃっと力が抜けたのが感じられた。 また激しいエクスタシーのせいで何回目かの失神をしたのだった。 王は構わずにケンジのヒップを抱えたまま激しく腰を動かした。 それは今までに味わったことがない激しい快感とエクスタシーを二人に与えた。 その喜悦はわずかな時間のようでもあり、何時間も続くようでもあった。 その時だった。 いきなり、収納室のドアが大きく開かれた。 薄暗い収納庫の照明から、王とケンジはいきなり明るい光の中にいた。 「アイヤー、二人で何やっているあるか」 収納室の中に大きく響いたのはメエイメエイの驚き声だった。 見ると、そこにいるのはメエイメエイだけではなく、拳銃をこちらにむけた二人の警備員も驚いたように結合したままの王とケンジを見ている。 実は襲撃者達はトウの昔に撤収していたのだ。 その後被害状況を調べていたメエイメエイが収納室の中から異様な物音とあえぎ声が聞こえることに気が付き、警備員を呼び寄せたのだった。 「ああっ、はずかしいーーー、みないでええ。」 ケンジがようやく状況に気が付いたのだろう、両手の手のひらを警備員たちにかざした。 しかし、そのようなことをしても、彼らの視線をさえぎれる訳もない。 王とケンジはハードポルノ並の恥ずかしいスタイルのまま、後ろから繋がっているのだ。 ケンジの真っ白で丸い蠱惑的な美尻はすべてあらわになっていた。 また、ナース服の胸元からは大きな乳房がたわわに垂れ下がりゆらゆらと揺れている。 その乳房の先端の乳首が立っているのもはっきりと判る。 「まったく、よく言うある。こっちのほうが、よっぽど恥ずかしいある。」 そのメエイメエイの言葉に、王とケンジの顔が更に紅潮した。 「ほらほら、ボーッとしていないで、早くその丸出しにしている、おっきいおっぱいと、イヤラシイ淫乱おまんこしまうある。」 王とケンジは、はっとしたように離れようとした。 二人はまだ衆人環視のなかで、深く結合したままだったのだ。 「ああンッ」 ケンジが耳を塞ぎたくなるような色っぽい声をあげた。 王がその逞しい男根を引き抜いたためだった。 恥しいことに、止めようとしてもどうしても声が出てしまうのだ。 王の男根がケンジの人造膣からヌルッという感じで出て来た。 「おおっ」 それを食い入るように見ていた警備員からどよめきが起きる。 それは、王の外見に見合わず意外な巨根であったことと、それがケンジの愛液にまみれてヌラヌラとしていることだった。 性転換で作られる人造膣は、愛液をあまり出せないものだ。 そのために、彼女らはこの研究所で作られた白い乳液を愛液の代わりに使っている。 それが常識だった。 しかしこの目の前にいる美人の性転換看護婦の陰部から内股に向かって流れた跡があり、王の肉棒をテラテラと濡らしているのは、どう見ても本物の愛液だった。 性転換されて美女にされた男達を見慣れている警備員も、これには自分の下半身が思わず堅く突き上がってくるのを感じた。 ・・・この女の濡れっぱなしのおまんこに俺のチンポを突っ込んでやりたい・・・ 警備員達は不意に突き上がって来た欲情にそう思った。 ケンジが床に落ちているレースの派手なパンテイを拾い上げ、後ろを向いて恥しそうに履き始めた。 その仕草もまた警備員達の欲情を誘った。 ・・・こんな襲撃のさなかに、まぐわい、乳繰り合っている女だ、きっと俺達にもやらせるに違いない・・・ 警備員達は本気でそう思った。 とにかく、これでケンジはいつ警備員達によってレイプされるか判らない状況に陥ってしまったのだった。 そして、その予感は近い将来に現実の物となって、ケンジに襲いかかってくることとなる。 41.内藤1 内藤の歩いているのは地下にある病院の最下層の廊下だった。 あの襲撃以来、病院の防衛は格段に強化されている。 病院の周囲には第18機械化師団が戦闘体制を取って配属されていた。 対空ミサイルなどの装備も充実している中国政府自慢の最新鋭の陸軍師団だった。 そして、病院の中も日本製の最新鋭のセキュリテイシステムに変更されている。 どこに誰がいるのかは常にICタグが把握し、監視カメラがその人物の行動を追尾し、モニターし続ける。 変な動きをしようものなら、すぐに検知されてしまうのだ。 そして、この病院ももうすぐ移転することになっている。 今度は極秘に建設されていた共産党幹部用の大規模核シェルターを利用し、改造した施設に移転するのだ。 内藤はこの間ずっとその移転計画にかかりっきりになっていた。 今日は久々にその気の滅入るような複雑な計画が3国の上層部に承認され、ほっと一息ついていたところだった。 いったんの激務から解放されると、今度は病院内の色々なことが気になってくる。 今、一番気掛かりなことは拘束している池内がどうなっているかということだった。 池内にはもっとも残酷な復讐をするように部下たちに指示をしている。ただ、残念なことに、その具体的な方法を自分自身で計画できなっかたことだ。 池内のおかげで、ジェード社の10年の苦労の多くが水泡に帰しているのだ。 それに襲撃の結果100人を越すスタッフが死傷している。 その多くが誰も内藤にとってはかけがえのない人材であった 今の池内はその憎むべき白人優越主義国家たるアメリカへの恨みを一身に受けるべき存在だった。 ただ、池内自身はこんなことをしても意味がないことは十分に知っていた。 自分がこうなってしまったのは一体いつからだろうか。 内藤はふとそう思った。 最初、この仕事が来たとき、内藤はまったく乗り気ではなかった。 大体、罪人とは言え強制的に女に作り替えてしまうのだ。法にも憲法にも明らかに違反している。 しかし、パンドラウイルスの治療方法が発見されない限り、人類は滅亡するしかない。 上司にそう説得されて、内藤は決意した。 自分がその滅亡をなんとかくい止める捨て石になるのだと。 そして事あるごとに、内藤はそう自分に言い聞かせて来た。 もしパンドラ病への有効な治療方法が発見されれば、自分はもう用済みとなり、最悪の場合、このプロジェクトの責任の多くの罪をおわされてしまうことは承知の上だった。 そして、内藤は男性を性転換することに並々ならぬ興味を持っている人材を集めてきた。 奥村医師もそうだし、陳先生もそうだった。 そして、この集めた連中と組織を作り上げ、病院の運営に携わっているうちに、内藤は知らず知らずのうちに精神構造が変化していった。 最初は人類のために捨て石になることを決意し、強制性転換手術を始め、男性の妊娠と出産などの各処置を一定の距離を置き、嫌悪感を持ちながら見ていたものだった。 しかし、10年という月日は長かった。 酸が少しずつ金属を腐食させるように、内藤の心も性転換に強く興奮する部下たちの性癖に蝕まれて行ったのだ。 1年前まではごつく、むくつけき男達が、次々と美女にされていった。 粗暴で矯正の余地がないと思われていた殺人犯が、薄物のネグリジェをまとい、尻を向け、おまんこを男にこすりつけながら情けを乞うような淫売にされていった。 拉致された時、口汚く内藤を罵った男達が、大きなおっぱいから幸せそうに赤ちゃんに母乳を与えるようになっていった。 それは快感だった。 相手を思うがままに作り替え、そして支配することの快感があった。 次第に内藤は苛酷になっていった。 病院内の見回りで、少しでも内藤に逆らうそぶりを見せた拉致対象者は、内藤の指示で乳房を巨大に作り替えられたり、種付けの実験に廻されたり、人口女性器の性能テストと称して、巨大なバイブで24時間ぶっとうしでなぶられ続けた。 内藤はこの病院では最も神にも近い存在となって行った。 ・・・俺はすっかりかわっちまたなあ・・・ 内藤は長い地下の通路を歩きながらそう思った。 かっての東大卒のエリート官僚が男を強制的に性転換させ、サドのように支配することに慶びを感じているのだ。 内藤は自分自身を嘲笑した。 そんなことを考え考え歩いている内藤の後ろから声をかけてきた者がいた。 振り返るとそれは奥村医師だった。 しかし、奥村医師一人ではない。 内藤は目をみはった。 奥村医師の横にはハイヒールとガーターベルトに吊るされたストッキングのみを身につけた20台半ばとおぼしき全裸の女性が立っていた。 ジェード・コネクション335 摩火 - 2006/02/21 21:10 - その女性は恥しそうに俯き、手で自分の胸と股間を隠している。 しかもその首には犬用の太い首輪が嵌められており、その首輪に繋げられた鎖を奥村医師が無造作に持っていた。 最初、内藤はその女性が性転換手術を施され、女性化を促進させるためにマゾ化調教を受けている元男性だと思った。 