女装子十二陰棒外伝 作:Z
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10
あれから1ヶ月が経過しようとしていた。受刑者の女性化は着実かつ順調に進んでいた。
元々色白であった肌はさらに透き通るように白く、繻子のように滑らか肌目細やかに、
骨格構造も女性化しはじめたため、全体に華奢になり、手足はほっそりとして伸びやかに、長い脚はすらりとした美しい脚線美を描くようになり、肩甲骨も身長の割に華奢になったため両肩は優しげな撫肩となった。
骨盤は大きく、胸骨の位置が上がったためウエストはくびれ良く締まり、白く大きな双臀は滑らかに丸く豊満に膨らんできた。
顔の骨も角がとれてきたため、もともとどちらかというと女顔であったものが、さらに優しく美しい女性の顔になった。
身長は5cm程小さくなった。やはり骨格構造まで女性化したことにより起きる特有の現象だった。性ホルモン・遺伝子の他に成長ホルモンが関係しているためかもしれない。
二重の瞳は大きく美しく、肌は白く滑らかに。ホルモンの加減だろうか体毛が薄くなったことにより眉毛も細く長い三ヶ月型の美しい柳眉となった。
睫毛は植えたように長くなり、自然に外側に向かってカールされてきた。
もともと高い鼻は上向きに尖り、上品な中にもエレガントさをたたえた美しい女性の顔になった。これも女性ホルモンのためであろうか、髪は伸びやすく柔らかく、艶やかに流れるばかりのロングヘアーになった。
当然、形良い乳房は美しく豊満に膨らみ、乳首も大きくなり、桃色に染まり、丸く尖ってきた。そして股間には上品なサーモンピンクの秘部が・・陰茎も睾丸も影形も無かった。
そして形作られた女性器の奥には、絶妙の締まり具合をする名器と呼ぶにふさわしい膣と、永続的に大量の女性ホルモンを次から次へと分泌するだけでなく、メンスもあり大量の卵子も放出する卵巣、そしてその大量の卵子を受け止め新しい生命を育むのに必要な子宮、胎盤が形成された。
つまりこの時点で受刑者は元は男性でありながら、肉体的に遺伝子単位まで完全に女性化され妊娠、出産が可能な完璧な「おんな」に成り果ててしまったのである。
ここまで書くとまるで冴子の生き写しであるかのように見えるが、冴子がこの施術を受けたのは19歳(冴子が元の性、つまり男性であった頃の氏名はここでは書かない。そのためここでは強制性転換前も便宜上「冴子」と称することにする)。そのため施術を受け変身させられたとき、冴子は美しい女子大生という感じの美少女であったが、この受刑者はつまり施術施行時はすでに30歳。そのため同じたおやかな美女であっても、美しく上品な人妻という感じの美女になった。
また冴子に最初に施されたのは初期段階の施術法であったため肉体的外見は完全に女性化したものの妊娠することが可能な段階までは至らなかった。ただ受刑者の施術成功が確認されると同時(その時冴子は25歳。もうすでに美しい女医になっていたが・・・)に冴子にも男の手によりほとんど無理やり強制的に最新の施術が施され、そのため冴子も生理もあり妊娠、出産が可能なように完全に女性化された。
冴子もそうであったように、強制女性化された後、受刑者のたくましい均整のとれた男性の肉体は、あれよあれよという間に優しげに丸みを帯びた美しく豊満な女体に変化した。そして受刑者は上品さの中にも大人の女性の肉体が持つ成熟した色気を漂わした女らしいたおやかな美女に強制的に変身させられた。て元々この受刑者は男性の割には小柄であったため、女性化しても少し長身でスタイルの良いグラマーな美女という感じで何ら不自然な感じは無かった。
そのような絶世の美女を好色な男達が放っておくはずがなく、「治療」「教育」と称した淫靡な凌辱が連日加え続けられた。
そして受刑者は無理やり女らしい態度、仕草、言葉使いを強制され、心の中でいくら拒絶しようとも、豊満な美しい女体の奥底から湧き上がるうずくような快感に抗し切れず、自分自身、肉体的にも精神的にも着実に女性化していくことを押し留めることができなかった。
11
「どうやらアフロイデは無事顧客の元に送り届けられたそうです」
一人のやくざ風の男があの男に報告していた。
場所は台湾、首都高雄市内のいかがわしい繁華街にある事務所の中、男は一人のやくざ風の男と談笑していた。
そう事務所といってもここは真っ当な事務所ではない。
「事務所」の前に「暴力団」「人身売買組織」そのような名詞をつけたほうが適当であろう。
そして「アフロイデ」このギリシャ神話に出てくる美の女神の名は、1ヶ月前「女装子十二陰棒」においてこの男に無理やり女性に変身させられたあの受刑者につけられたコードネームだ。ちなみに冴子にはギリシャ神話の中に出てくる美しい月の女神の名である「ダイアナ」というコードネームがつけられていた。
この男は地位を利用して裏で人身売買組織と組み、施術後女性に変身した受刑者をオークションにかけ海外の好事家に売り飛ばしていた。無理やり美女に性転換されたあげく、かつては同性である男達にさんざん犯され輪姦され凌辱された受刑者は、「美雪」という女性名をつけられ地下組織において性愛奴隷として調教された。そしてあげくの果てに人身売買の競市にかけられ、好事家の蛇頭のシンジケートのボスに競り落とされ、カナダにあるリゾート地にあるシンジケートのボスが所有している高級別荘において囲われることとなった。
「しかし、何ですな。あのいい女が元は男だなんてとても信じられませんな」
やくざ者は薄ら笑いを浮かべながら言った。
「君の組織はニューハーフも扱っているのだろう。その君が吐く言葉とも思えないが・・」
男は無表情で答えた。
「それは確かなんですが・・・確かに最近ではかなりいい女が揃ってきてはいるんですがね・・・
特にうちで扱っている女はNHといってもかなり粒が揃っていますから、素人さんが見ただけ、いや抱いても到底分らないでしょう。特に上玉は普通の女たちに混じって銀座などの高級クラブにも送りこんでいるくらいですから・・」
「冴子の時には世話になったな。」
「いえいえ、しかし冴子いや「ダイアナ」の方も元気なんですか?」
「今後、冴子も美雪もコードネームで呼ぶ必要はない。二人とも私の秘蔵っ娘だからな。味気ないコードネームでは呼びたくはない」
「これは失礼しました」
「まあいい。今後気をつけてくれ。ところで冴子の方だが、現在政府機関所属の女性医官として頑張っているよ。近々結婚するらしい。」
「ほう、それはおめでとうさんで・・・」
「相手は大学時代のライバルだった男だそうだ。この男、最近厚生労働省のキャリア組のエリート医官としてめきめき頭角を表しているが、何処で嗅ぎ付けたのか是非にもと冴子を所望してきてな・・・冴子の方はかつて男性だった時にライバルだった男が、自分の夫となることに抵抗があったようだが、見ず知らずの男よりはということで同意して・・・・めでたくゴールインとなった訳だ。」
「男だった時のライバルがこれからの自分の夫ですか。文字通り雌雄を決せられたということですな」やくざ者は淫靡に笑った。
「そういうことだ。ところで先ほどの話だが、たとえ分っていても、NHの方がいいという客の方が多いのではないか」
「その通りで・・真女とNHと並べると、皆さん九分九厘NHの方をお選びになる。
まあ事実NHの方がいい女なんですから当然といえば当然なんですが・・」
「彼女達は今の女達が失ってしまった優しさ、恥じらい、つつましさ、淑やかさ等の真の女らしさを持ち合わせている・・」
「そういうことなんでしょうな。しかもうちは元から女になりたかっただけでなく、無理やり女にされたのも扱っているのですが・・・」
「のも、でなくそれが専門だろう?君のとこは・・・」
「そりゃ、ひどい・・うちは真っ当な商事会社ですぜ。」
やくざ者は首をすくめた。
「どうだか・・・いいだろう。そういうことにしておいてやる。先を続けろ」男は言った。
「それで、その無理やり女にされた方が人気も高いです。」
「当然だろうな。」
「しかし、その、NHを含めて多くの女を扱ってきた、このわたしでさえだまされましたからね。あの美雪には・・」
「最初、味見として君が抱いた時、夫が商社員の30歳の子持ちの人妻だというプロフィールをまともに信じ込んでいたからな・・」