しかし、内藤の長年の経験から言うと、その人物は元男性にしては手先や足がほっそりとして小さかった。 いくら奥村医師が天才的整形技術の持ち主でも、手足自体をこんなに小さくさせることは不可能な筈だった。 それに、その女性は内藤が知らない顔だった。 この組織運営に深く関わっているいる以上、内藤はスタッフの顔も収容者の顔とプロフィールも知悉していた。 最近は病院の移転の計画作りで、新たな収容者のチェックはおざなりになっていたとはいえ、この人物はこの病院で処置を受けたのではないことは明らかだった。 「・・・・?」 内藤は無言で奥村医師の顔を見た。 「ああ、こいつですか、ほら、自己紹介しろ。」 奥村医師は強く女性の鎖を引っ張った。 その衝撃で、ハイヒールを履いた不安定な足元がおぼつかなげによろめいた。 「は、はい、あ、あたしは、みじめでいやらしいマゾ女の景子です。お、夫の犯した恐ろしい罪を償わせていただくために、マゾ女になって、この体でご奉仕致します、ど、どのような仕打ちも喜んでお受け致します。ぞ、存分にお楽しみ下さい。」 つっかえつっかえその全裸の女性はそう言いながら両足を大きく開き、おまんこを両手で開くようにして内藤に向かい剥き出しにした。 その女性器のラビアには穴が開られ、頑丈そうなリングが嵌められていた。 しかし、そのように下半身を初対面の内藤に剥き出しにしていることがよっぽど恥しいのだろうか、その景子と名乗った女性は顔を背け、目をしっかりと閉じて、かすかに震えている。 「夫の罪?」 内藤は合点がいかなかった。 「おやおや、内藤さん、メールで出したの見てくれていなっかたんですか?」 そう言われて、内藤は初めて思い当たった。 そういえば、だいぶん前に奥村医師からメールを貰っていた。 その時は忙しさに紛れてよく読んでいなかったが、了解の返答を送った記憶がある。 「すると、これが・・・」 「そうです、この女が池内の女房です。」 奥村医師が自慢げに言った。 「いやあ、苦労しましたよ、偽造パスポートでアメリカに高跳びする寸前を日本政府の協力でなんとか身柄を拘束して連れてきたのですから、そして、それからのマゾ女にする調教も大変でした。」 内藤は改めてしげしげとその女を見た。 恥しげに横を向いてはいるものの、それは間違いなく本物の女性だった。 「いやあ、実は調教したのは私ではなく、専門の縄師なんですがね、いや、実に見事なもんですなあプロは。最初のうちはこの女、きつい目をして、いけだかにふるまっていて、取り付くしまもなくて、とてもとてもマゾ女なんかにはなるまいと思っていたのですがネ、それがどうです、2カ月も立つとすっかりマゾ振りが板についてきて、今ではほら、初対面の内藤さんに恥しいおまんこ見せてすっかりあそこが濡れているのですから。」 その言葉に内藤は釣られるように池内の女房の股間を見た。 「ほらほら、ボオーッとしてないで、内藤さんにお前のいやらしくビジョビジョに濡れた穴、お見せするんだ。」 奥村医師が景子にニヤニヤしながら命じた。 すると驚いたことに、景子は何のあがらいもなく、その放漫な腰を前に突きだし、先程やったように両手で自らの割れ目を開いてみせるではないか。 確かに、そこはつい今し方見たときとはあきらかに違っていた。 陰唇の内側がヌメヌメと濡れて光っているのだ。 顔を上げて景子の乳房を見ると、乳首がすっかりと堅く尖っていた。 「どうです、景子は他人の見ている前で、辱められるととても興奮するように調教を受けたのですよ」 奥村医師は得意そうに説明しながら景子の乳首をギュッとつねり上げた。 「ああっ、ふうーんっ」 とたんになまめかしい景子の声がその唇から漏れ出た。 「衆人環視の中で、輪姦されるのも景子は興奮しまくります。あと、浣腸されて皆の前でうんち捻り出すのも、おしっこするのを見られるのも好きです、そうだったな、景子」 「は、はい、奥村様、お、奥村様のおっしゃる通りです。景子は皆様がご覧になっている前で、恥しいことをされると、とても感じてしまいます」 まだ幾らか正常な理性が残っているのだろうか、景子はつっかえつっかえ言った。 奥村医師は景子の後ろから抱き抱えるようにしてその剥き出しの乳房をしごくようにしていたぶっている。 景子の顔はすぐに真っ赤に上気し、その唇からよがりごえが漏れ始めた。 「いやあ、皆と一緒にこいつを輪姦するのはなかなか面白い経験でしたよ。やはり性転換女とはまた一味違った趣がありました。締まりや濡れ具合、声の上げ方など、違うものですなあ」 奥村医師はよがり声をさかんに上げている景子をしりめに話続けた。 確かに、久々に見る本物の女のよがる姿は、どこかぎこちなさの残る性転換女性のものとは違い、滑らかで本来のものが持つ完成されたエロチックさを醸し出している。 しかし、奥村医師はこの景子をどうしようというのだろうか。 本物の女性の調教などこの研究所のミッシヨンにはないことだった。奥村医師はこんなことに貴重な時間を使っているのだろうか。 内藤が憤然として口を開きかけた時、奥村医師が機を制して言った。 「大丈夫、内藤さん、別にこれは遊びでやっている訳ではありません。これにはちゃんとした理由があるのです。」 その言葉に、内藤は訝しげに奥村医師を見た。 「一つには本物の女性の生きた性器を見本として置いておかないと、人造女性器の形が段々と本物から掛け離れてしまうからです。そのために、この景子はいつでも誰にでも自分の性器を開いて見せるように調教する必要があったのです。言わば生きた教材見本ということです。」 内藤は景子をいたぶる手を少しも休める事なく続けた。 「もう一つは失われた卵子バンクに卵子を供給する提供者の一人として毎月子宮内に採取管を入れさせて卵子の提供を行わせています。残念ながら彼女のX染色体はウィルスに汚染されてはいますが、激減した卵子の提供数からいうと、幾分役にたっています。」 確かに、パンドラウィルスが顕現してから、女性の卵子の確保は日ごとに困難になっていた。 「そして最後の目的は、景子の夫と対の淫売奴隷です。」 その言葉が景子に聞こえたのかどうかは定かには分からないが、彼女は一層大きなあえぎ声をあげた。 「ええっ、対の淫売奴隷だって?」 内藤はその意外な言葉に思わず聞き返した。 「そうです、内藤さんもこの前指示出したでしょう、うんと厳しい罰を与えてやれと。その結果がこれなのです。」 内藤の心の中に池内とその妻のシーンが浮かんできた。 二人とも豊満な女体で、しかしその内の一人は元男でしかも夫なのだ。 その存在の目的はただ一つ、男の性欲の処理をすること。 数知れぬ男達の挿入をその女体に空いた穴という穴で受け入れ、あらゆる卑猥な欲望を満たすこと。 池内と景子はその役割を強要されるのだ。 内藤は自分の下半身がこれまでにないくらい堅く勃起してきたのを感じた。 「実は、景子はまだ池内に引き合わせていません。内藤さんの手が空いたときに二人を引き合わせようと思っていました。この感動の再会を、内藤さんも見逃したくないでしょう。」 奥村医師は内藤の心の奥を見透かしたように言った。 それはそうだった。 内藤としても全身の整形手術を施され、すっかり変わり果てた池内を見るのも楽しみだが、女になった肉体を妻に見られるシーンもまた絶対に見逃せないものだった。 「あああっっっっ、いたいっっっ」 景子がまた奥村医師による違う責めを受け、身をクネクネとよじり始めた。 今度は奥村医師の手は景子の股間に伸びている。 どうやら指先で景子のクリトリスをつまみ上げているようだった。 これは痛いに違いない。 しかし、景子の口からはそれとは違う言葉があふれ出てきた。 「ああん、奥村様、もっと、もっと景子を苛めて下さいっ、ああん、いいっ、いいっ、景子は苛められいたぶられることが大好きな変態マゾ女です。ああん、いいっ、いいっ、入れて、入れて、お願いします、内藤様の前で、奥村様の太いおちんぽ様を景子の中に入れて下さい。そして景子のおまんこの中を精液でいっぱいにしてええーっ」 もはや景子は理性のたがを完全に失っているようだった。 本物の縄師にかかれば、これほどまでに淫乱で救いようのないマゾ女に落とすことができるのか・・・内藤は心の中で舌を巻いた。 「景子、だめだ、まだだめだ。もうすぐお前の亭主に会わせてやる。亭主の前で亭主と一緒に調教師の皆さんにたっぷりと苛めてもらえ。一生懸命ご奉仕すればご褒美として亭主ともども皆にたっぷりと輪姦(まわ)してもらえるだろう」 「ああ、嬉しい、あの人に会わせてもらえるのね。でも、わたし、こんなに恥しいマゾ女になちゃって、あの人に嫌われないかしら。」 景子はとろんとした目付きで言った。 「大丈夫だ。景子の亭主も、もう亭主とは言えないくらい恥しい身体になり果てている。会えば景子も驚くだろう。」 その言葉に景子はコクンと頷いた。 「はい、分かっています。私達夫婦は日本やアジアの国と国民を裏切った。その罰として私達は実験用女淫売奴隷として一生この身を捧げなければなりません。夫はすでに女奴隷に改造されたことは聞いています。会う覚悟はできています。そして夫婦ともどもこの身体の全てを殿方の快楽のために使っていただきたいのです」 景子のその殊勝な言葉を聞き、内藤は奥村医師の耳元でささやくようにして尋ねた。 「いったい、どうやたんだ。縄師の調教だけで本当にここまで完全で柔順なマゾ女にできたというのか?それともこの女には元々強いそっちの気があったのかね。」 奥村医師はニヤリとした。 「いや、さすが内藤さんだなあ、実は景子を短期間でここまで調教できたのは縄師だけの成果じゃあないんですよ。」 やはりそうだった。もともとの性癖がない限り、人は簡単には異常性癖の持ち主にはならないものだ。 「実はですね、陳先生の血液交換法の改良版と、映像快楽刺激法と縄師による調教を組み合わせてみたのですよ。するとこちらが思っていた以上の強力な性癖の変化が見られました。この景子などは、有能な米国国防総省のエージェントから、この療法を始めてわずか3日で露出狂の変態マゾ女に堕ちてしまいましたからねえ。それまでは2カ月間色々やっても口を割らなかったのですが、マゾ女になったとたんに、皆に輪姦されながら自分がエージェントであることや組織のことなど、ベラベラとすっかり白状してくれました。」 奥村医師の話は内藤の興味を誘った。 映像快楽刺激法とは、以前に浅芽に使用して効果を挙げた映像にのせて脳の快楽中枢を刺激する方法だ。 しかし、奥村医師の話に出てきた血液交換法の改良版とは初耳だった。 「何かね、その陳先生の血液交換法の改良版とは?」 内藤は奥村医師に尋ねた。 最近の報告は病院の移転計画の作成に忙殺されて禄に目を通していなかった。 「おや、陳先生の報告書、読んでいないんですか?先生はもう鼻高々で、ノーベル賞級の大成果だとここのところはしゃぎ回っていますよ。」 陳先生の血液交換法とは、これまでのところジェード社が手に入れた最も効果的な女性的な性格に変位させる方法だった。 せっかく性転換手術を施し、女性の肉体に変えても、意識のアイデンテテイが男性のままだと、心の性と身体の性の大きなギャップに引き裂かれてしまい、強度の鬱を発症したり自殺に至るパターンが顕著に見られるのだ。 そのために身体と意識の性を同時に変える手法が幾つか開発されてきた。その最も効果的な全身血液交換法とは、強い女性的性格を持った女性達を集め、特徴的な性格のグループごとに採取した血液を男性の被験者の血液と入れ替えるというものだ。 わずか一回の血液交換でその被験者は劇的に性格が変化する。 すなわち、男に尽くすタイプの女性達の血液と入れ替えられた被験者の男性は、どんなに暴れものであっても翌日にはすっかりとおとなしくなって、かいがいしく他の男性スタッフの世話を焼きたがるようになるし、尻軽女達の血液と入れ替えられた男性は、次々と男たちに色目を使い、性的関係を結ぼうとするようになる。 そんな強力な手法だが、ただ一つ大きな欠点もあった。 それは一回の処置で大量の血液を要することだった。 とくに女性から血液を採取することが難しくなった今、陳先生の手法は現実的ではなくなってきていたのだ。 「陳先生は、わずかな量の血液の成分を投与するだけで女性の性格パターンの転移を可能とする特殊な方法を見つけたのです。」 内藤にはそれがにわかには信じられなかった。 通常の血液交換による性格移転だけでもそのメカニズムは解明されておらず、エセ医学っぽいのに、本当にわずかな投与だけで性格移転が引き起こされるのだろうか。 「そりゃあ私だって最初に聞いた時は耳を疑いましたよ。そんなことは医学の常識からいってありえないとね。しかし、陳先生の注射を一本受けた被験者達は次々と性格移転が目の前で起き始めたのです。いやあ、興奮しましたね。だって、刑務所からやってきたばかりの婦女暴行犯が、3日後にはスカートをはきたがり、うちの男性スタッフにしなを作って色目を使い、尻を向けてせがみ始めるのですからね。」 奥村医師はその陳先生の奇跡の注射を丸で自分の手柄なように得意満面に語った。 「陳先生が言うのには、何でもホリステイック医学の原理を使ったとのこと、まあ、私には何のことかちんぷんかんぷんですがね。ある性質を持ったものは、たとえ何千倍に希釈してもその性質を保ち続けるそうで、その特性を引き出す動因があれば、特性は最大限に引き出されて固定される、何だかそんなことを言っていましたね。内藤さん、分かりますか?」 内藤にも奥村医師の説明は何のことだかさっぱり分からなかった。 しかし、目の前にいる奥村医師の興奮の度合いからもそれは非常に効果的で画期的な処置方法であることが伺えた。 「内藤さん、行きましょう、これから涙の夫婦再会です。長い間離れ離れになっていた夫婦が再会するのです。男と女としてではなく、お互いマゾの雌奴隷として再会するのです。どうです感動的過ぎて、思わず勃起してしまうじゃあありませんか。」 奥村医師はそう言いながら内藤を促すようにして歩き始めた。 景子も奥村医師の持っている鎖に引きずられるようにして二人の後をついてくる。 内藤の期待はいやがおうにも高まった。 景子も先ほどはあれだけ殊勝なことを言っていたくせに、いざ夫に会うとなると気後れするのだろうか、奥村医師の引っ張る鎖に何度となく歩調が乱れている。 それはそうだろうと内藤は思った。 自分の夫が、自分と同じ性に変えられているのだ。自分の知っている池内ではなく、まったく違う存在に変えられているのだ。今までと同じ関係はもう二度と結べないのだ。 夫婦ではない同性の関係、それは姉妹か女同士の友達になってしまうということだった。 「ここです、この部屋の中で、池内は縄師達によって調教を受けている最中のはずです。」 奥村医師が立ち止まり、指し示したのは何の変哲もないドアだった。 ただそっけない文字で3号室とのみ表示されている。 奥村医師はその部屋のドアノブに手をかけると、ノックもせずにグイッと押し開けた。 その部屋は12畳くらいの広さだった。 10名位の半裸の男たちが部屋の中央に置かれたテーブルを取り囲むようにして輪になっていた。 その中の何人かがこちらをチラッと見る。 「・・・ああっ、やめてぇ〜っ、もう、堪忍してぇ〜、これ以上やられると、もう、死んでしまいますぅ〜っ、後生ですから、もう・・・ああつ、あっ、ああうんっっっ」 その男たちの輪の中から、くぐもったような慈悲を乞う女の声が聞こえてきた。 しかし、その声は聞きようによっては快楽に身もだえし、よがり声を立てているようにも聞こえる。 「やあ、ご苦労、ご苦労、首尾はどうかな」 奥村医師がその男たちの輪の中にズイッと入っていった。 男たちが奥村医師に対して道を空けた。 つられる様に内藤も奥村医師の背中越しにテーブルの上を覗き込む。 そこには全裸の女が居た。 いや、ただ居るだけではなく、あぐら縛りに縛られ、尻を高く持ち上げたような格好でうつぶせにされていたのだ。 縄で亀甲に縛られた両方の乳房は痛々しいくらいに大きくはみ出し歪んでいた。 しかし、それよりも異様だったのは、その女の高くもたげられた尻を貫くように二本の大きなバイブが突き刺さっていたのだ。 その2本のバイブは肛門と、女性だけが持つもう一つの穴にしっかりと突き刺さっていることは明白だった。 抜け落ちたりせずにしっかり身体の奥深くに食い込ませるために、ロープがその二本のバイブをしっかりと固定している。 それだけではない、回りを取り囲んだ男たちがそのバイブの角度を変えたり、もう少し深く突き入れたりしているのだ。 その度にテーブルの上の女性は身悶えし、男達に慈悲を乞うているのだ。 縄のせいで堅く、ツンと突き上げられた乳房の先端の乳首は、大きなクリップで挟まれていた。 これはかなり痛いに違いない。 内藤はその激しく責められている女の前に回った。 しかし、女は額をテーブルに押し当てているせいで、その顔はよく分からない。 目の前にいるこの女があの池内なのだろうか? なまじ池内を知っているだけに、内藤はこのマゾ女として調教を受けている女が池内だとは信じられなっかた。 奥村医師の整形外科医としての腕前の素晴らしさは十分認識している。 しかし、あれは・・・池内の性転換を命じたのは僅か2カ月前なのだ。 