「全くですよ。30歳の子持ちまでは確かですが「人妻」ならぬその商社員の夫だった訳じゃないですか。もっとも今ではあの蛇頭のボスの文字通りの人妻となったわけですが・・・」
「美雪には女性の戸籍を与えてあるが、正式に結婚したということか?」
「そうです、囲っている女は結構いたが、もともと独り者でしたからね、あの男は・・・
しかし多くの女達とも手を切りこれからは美雪一筋でいくそうですよ。」
「そうか。ならば今後美雪もきっと幸せとなることだろう。ところで美雪が妊娠可能だということは知っていたか?」
「えっ!」
「遺伝子を女性型のXXに変換したことにより胎内に卵巣だけでなく子宮も形成されたのだ。今や彼女は完全な女性だ。ただ産まれる時は男だった、それだけのことだ・・」
「ひどいですぜ、先生。そうと分っていれば妊婦調教などいろいろやらせることがあったのに・・・」
「馬鹿者!それはあの顧客が行うことだ。一介の女衒の癖にわたしの芸術を台無しにする気か!」男は激怒した。
「どうも済みません。分もわきまえず差し出がましい口をききました」
やくざ者は再度首をすくめた。
「しかし、あの顧客もなかなか通ですな。美雪には和服以外身につけることを許さないそうですよ」やくざ者は続けた。
「そうか、それだけ美雪の価値を分っているということだ」男はうなずく。
「先生にも是非とも美雪を見にいらして下さいとのメッセージがありました。」
「うむ。それでは近いうちに会いに行ってやろう。美雪もきっと喜ぶことだろう。」
そういうと男は美雪の清楚な美しさと均整の取れた豊満な女体を思い出し、思わず薄ら笑いを浮かべた。
12
「それはそうと、冴子の方も現在妊娠可能になんですか?」
思い出したようにやくざ者は男に尋ねた。
「あたりまえだ。美雪への措置が成功したのを見届けただちに冴子にも施術してやった。
ほどなく冴子にも生理が始まってな、無事成功が確認されたということだ」
男はまた平然と答える。
「そうですか。冴子も喜んだでしょう?」
「いや、土壇場になって急に尻込みしはじめてな。残りの一生このまま中途半端の状態で生きていく気なのか?!と言っても駄々をこねてなかなか聞き入れん。仕方ないので強制的に施術し引導を渡してやった。」
男は己の淫虐な行為を平然と自慢気に披瀝した。
「引導を渡すって・・・まさかメンスが始まった冴子を犯っちゃったじゃないでしょうね?」さすがのやくざ者も驚いた。
「うむ。やはり研究者としては、自らの手で実験成功を確認しなくてはならないのでな。おそらく半年後には冴子は可愛らしいわたしの子を産んでいるだろうて・・・」
この男に人間的な倫理観を求めることなど無理なのかもしれない。
「冴子には婚約者がいるんじゃないですか?」
「あの男が冴子を欲しいと言ってきたのはそれから後だ。生まれてくるのはわたしの子、それでも良いと言ったから冴子をくれてやったのだ・・・」
「でも、しかし・・・」
「本当のことを言うとな・・・最初、冴子があの男との結婚にそれほど乗り気でなかったのは、かつてのライバルの妻になるのが嫌なのでなく、わたしと別れたくなかったからなのだ。わたしも罪な男だ・・・へへへへ・・・・」
やくざ者の方がまだ善良な人間に見えるのは気のせいだろうか?
「よく冴子が承知しましたね。」
「わたしと別れなければならないと聞いて、最初の頃は冴子も泣いて嫌がっておった。しかし、わたしには来たるべき全地球的な危機に対処するべく、人類の新たなる可能性を追求しなければならない使命があると聞いて、やっと納得してくれた。手塩にかけて育てあげた可愛い娘を他の男にくれてやらなくてはならないとは・・・覚悟はしていたものの花嫁の父のつらさを嫌と言うほど思い知らされたよ・・」
どこまであつかましい男だろう。さすがにやくざ者もあきれ返って黙っていた。
「あの男には冴子を幸せにしないとただでは済まさんときつく言っておいてある。もし冴子を泣かせてみろ、その時はお前も女にして海外に売り飛ばしてやると脅し上げておいた」この男なら本気で実行するに違いない。

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