今、目の前にいる女性は、あぐらをかいた格好で尻を高く持ち上げさせられているとは言え、細く締まった腰の縊れといい、横に大きく形よく張り出した尻の大きさといい、生まれつきの女性のものとしか見えなかった。 肌もそうだ。 白く、きめこまやかなその肌は、決して元男の肌ではないほどの張りと艶を持っていた。 そして、相変わらず額をテーブルに付けているせいもあり、その顔立ちはよく分からない。 これが本当に池内なのだろうか。 内藤は再びそう思った。 内藤は視線を上げ、全裸で立つ景子の方を見た。 かんじんの景子も目の前にいる女が誰だか分からずに戸惑っているようだった。 「これは・・・」 そう言ってから内藤は奥村医師にもの問いたげな視線を向ける。 奥村医師はこの状況を楽しむようにニヤニヤと笑っている。 そして、ツカツカと女の横に来ると、ボブに切り揃えた髪の毛を鷲掴みにして女の顔をグイと持ち上げた。 「ああっ」 女の口から悲鳴がもれる。 その女の顔は濃い化粧を施されていた。 それに顎の骨を削り、目も二重にして、唇もふっくらするように整形手術も施されていた。 しかし、内藤にはその顔の以前の面影をはっきりと見ることができた。 「うそよ、うそ、これがあの人の筈ないわ。」 景子の驚愕したような声が響いた。 その声に弾かれたように、それまで苦痛のためなのか目を閉じていたテーブルの女が目を見開き、景子の方を見る。 「け、景子!」 女は驚きの叫びを上げた。 その声は以前の池内とは似ても似つかぬ甲高いソプラノではあったが、そこに全裸で立っているのは景子とはっきり認識したのだ。 この、バイブで貫かれ、縄で調教を受けている豊満な腰と胸を持った女性は紛れも無く池内であった。 「ああ、景子、お前まで捕まってしまったのか。」 池内の口から悲痛な声が漏れる。 「あ、あなたなの?本当にあなたなの?」 景子は目の前にいる女性が自分の夫であることがまだ信じられない様子だった。 景子は、夫が女性に性転換されたと聞かされていたにもかかわらず、こうまで完璧に変えられているとは思っていなかったのだ。 「おや、こうして旦那を目の前にして、まだ信じられませんかな。では証拠をお見せしましょう。」 奥村医師は景子の腕を掴むと引きずるように池内の高く持ち上げているヒップのほうに回った。 「ほら、ご覧なさい」 奥村医師は池内の秘部を貫いていたバイブを引き抜いた。 「ああっ、やめろ、やめてくれ、景子には見せないで・・・」 池内の体内から引き抜かれたバイブにはねっとりとした薄い粘液状のものが大量に付着していた。 「おお、もうこんなに濡らして、あきれたもんだ、よっぽど苛められるのが気持ち良かったんだね」 バイブを引き抜かれたあとは、ぽっかりと大きな空洞になっていた。 「やめろったら、みせないでくれぇ」 池内は腰を激しく動かして抵抗しようとした。 しかし、あぐら縛りでしっかりと緊縛されているせいで、その動きは無駄なあがきに近かった。 「ほら、奥さん、ご覧なさい、この部分に縫合の跡が見えるでしょう、これは陰嚢の皮を使って作った大陰唇と小陰唇なのですよ、どうですご自分のものと比べてみても、見事なものでしょう」 奥村医師は自分の手術の成果を自慢しながら池内の大きく曝された女性器を触った。 「うわっ、止めろ、景子の前では止めろ」 自分の最も恥ずかしく作り替えられてしまった部分を妻の前で直接触られて、池内は悔しさと恥辱のあまり、泣きだしそうになっていた。 「まあ、これは確かに女の子の物だわ。ヒダヒダ、クリトリスも揃っている。あなた、本当に本当に女の子にされちゃったのね」 景子が池内の無残に変形した股間を覗き込みながら言った。 「もうわたし達、夫婦とは言えないのね、この人たちに女と男の関係ではなくされちゃたのね。」 その言葉は池内にはこの上なく残酷な物に響いた。 「でも、あなた、私達は心の中では夫婦よ、たとえどのような姿にされても、私達は永遠の愛を誓い合った夫婦なのよ。」 景子は池内の傍らに跪き、その腕を優しく励ますようにさすった。 「け、景子・・・」 池内は妻のその言葉に思わず涙ぐんだ。 池内にとって、今のこの姿を妻の景子に見られることは死よりも残酷でつらいことだった。 しかし、その妻がこんなあられもない姿に変えられてしまった自分を厭わずに受け入れ、励ましの言葉をかけたのだ。 それは池内にとって何よりもありがたい言葉だった。 「おうおう、何という純愛に満ちた夫婦愛だ。先生はもう感動して二人のおまんこにちんちん突っ込みたくなってきたよ」 奥村医師のその言葉に、二人はぎょっとしたように体を硬直させた。 奥村医師はお互いの目の前で二人同時に犯そうとでもいうのだろうか。 「二人ともお互いの愛は永遠だと思っているようだが、人は裏切る。簡単に裏切るものなのだよ。今はお互いにかばいあい、愛していると思っているようだが、このあと女としてさんざん犯され、マゾ女として辱めを受けるうちに、二人とも何日もしないうちに、本物の男を愛し始め、お互いのことは男を争うライバルと思うようになるさ」 奥村医師の言葉は今の二人にとっては、単なる嫌がらせか脅しにしか聞こえなかったに違いない。 「お前たちの体内には陳先生の開発した淫乱なマゾの血が流れていることを忘れてもらっては困る。この血液処置を受けたものはどんな人間でも苛められ、辱められることに強い快感を感じるようになる。自分を辱めてくれる男たちを愛し、尽くしたいと考えるようになるのだよ。」 奥村医師の言葉に、池内は動揺したように言った。 「う、嘘だ。俺が男を愛するようになるなど、絶対にない。絶対にありえない。景子も同じだ。景子は俺以外の男なんぞに絶対になびかないぞ。お互いを愛する気持ちは誰にも負けない。お前たちの卑劣な行為に、俺たちの愛を引き裂かせはしないぞ。」 「あなた・・・」 池内をさする景子の手が僅かに震えているようだった。 「はははっ、強がり言いおって、さっきまでバイブをおまんこに突っ込まれて、さんざんいい声で鳴いていたのは一体誰だったかな。」 奥村医師の眼鏡の奥の目が意地悪そうに細くなった。 「な、な、な、何を言う。そんなことはありえない。そんなことは絶対にない。」 池内は狼狽したように奥村医師の言葉を強く否定した。 しかし、否定すればするほど、奥村医師の言葉を肯定しているようなものだった。 「あ、あなた・・・」 景子は縛られ不自由な格好の池内を見上げる。 「ち、違う、そんなことあるもんか、景子、あいつはでたらめを言っている。」 池内の白くきめ細やかになってしまった全身の肌がさあっと紅潮していくのが分かった。 「はははっ、なんならもう一度おまんこに突っ込んでやろうか。今度はこの縄師の皆さんのご自慢のちんぽこをな。きっとお前さんは女房の目の前でよがり声上げまくってダラダラと愛液をおまんこから噴出して、もっともっとなんて叫びだすだろうな。」 池内の剥き出しになっている可憐で見る影もなく変形されてしまったグロテスクな秘部が恐ろしげにキュッと収縮したように見えた。 「や、やめろ、女房の前で、景子のいる前でそんなことやめろ。」 池内の言葉が徐々に哀願の調子を帯びてきた。 流石に妻の目の前で女として犯されるのはたまらない屈辱に違いなかった。 そして一度男根をその女性器の中に入れられたら最後、自分がその快感に抵抗できないかもしれないことは池内自身が薄々気が付いていたことでもあった。 「奥さん、どうかね。愛する旦那と一緒にあんたも犯して欲しいんじゃあないのかね。夫婦揃っての三輪車プレイをみんなの前で見て欲しいんじゃあないのかね。」 奥村医師の手が景子の胸元に遠慮ためらいもなく伸びてきた。 「きゃっ」 景子は小さく悲鳴を上げると、自分の胸を両手で隠すようにする。 「な、何をする。景子に手を出すな。景子にてを出せばただではおかんぞ。」 池内は自分の置かれている状況も忘れて、思わず大声を出す。 「おや、おや、おや、そんなケツを高く上げて、おまんこむき出しにされた女の子がどうただでは置かないというのかね。そんな偉そうな口を利くと、どうなるか分かっているのかね。」 奥村医師は池内の股間に指を伸ばした。 その指がむき出しになった池内の膣の入り口をいたずらするようになで上げる。 「ひっ、ひいっ〜っ」 その怖気をふるうような感触に思わず情けない声を上げてしまう池内だった。 「どうした、ただ単に膣口をなで上げただけじゃあないか。まさか、これだけで感じてしまったんじゃああるまいね。」 猫がネズミをいたぶるように、奥村医師は池内と景子を徹底していたぶっていた。 「ふふふっ、しかし、ちょっと触れただけでこれでは、本物のちんちんを入れられたら一体どうなるかな。この穴はまだバイブを入れられただけで、本物の男根は入れられていないからなあ。本物のちんちん入れて処女喪失したらどうなるか本当に楽しみだ。」 どうやら池内の肉体が処女だというのは本当のことらしかった。 男により処女を失う前に、バイブや縄でマゾ女の血を最大限に引き出しておこうというのが奥村医師のシナリオのようだった。 そして今まで口を出さなかった内藤も、流石にそのいたぶりの輪の中に加わりたい衝動がムラムラと湧き上がってくるのを感じた。 「待って、待ってください、奥村様、私はどうなっても構いません。皆さんのおもちゃにでも慰安婦にでも好きなようにしてください。何でも言うこと聞きます。どんなひどいことにも従います。皆さんの共同便所として、いつでも好きなときにお相手いたします。でも、主人だけは、夫だけはそんなひどいことをするのだけはどうかお許し下さい。」 景子が意を決したように奥村医師に言った。 景子は自分の身を犠牲にしてまで夫をかばおうとしているようだった。 「け、景子・・・」 池内は一言言っただけで絶句してしまう。 「そうか、そうか、景子はそんなに皆に犯される淫売の共同便所になりたいのか。言っておくが、共同便所はきついぞぉ、専用の売春宿に送って、何しろ一日100名くらいの男のペニスを受け入れなくてはならんのだからなぁ、1年も経たないうちにあそこはガバガバのユルユルになっちまうだろうなぁ。うひひひひっ」 奥村医師はわざとらしく下卑た笑い声を立てる。 その声につられて、まわり中の縄師達が一斉に笑った。 「奥村先生、もうそろそろいいですか。俺達、この夫婦の哀れな様子見ているうちに、もう、チンポが爆発しそうで、堪らないっす。皆でこの夫婦輪姦(まわ)しちまっていいすか。」 一人の30台と思しき日本人の縄師が耐えかねたように奥村医師に尋ねた。 内藤が改めて回りを見回すと、ギラギラと欲情に取り付かれた獣のような目つきの縄師だけでも6人はいる。それが全員ペニスを硬くたぎらせているのだ。 彼らは全員、池内と景子の下半身を食い入るように見つめていた。 「待って、待ってください、奥村様、私はどうなっても構いません。皆さんのおもちゃにでも慰安婦にでも好きなようにしてください。何でも言うこと聞きます。どんなひどいことにも従います。皆さんの共同便所として、いつでも好きなときにお相手いたします。でも、主人だけは、夫だけはそんなひどいことをするのだけはどうかお許し下さい。」 景子が意を決したように奥村医師に言った。 景子は自分の身を犠牲にしてまで夫をかばおうとしているようだった。 「け、景子・・・」 池内は一言言っただけで絶句してしまう。 「そうか、そうか、景子はそんなに皆に犯される淫売の共同便所になりたいのか。言っておくが、共同便所はきついぞぉ、専用の売春宿に送って、何しろ一日100名くらいの男のペニスを受け入れなくてはならんのだからなぁ、1年も経たないうちにあそこはガバガバのユルユルになっちまうだろうなぁ。うひひひひっ」 奥村医師はわざとらしく下卑た笑い声を立てる。 その声につられて、まわり中の縄師達が一斉に笑った。 「奥村先生、もうそろそろいいですか。俺達、この夫婦の哀れな様子見ているうちに、もう、チンポが爆発しそうで、堪らないっす。皆でこの夫婦輪姦(まわ)しちまっていいすか。」 一人の30台と思しき日本人の縄師が耐えかねたように奥村医師に尋ねた。 内藤が改めて回りを見回すと、ギラギラと欲情に取り付かれた獣のような目つきの縄師だけでも6人はいる。それが全員ペニスを硬くたぎらせているのだ。 彼らは全員、池内と景子の下半身を食い入るように見つめていた。 その様子に、内藤は少し不思議に思った。 少なくともプロの縄師ならば、このような調教は場数を踏んでいる筈であり、こんな飢えた狼みたいにはならないはずだ。 そんな不審顔の内藤に気が付いたのか、奥村医師はこちらにウィンクを返してきた。 つまり、これは縄師とグルになった芝居という訳のようなのだ。 こうすることにより、徹底的に池内夫婦を追い詰め、いたぶろうという腹のようだった。 「け、景子、こ、こんな奴らにお前の身体を渡すんじゃあない。俺はどうなってもいい。こんな奴らにお前の貞操を渡すんじゃあない。」 池内が腹から声を絞るようにしながらそう言った。 つまり、この夫婦はお互いに相手をかばい、自分は犠牲になろうというのだ。 この状況において、なかなかできることではない。 「ほほう、こんどは旦那がその身を犠牲にしようというのか。本当に見上げた夫婦愛だねぇ。うちのかみさんも私のことこのくらい愛して欲しいよ。」 奥村医師が羨ましげな口調でそう言った。 「しかしな、お前の女房の貞操なんてもうとうに我々がいただいているのだよ。いやあ、人妻というのはなかなか美味なもんだなあ。性感も開発され尽くしていてな、皆で交代で犯してやると、そりゃあいい声で鳴くもんだから、みんな何度も何度もはりきっちゃってな、全員合わせると100回位はセックスしたんじゃあないかな。」 その言葉は池内に衝撃を与えた。 顔がだんだん青ざめてくる。 「ほ、本当か、景子。」 池内は妻の景子のほうを見た。 しかし、景子はその視線をつとにそらそうとする。 「ほ、本当か、本当なんだな、景子、こいつらに、この獣のような奴らに犯されたのか。」 景子はためらいながらも僅かに頷いた。 「ああ、くそぅ、お、おまえら、おまえら・・・」 池内はよっぽど悔しいのか、そう言うだけで言葉が続いて出てこない。 その時、池内を囲む縄師たちが一斉にズボンを脱ぎ始めた。 勿論、奥村医師の合図があってのことだった。 そのことに気が付いた池内の顔が更に蒼白になる。 「なななな、何しようとしてんだ。やややや、止めろ、変なことするな。」 これから起きるだろうことを察して、池内は狼狽しパニック状態になっていた。 なにしろあぐら縛りに縛られ、もっとも危険な部分を大きく空中に持ち上げさせられているのだ。 動こうにも身動きひとつ取れない状態で、パニックにならないほうが不思議だ。 「それ、女房のほうも旦那の前で四つんばいにさせるんだ。夫婦ご対面のままたっぷりと後ろから可愛がってやろうじゃあないか。」 奥村医師の指示で景子もまた池内と同じテーブルの上に向かい合わせにしてのせられてしまった。 二つの大きな尻がテーブルの両端に高く持ち上げられ、夫婦のお互いの顔がつき合わされている。 この体勢だと、お互いがセックスされているところも、そしてお互いの表情もはっきりと見えてしまう。 後ろから犯されて、もし感じてしまえば、自分の伴侶に感じていることが分かってしまうのだ。 これはこれ以上にないくらいに残酷な仕打ちだった。 「け、景子」 「あ、あなた」 二人の声は絶叫にも近かった。 二人とも、自らの身体に何をされるのか、分かり過ぎるくらいに分かっていた。 それでもなお、励ますように二人はお互いの名前を呼び合った。 「さあて、これからどうされるか分かっているだろうな。」 すっかり男を受け入れる恥ずかしい体勢をとらされているのに、奥村医師のその言葉は余計だった。 「景子、どうされるか言ってみろ。」 奥村医師は景子の尻の中心部に指を這わせ始めた。 陳先生のマゾ女の血液注射のせいなのだろうか、触れられたとたんにその花壷の中心から、ねっとりとした蜜が噴き出してくるのが分かる。 「ああ、奥村様、どうか、どうかお許しを」 口では許しを請う景子だが、早々と肉体のほうが敏感に反応し男の挿入を求めてうずいていた。 「夫の前では・・・夫の前では・・・どうかお許し下さい。」 景子は顔を伏せながらもそう嘆願した。 「はははっ、そう恥ずかしがるな。お前の亭主もお前と同時に男のペニスを挿入されるのだからな。もっともお前と違って、彼・・・いや、彼女は男に関してはまだ処女のままだ。バイブでさんざん練習を繰り返していたとは言え、本物のペニスを妻と一緒に受け入れることになるのだ。夫婦でうんと悶え、ヨガって、我々を楽しませてくれよ。」 やはり奥村医師は悪趣味にもこの夫婦を同時に犯そうというのだった。 自分の妻が目の前で犯されるだけではなく、自分自身も女として妻の目の前で犯されるのだ。これほど酷い屈辱はないだろう。 内藤はこの淫魔の饗宴に自らも加わろうと思った。 こんな面白いショーに参加しない訳にはいかなかった。 道理で、奥村医師がしつこいくらいに自分を誘った訳だ。 ・ ・・どっちの女から犯そうか・・・ これまでの多忙さからストレスが溜まりまくっていた内藤にとっては実に格好のストレス発散だった。 池内にしようか、それとも女房の方にしようか。 本物の女と、人造の女のおまんこの味はどう違うのか経験する絶好のチャンスだった。 「お、お前たち・・・け、ケダモノ。」 池内はこの期に及んでもなおここにいる全員を罵倒し続けていた。 罵倒をしなければ精神的に完全に崩壊してしまいそうだった。。 しかし、それもまた身体を緊縛している縄と同じように無駄なあがきにしかならないことは頭の中で十分に理解していた。 たとえこのケダモノ連中に犯されようとも、自分は男らしく毅然とした態度でいよう。 池内はそう思った。 それは、妻の景子にも同じ思いでいて欲しかったのだ。 景子も、どれほどこの下賎な連中に犯されようと、常に毅然としていて欲しかったのだ。 「どうです。内藤さん、どちらの女のお味見からしてみますか?」 奥村医師が内藤の方を振り返り言った。 周りの縄師たちも、内藤が一番乗りするのに異存はないようだった。 「熟れた人妻の肉体か、それともまだ男を知らぬ処女の初物か、どちらでもお好きなほうを、内藤さん。」 そう勧められて、断る内藤ではなかった。 2人の哀れな格好を見て、すでに内藤のズボンの中は窮屈ではちきれんばかりになっている。 内藤は無言でテーブルに歩み寄りながらズボンのジッパーを下ろし始めた。 「な、内藤!てめえ」 内藤が今宵の陵辱の的に選んだのは池内のほうだった。 男好きのするどぎつい娼婦のような化粧と整形手術によりすっかり女顔になってしまっている池内の顔が憎しみを込めて歪んだ。 池内は女性ホルモンの影響と声帯手術により低い声がまったく出なくなっている。そのためそのような乱暴な言葉を使っても、恐ろしくもなんともない。 かえってこの蓮っ葉のじゃじゃ馬を征服し、大人しく従順な女にさせたいという要求が満ちてくる。 「ほう、内藤さん、さすがに性転換施設の責任者のことだけある。私の作った究極の女性器を試されるんですね。では、わたしは女房のほうにしましょうか。」 奥村医師はそう言いながら景子のお尻の後ろにまわった。 今や池内も妻の景子も助かる道は万が一にもなく、その肉体を陵辱されるのは時間の問題だった。 内藤と奥村医師は二人同時に自分の男根をむき出しにする。 二人の男根は、ともに硬く雄雄しく反り返り見る者を圧倒するかのような迫力だった。 「では、突撃開始。」 何とも可笑しな掛け声と共に、奥村医師はその黒光りする分身をゆっくりと景子の女の中に沈めて言った。 「あああっ〜」 景子の甲高い悲鳴が木霊する。 「よし、俺も。」 内藤は奥村医師とは違い、自らのペニスの亀頭を池内の膣の周りになぞるようにしていく。 池内のペニスから移植した快感神経は、膣口の周りに張り巡らされているはずだった。 奥村医師の手術の手順を地質している内藤はまずその部分を狙った。 「ああっっ、あなたぁ、あたし、犯されてるわ。太いのがあたしの中に入っているわぁ」 奥村医師の一突きで、マゾ女として開発され調教されてしまっている景子は、すでに快感を感じている声になっている。 「あ、あなたぁ、あたし、ワンちゃんのように後ろから入れられているのぉ、ああんっ、だめぇ、う、動かさないでぇ。」 そのどことなく甘いよがり声にも近い悲鳴は、周りの縄師達の性欲を一層刺激した。 「景子、駄目だ、気をやっちゃ駄目だ、一度でも行ってしまえば、奴らの言うなりになる。耐えるんだ、景子」 そう言ってはみたものの、池内自身も今にも気をやってしまいそうな状況に陥っている。 もともと、ペニスの快感神経を移植された上に、女性ホルモンの投与で肌という肌が敏感になっているのだ。その上、先ほどまでバイブを入れられていた余韻はまだたっぷりと残っていた。 池内は、膣口を内藤のペニスでなぞられただけで、総毛立つような快感に襲われていたのだ。 声を上げまいとするだけで必死だった。 もし、ここで一言声を立ててしまえば、その後とめどもなく声を上げ続けてしまうことは確実だった。 こんな奴に犯されて、いってしまうことだけは絶対に嫌だった。 「ほうら、どこが感じるかな。ここかな、それとも可愛いクリちゃんの周りかな。」 内藤は執拗に池内の股間の哀れな部分を攻め続けた。 「うっ、くくっ、くそっ、誰がお前なんかに・・・」 しかし、その快感を無視しようとすればするほど、快感は熱い塊のように池内を襲ってきた。 「どうれ、おっぱいもかわいがってやろう。おお、おお、すっかり立派なおっぱいに成長したもんだなぁ。」 内藤は器用にも片手で池内の乳房を掴むと、乳首をしごくようにして揉みあげてくる。 「あんっ」 その2箇所の攻めに堪らずに池内は可愛らしい声をあげた。 「はははっ、感じ始めてる、おっぱいいじられて、感じ始めているぞ。」 周りの縄師達からの野次が飛んできた。 「皆に見られて早くいい声で悶えてみな。もっともっと気持ちよくしてやるぞ。」 景子はといえば、もう我慢の限界に達したのか、奥村医師に貫かれたまま激しく声を立て始めた。 「ああんっ、いいわぁ、すてきぃ、奥村様ぁ、ああんっ、そこぉ、そこぉ、感じますぅ、ああんっっ」 その派手なよがり声に気を良くしたのか、奥村医師が更に激しく腰を突き上げる。 池内は伏せていた顔を上げ、景子のほうをチラッと見た。 眉間にしわを寄せ、半開きの口のその表情は、池内もよく知っているセックスの快感に感じている時の顔だった。 「け、景子。」 池内は絶望的な思いで景子の名を口にした。 しかし、その池内の呼びかけも景子の耳にはもはや届かないようだった。 「どうだ、景子、もはやお前をこういうふうに貫くことの出来ない旦那より、俺のチンポの方がよっぼどいいだろう。」 奥村医師は蔑むように池内のほうを見ながら言った。 「は、はい、とてもいいです。奥村様ぁ、主人よりずっとずっといいですぅ」 その景子の言葉は池内に衝撃を与えた。 あれほど誓い合ったのに、景子は奥村医師に1回貫かれただけでいとも簡単に池内を裏切ったのだ。 もっとも、池内は妻の景子が3ヶ月に及ぶ陵辱と陳先生のマゾ女の血液を投与され、身も心も完全なるマゾに染まってしまっていることなどまったく知らなかった。 「はっはっはっ、どうだね奥さんのあの乱れよう、奥村先生が軽く挿入しただけですでにアクメ状態じゃないか、やはり体は本物の男を求めているみたいだな。」 無い等は池内の乳首をいたぶる指に力を込めた。 「あいたっ、チクショウ」 そう毒づく池内だったが、すでにその改造を施された肉体には変化が訪れはじめていた。 「おや、何だか乳首がたって来たみたいだぞ」 内藤がその変化を敏感に捉えた。 池内の乳首を弄ぶ指先が明確に硬さを増すしこりを感じ取ったのだ。 「う、ウソだ」 言下にそう否定してみたものの、確かに池内は興奮しはじめていた。 直接この身体の一番敏感で恥ずかしい部分を刺激されることによる快感も強かったが、妻のよがり声もまたどうした訳か池内の興奮を呼び覚まし始めていた。 目の前で自分の妻が犯されているのだ。しかも、自分はといえば完全に女の体に作り替えられ、その女性器に憎き内藤の男根を挿入されようとしている。 普通ならば、このような状況で性的興奮など起こるはずも無かった。 しかし、今や池内は何か熱いものがからだの中を駆け回り始めたのを感じた。 それは単に性器を刺激されることによる性的興奮とはまったく違っていた。 自分が惨めに追い込まれるほどそれは興奮を呼び覚まして行った。 ・・・ああ、どうしよう、男でありながらこんな恥ずかしい女の身体にされて、女房の目の前でペニスを挿入されるなんて、何て恥ずかしい・・・ そう思っただけで、池内は自分の身体の中から何かがじわっと染み出て来るのを感じた。 それは、例の陳先生のマゾ女の血清のせいであることは頭の中では十分に理解していることだった。 しかし、これほどまでとは想像していなかった。 もっと惨めに、もっと激しく辱めてほしい。 今、池内は身を焦がす程のマゾの淫欲に完全に支配されていた。 「おおっ、何だかおまんこが濡れて来たぞ。お前、これから犯されるっていうのに、興奮しているのか?」 内藤が池内の女性器を奥深くまで覗き込みながら言った。 その言葉に、池内の恥辱感と性的興奮は一層高まる。 「ありゃりゃ、次々とおまんこ汁が出てきてる。お前、本当に興奮しているんだな。」 内藤があきれたように大声を上げた。 その声に景子も反応する。 「ああ、あなたぁ、あなたも濡れているのね。あたしと同じように男の人にいじめられて濡れているのね。ああ、あなたぁ、一緒に声出してぇ、女同士で一緒に行きたいわ。」 景子は池内を夫ではなく、同性の女同士として同時にアクメに達することを求めはじめた。 確かに池内の身体は完全に女の身体に変えられてしまって、夫と呼ぶには違和感がありすぎる。 「ほら、奥さんもああやってお前が女としていっちまう事を望んでいるじゃあないか。思い切って、入れてぇ、いかせてぇと頼んでみな」 内藤はそう言って池内の柔らかで脂肪の乗ったピチピチした尻をなで回した。 「ひっ、ひいぃっっっ」 その尻は特に感じやすいのか、池内はこれまでにないような情けない叫び声を上げる。 もっと、もっといじめられて、いかせて欲しい。池内はまた押さえようのない衝動に駆られた。 自分の無理やりに手術された女性器の中にペニスを突っ込み、大量の精液を身体の奥深くまで打ち込んで欲しい。 そして、男でありながら犯され、妻の目の前でもはや完全に女にされた証しを曝して欲しい。 しかし、そう思っても心に残る僅かな理性がまだ池内を押し止どめていた。 今陥落すれば、恐らくとめどなく堕ちてしまうだろう。 その恐怖が池内を留まらせていた。 一度堕ちてしまえば、後は内藤達のいいなりに、本物の娼婦ですら嫌がり、恥ずかしがるようなことを嬉々としてするような、自堕落でふしだらな尻軽淫婦になってしまうに違いなっかった。 そうなれば、この恥ずべき連中に身も心も利用されつくし、男達の精液の受け入れ口として一生を過ごすことになってしまうのだ。 そんな惨めで救いようのない人生などまっぴらだった。 しかし、何たることか、その恥辱に満ちた生き方をしたいと熱望する自分が、もう一方ではいるのだ。 どちらに転んでも地獄だった。 マゾ女の血にたとえ打ち勝ったとしても、この恥ずかしい女の肢体で残りの人生を過ごさなければならないのだ。 またもや内藤の指が池内のクリトリスを軽くなぞってきた。 「ううんっ」 もうこれ以上は限界かもしれなかった。 しかし、自らの口で、入れてと頼むのは精神的にも肉体的にも完全な敗北を意味していた。 「あなたぁ、き、気持ちいいのぉ、もっと、もっと、ああんっ、そこぉ、あなたも、この気持ちよさ、感じてみてぇ、ああんっ、は、はゃくぅぅぅ、入れてぇと言うのよぉぉ」 バックからワンちゃんスタイルで激しく突かれている景子は、早く入れてもらえと池内を催促する。 その妻の感じ方に、池内は衝動的に羨ましいと思った。 ああっ、自分も入れて欲しい! これまでの中で、一番強い衝動が池内を襲った。 入れて欲しい!自分も景子のように犯して欲しい!と。 「・・・い、入れて。」 最初は言葉がうまく出なかった。 蚊の鳴くような小さな声で池内は言った。 「なに?今何か言ったか?もっと大きな声で言わんとわからんぞ。」 内藤が池内の乳首をギュッとつねった。 「い、いたいっ、い、入れて、入れて下さい。」 今度はさっきよりも大きな声で池内は言った。 ここにいる皆にも聞こえたはずだ。 池内は恥ずかしさでカッカと体中が熱くなるのを感じた。 同時にその恥ずかしさが更に自分の股間から更にジュッと愛液を染み出させるのを感じる。 「やっぱり、聞こえんなぁ、もっともっと大きな声で、自分がどうされたいか、はっきり宣言するんだ」 内藤は池内が何を望んでいるのか分かっているくせに意地悪にも更に大声で恥ずかしいことを言わせるつもりのようだった。 ・・・もうどうなってもいい。じらせないで、早く!・・・ 池内は一刻も早く内藤に挿入して欲しかった。 激しく、そして荒々しく自分を雌犬のように犯して蔑んで欲しかった。 「ああっんっ!お願いします!内藤様!わたしを、犯してくださいませ!は、早く、私のおまんこの中に、内藤様の逞しいモノをお入れください!」 池内の言葉は絶叫のようだった。 周りの縄師達もその池内の言葉を聞き、一斉に爆笑を始める。 恥ずかしかった。恥ずかしすぎた。 しかし、池内の心を突き動かすマゾ女としての衝動は、留まるところを知らず、更に恥ずかしい目に合うことを求め続けていた。 「ははっ、こりゃ傑作だ、ついに女としての本能に目覚めたか。妻と一緒にオマンコにチンポ入れてもらい、女の快感を味わいたいということだな。」 内藤は池内の割れ目に沿ってその亀頭をなぞらせた。 池内の膣内からは大量の愛液が染み出し、池内の亀頭をずぶ濡れにする。 しかし、それでもまだ内藤はその待ち焦がれている穴に挿入することをしなかった。 「ああんっ、は、早くぅ、早く入れてください。お願いします!」 強烈で脳天を焦がすほどの入れて欲しいという要求で、身体がどうにかなってしまいそうだった。 池内は身動きが取れない身体をゆすり始めた。 豊満に手術された尻が、内藤のペニスを追いかけるように前後・上下にいやらしく揺れた。 「ほほう、自分から咥えこみたがるとはな。あの沈着冷静で切れ者といわれた池内が、妻の前で自分からチンポコを求めるとはなぁ」 内藤はまだ執拗に池内をじらしている。 身を焦がすほどの・・・と言う言葉が正にぴったりくるくらいの焦燥感に池内は半狂乱状態にまで追い詰められていた。 「は、は、早く、早く、入れ、入れてぇ、も、も、もう待てない、頭がどうにかなってしまう。早く、早く」 もどかしくて、言葉もうまく言えなかった。 強烈な色情狂にでもなってしまったみたいだった。 「よしよし、それならチンポ入れてやろうじゃあないか。その代わり、自分が女であると皆さんの前ではっきり宣言するんだ。そして妻と同様、いつでも好きなときに自分のおまんこ使って下さいと皆さんにお願い申し上げるんだ。」 それは皆の性欲処理を、娼婦として共同便所として行うことを意味していた。 しかし、今の池内にはそんなことを考えている余裕はまったくなかった。 ただ、ただ、今、逞しい男のペニスで貫かれたいということしかなかった。 「は、はい、何でもいたします。女として何でもおっしゃる通りに致します。性欲の処理でも何でも、一日中お相手いたします。どんな恥ずかしい体位でも、ご命令の通りに致します。何十人でも、何百人でもこのおまんこ使って、セーエキをお抜きいたします・・・ですから、は、早く・・・」 池内は急くように早口で言った。 勿論、その言葉はここにいる縄師にも、そして愛しい妻の景子にもはっきりと聞こえたことは十分承知していた。 「あ、あなた、それでいいのね。あたしと同じ淫売のマゾ女になっていいのね。」 景子が奥村医師にバックから貫かれながらも池内に言った。 「ああっ、け。景子、ごめん、も、もう我慢できないんだ。早くあそこに入れて欲しくて気が狂いそうだ。け、景子、ごめん、これから、お、オレは女としてされるんだ。」 「あ、あなた、い、いいのよ、それでいいの。女のセックスはさ、最高よ。早く、女にしてもらってぇ」 妻の景子の言葉は常識では考えられなかった。 なにしろ自分の夫が女にされて、しかも自分の目の前で破瓜されようとしているのだ。 通常で言えば、嫌悪感を露にし、半狂乱になってしかるべきだった。 しかし、その常識に反して、景子は一刻も早く夫が自分と同じ女としてここにいる連中に輪姦されるのを望んでいる。 これというのも恐るべき陳先生のマゾ女の血で造った血清の作用だったのだ。 「おいおい、これから処女を失おうとしている可憐なお嬢さんがオレはないだろう。これから女言葉使わないと入れてやらんぞ。」 すでに主導権を奪った内藤は勝利を確信してか、かさにかかって池内に命令した。 「は、はい、すみません。あ、あたしの中にしれて下さいませ。内藤様。」 自分の膣の中にペニスを入れてもらえないかもしれないという恐怖が池内をとめどなく卑屈にさせた。 「どうか、どうか、後生です。内藤様。ど、どんな辱めも受けますわ。ですから、どうか、内藤様のおちんぽ様を・・・・」 目に涙を溜めながら池内は必死に頼み込む。 「そ、そうよ、あなた。もっともっと、丁寧にお願いするのよ。心からオチンポ様を入れて下さいって頼み込むのよ。」 奥村医師に貫かれながら池内に助言する景子の姿は周囲の縄師たちの加虐心を益々煽り立てた。 そのうち我慢できなくなったのか、年かさの縄師がススッと前に出てくる。 そしてたっぷりの膨らみを見せている池内の乳房をしごき始めた。 それはまるで乳牛の乳搾りのような手つきだった。 しかし、その行為が益々池内の欲情に火を付けた。 「あうっ、あうっ、き、気持ちいい、おっぱい、気持ちいい、あうっ、あんっ、だめぇ、おっぱいいじられていっちゃう。」 なかなか入れてもらえないもどかしさが、池内の乳房に快感を集中させたようだった。 「あうっ、あたし、男なのに、お、おっぱいいじられて、あうっ、ああっいっちゃうぅぅぅぅ」 しかし、縄師は長年の経験からなのか、池内がいく直前に巧みにその手をぴたりと止める。 「あうっ、だ、だめ、止めないで、じらせないでぇ」 つい先ほどまではあれほどかたくなに女言葉を使うことを拒否していた池内が、今や女言葉でおっぱいをなぶられることを懇願しているのだ。 もっとも女性ホルモンと声帯を短くする手術を受けたせいで、池内の声は完全に女性のオクターブのものになっている。女言葉を使っても違和感などみじんもない。 一度本性を発揮した陳先生の血清は劇的な精神の転換を池内にもたらせていた。 そして池内の整形された女性器からも、これまで以上の大量のおまんこ汁がだらだらと流れてくる。 「いやはや、ものすごい濡れようだな、えっ、おい、池内、びしょびしょにおまんこ濡らせて、恥ずかしくないのか。」 内藤がそのあまりもの濡れように半ば呆れ声で言った。 事実、池内のそこからは本物の女性以上の愛液が分泌されている。 「そりゃあ、腕によりをかけて整形しましたからね。愛液もちゃんと出るように作りましたし、中もいわゆる数の子天井、みみず千匹と言われる名器になるように仕上げています。ぐっとぶち込んでごらんなさい。きっとこれまでにはない感触にびっくりしますよ。」 奥村医師が景子を攻める腰の動きを休めずに言った。 実は内藤自身もさっきから池内の新しい人工女性器に自分のペニスをぶち込みたくてうずうずしている。 その証拠に、黒光りのする逞しいペニスの先端からはガマン汁がぬらぬらと出まくっているのだ。 内藤自身もガマンの限界だった。 「よしよし、じゃあ、入れてやるか。お前のこ汚いオマンコに入れてやるんだ。有り難く感謝しろよ。」 内藤は池内に恩着せがましく言うと、そのペニスを根本まで池内の秘貝の割れ目の中に強く押し込んだ。 「あっ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」 待ちに待ったペニスが力強く挿入されてくる感触に、池内は絶叫した。 その長い果てない叫びは最後には完全にかすれ声となってくる。 さすが処女のうえ、名器に作ってありますと奥村医師が豪語するだけのことはあった。 ビショビショに濡れていても内藤は自分のペニスにしっかりとした適度な圧迫感を感じた。 まるでペニスが柔らかい女の手でしごかれているような感触だった。 「おおっ、おおっ、こ、これはす、凄い。ち、チンポが膣の中でしごかれるように締め付けられている。」 内藤は驚愕の言葉を発した。 それはこれまでに経験したことがない感触だった。 「ああっ、あっっっ、な、内藤様、今、あたし、内藤様のおちんちん嵌められているのね。バックからワンちゃんのように惨めな格好で内藤様ののペニス入れられているのね。あっ、い、いい、感じるぅ」 池内は、自分の膣にペニスを入れられ、ついに本当の女にされた感覚に喜悦し、早くもアクメに達するところだった。 先ほどの年かさの縄師だけではなく、他の若手の縄師たちの手が一斉に伸びて池内の身体という身体をまさぐる。 ペニスを入れられた女性器だけでも快感の局地なのに、10本以上の手で敏感になった女の柔肌を一斉に愛撫されるのだ。 たまったものではなかった。 「くきゅーーーーーーーーーー」 池内はたちまちそのあまりもの快感に白目を剥いて崩れ落ちてしまう。 失神したのだった。 体中の力が抜け、ぐんにゃりとテーブルの上に突っ伏してしまったのだ。 しかし、それでもなお内藤は池内の女性器を突き上げるピストン運動を止めようとはしなかった。 失神してもなお、内藤のペニスをしごくような膣圧は健在だった。 それは女体に作り変えられた池内の天性のものだったのだろうか、とにかく池内の膣は内藤の精液を一刻も早く取り込みたくてたまらないかのごとく蠕動を繰り返していたのだ。 「おおっ、おおっ、こりゃだめだ、もう辛抱堪らん。」 内藤は射精の瞬間が近いことを感じた。 「よし、景子、オレも内藤さんと同時にお前の中に出してやるぞ。」 奥村医師のピストン運動が更に激しさを増す。 その時、内藤の手の中で池内が動き始めた。 どうやら失神から覚めたようだった。 しかし、激しく突き上げられる内藤の腰の動きと、体中をなでまわす縄師たちの愛撫にまたあっという間に絶頂を迎えてしまう。 「ほらほら、そろそろ出すぞ。」 内藤の言葉に池内は激しく反応した。 「ああっ・・・う・・・・嬉しい。出して・・・いっぱい・・・出してぇ・・・あたしの中にいっぱい出してぇ。お願い・・・・精液でぇ・・・・膣の中・・・・満タンにしてぇ。」 激しい快感の中で、池内は絶え絶えになりながらもそう口にした。 「よ、よく言った。うっ、いくぞぉぉぉぉぉ」 その掛け声と共に、内藤の腰が小刻みに震えた。 そして次の瞬間、ドクドクと精液が池内の膣の奥深くにほとばしり出たのだ。 「ああっ、こ、こっちも注ぎ込まれているぅぅぅぅ」 テーブルの上で妻の景子も同時に精液の発射を受けたようだった。 夫婦同時に男の精液を身体の中に流し込まれたのだ。 「ああっ、あたしの中にもいっぱい入って来るぅぅぅ、ああーん、きもちいいぃぃぃぃぃ」 妻に負けじと池内もまたあられもない声を上げて悦楽に打ち震えていた。 その間も精液はドクドクと池内の体内に入ってくる。 自分の作られた膣壁を通じて、内藤のペニスが一瞬膨らみ、熱いほとばしりが入ってくるのが分かった。 それは信じられないくらいに気持ちよく、そして自分が女であることを強烈に自覚させるものだった。 「ああーん、ま、まだ入ってくる。気持ちいいよぉ、きもちいいよぅ。」 内藤も奥村医師もその射精は果てしなく続くように思えた。 それぐらい興奮していたのだ。 そして、長い長い射精がようやく終了した時、内藤も奥村医師も暫くは景子と池内の背中につっぷしたまま、動くことができなかった。 それは下になっている景子と池内も同様だった。 2人ともペニスをまだ抜かれないままだった。 このセックスの強烈さのために二人とも腰が抜けたような状態になってしまっている。 頭も強烈な快感の刺激を受け、ぼっーと呆けたようになったままだった。 やがて、男の方が先に動き始めた。 「うっ、うーむ、凄かった。」 内藤がそういいながら覆いかぶさっていた池内の背中から自分の身体を起こした。 内藤のいくらかしぼんだペニスが、池内の膣の中からズルズルという感じで引きずり出されてきた。 そして池内のその穴からは、内藤の体内に納まりきらなかった精液がジュルジュルっとあふれ出てきた。 「あっ、ああんっ」 池内が可愛い声であえぐ。 それはまだセックスの快感の余韻が残っているせいだった。 ペニスを自分の体内から引きずり出されるだけでもまた快感が蘇ってきてしまう。 「ふうっー、しかしいっぱい出たな。これまでの人生の中で、最大に出たんじゃあないかな。」 内藤は池内の体内から溢れる自分の精液を見て、半ば呆れ顔で言った。 「しかし夫婦揃って中出しされて気持ちよかっただろう。これでもう、お前たちは完全に女奴隷だな。これからは男性達が求めたらいつでも、どこでも女らしく素直に尻を差し出すんだぞ。」 内藤は池内と景子を交互に見比べながらそう言った。 ジェード・コネクション373 摩火 - 2006/03/31 19:23 - 二人とも同じように呆けた情交の後の顔つきで目がうつろになっていた。 内藤の言葉もあまりその耳には届いていないようだった。 しかし、女としての興奮を味わってから少し経つと、池内の心境に徐々に変化が現れてきたようだった。 性的興奮が高まっているときは、マゾ女として苛められ貫かれたくて気が狂いそうだった。 しかし、いったんこうして事が終わり、性的興奮も徐々に覚めてくると、言いようのない後悔の念が池内の心の中に湧き上がってきたのだ。 ・ ・・ああ、お、オレは、何て恥ずかしい・・・こんな奴らの前で、女みたいに入れられてあんな声を上げていっちまうなんて・・・ それは穴があったら入りたいなどというレベルの恥ずかしさではなかった。 先ほど、あれほどまでに男のプライドを捨てずに、と考えていたことがコロッと変わってしまったのだ。 池内は自分の心が信じられなかった。 まだ股間からは内藤の精液があふれ出し、内腿を伝わって垂れているのが分かる。 ・ ・・お、オレは身体の中に中だしされちまったのか・・・ その精液が身の毛もよだつほどの汚い汚物のように感じられた。 早くきれいに洗い流してしまいたかった。 「内藤さん、次、俺たちもやらしてもらっていいですかね。なにしろ、内藤さんが処女を頂くまで、こいつの中にチンポ入れていないもんだから、みんな突っ込みたくてウズウズしているんですよ。」 年かさの縄師が内藤に声をかけた。 その声に池内がギョッとなる。 ********************************************* jade10.txtに続く