女にされた  13〜16 作:摩火

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女にされた13

・ ・・じょうだんじゃあない、こいつら本気で俺のキンタマ抜いて女にしようとしてている・・・
裕次郎の全身にサアッーと鳥肌が立った。
それはあまりにも理不尽だった。あまりにも不条理な内容だった。
・ ・・何故俺がこんな目にあわなければならないんだ・・・
裕次郎の頭の中は乱れに乱れた。
・ ・・そうか、それでこいつらは俺にみゆきのバスローブやサンダルを着せたりさせたんだな・・・
そう思うと、裕次郎は自分の身につけている女物のバスローブやサンダルが急に腹立たしいものに思えてきた。
・ ・・すぐに脱ぎたい、脱いでしまいたい、俺は女になんか絶対にならないぞ・・・
しかし、狭い車の中でがっちりと両脇を固められている今の状態で服を脱ぐことはとうていできる事ではなかった。
「さあ、どうすんだよ、男らしく、いや女らしくキンタマ差し出すか?」
サブがそう言ってクックックッとまたいやらしい笑い声を上げた。
「キ、キンタマは、それだけはかんべんして下さい。」
裕次郎は哀れみを請うかのように情けない声で答えた。
「そうか、それなら娘はソープランドで働かせ、お前は体にコンクリート付けて魚のエサだな。」
そう言われて、裕次郎はもうどうしていいのか分からなくなってしまった。
「どうした、それでいいんだな」
「・・・・・」
もはや裕次郎は答えることができなかった。
本当に八方ふさがりだった。裕次郎は自分が殺され、娘の宏美がソープ嬢にさせられることと、
自分が女として売春婦のようなことをさせられることのどちらの選択肢も選択したくなかった。
しかし、3人のヤクザは裕次郎にどちらか一方を選べと迫っているのだ。
裕次郎はもう押し黙るしかなかったのだ。
その時、車は一軒の大きな家の前に止まった。
要塞のような作りだった。
コンクリート剥き出しの塀は高くそびえ立ち、その上には凶悪そうな忍び返しが鋭利なナイフのように光っていた。
車はリモコンのシャッターを操作して、開いたシャッターをくぐりぬけ、家の中へと入っていった。
裕次郎は車が止まると、有無を言わさず引きずり出されるように車から降ろされた。
その乱暴さに思わず履いているみゆきのサンダルが脱げそうになる。


女にされた14

玄関のドアは同じヤクザ同士の襲撃を防ぐためなのか、警察の手入れに少しでも抵抗するためなのか、厚くどっしりとした鉄製になっていた。
そして家の巨大さに比べ、窓は極端に少なく、人間がくぐりぬけられない位に縦長に細いものだった。
家の壁も、塀と同じように剥き出しのコンクリートになっており、そこは丸で牢獄か刑務所を連想させるような作りだった。
車から降ろされ、改めて家の前にたつとその禍々しさがエネルギーとなって襲ってくるようだった。
裕次郎はブルブルと震えた。それは素肌にバスローブ1枚だったからだけではなかった。
その裕次郎をヤクザ達は手荒く家の中へと引っ張り込んでいく。
薄暗い照明の廊下のすぐ脇の部屋に宏美は別のヤクザ2人といた。
「パパ!」
「宏美!」
お互いの顔を認めると2人は同時に叫んだ。
宏美は椅子に座らされていた。そして裕次郎に向かって立ち上がろうとした。
しかしその肩をグッと押さえつけて椅子に押しとどめたのは、宏美の横にいた屈強そうなヤクザだった。
「なにすんだよ、離せよ、パパ、こいつらだよ、アタシを誘拐したのは、パパ、助けて!」
宏美は不良娘らしく、肩を押さえつけているヤクザを憎々しげに睨みながら言った。
娘の助けを請う声に、最後の勇気を振り絞って裕次郎は兄貴分に言った。
「娘は、宏美は関係ないだろう、今すぐ帰らせてやってくれ・・」
しかし、その勇気を振り絞って言った言葉も、兄貴分のひとにらみで急速にその勢いが削がれていった。
「じゃあ、キンタマ差し出してお前がウリやるか」
兄貴分が言った。
「いやだ、そんなことはできない」
裕次郎はタジタジとなりながらも言った。
「そうかい、それなら、おい、お前ら、女を可愛がってやれや、シャブ漬けにして3日間も全員でマワせばいくらズベ公でも大人しくなるだろう。それからソープで働かせろや。」
兄貴分は配下のヤクザ達に言った。
「そうそう、そうこなくっちゃ。」
周りのヤクザ達は一斉に相好を崩した。
宏美の顔はみるみる青ざめていく。
「いやだ、いやだよ、やめろよこの野郎!アタシにさわんなよ!」
宏美は大声を上げて伸びてくる男どもの手を振り払った。しかし女の力では到底かなわないことは明白だった。



女にされた15

まず宏美のキャミソールがビリッと引き裂かれ、中からブラジャーに包まれた少女らしい胸が現れた。
宏美はその胸を両腕で抱え込むようにしてしゃがみこんだ。
その様子に、周りを取り囲んでいるヤクザ達の目がギラギラと輝き、嗜虐と劣情の高まりと共に異様な空気があたりを包み込んだ。
「ちくしょう、スケベジジイ、やめろって言ってんじゃあねえか!」
しかし、宏美の罵倒にもかかわらず、ヤクザ達は今度はしゃがみこんだ宏美の足を取り、ジーパンを脱がせようとそのボタンに手をかけた。
「チクショウ、やめろよ、てめえらただじゃ済ませネえぞ!」
必死になってジーパンを押さえる宏美をあざ笑うかのようにそのボタンが外され、床に転がった少女の下半身からあっという間にジーパンが抜き取られてしまった。
今や宏美はパンティーとブラジャーだけのあられもない姿になっている。そして宏美が周りに群がっている欲情に満ちたヤクザ達に輪姦されるのも時間の問題だった。
「いやー、やめてぇー、パパー、助けてー」
パンティーに男の手がかかった瞬間、宏美の罵倒の声は黄色い悲鳴に変わっていった。
「待て!待ってください、言う通りにします、言う通りにしますから、もうやめて下さい、勘弁してやって下さい。」
裕次郎はいてもたってもいられず大声で叫んだ、もうこれ以上見ていられなかった。いくら不良になったとはいえ可愛い一人娘だ。
裕次郎は叫びながらボロボロと大粒の涙を流していた。彼にとって、宏美を救う為には自分が犠牲になる道を選択するしかなかったのだ。
「そうか、お前が身代わりになるんだな?本当だな?」
念を押す兄貴分に、裕次郎はコックリと大きく頷いた。いや、頷かざるをえなかったのだ。
「おい、てめえら、やめろ!」
兄貴分の大声に、宏美のパンティーを剥がそうとしていたヤクザ達の手がピタリと止まった。
「こちらのパパさんが身代わりになるとさ、女をまわすのはとりあえず中止だ。」
ヤクザ達は困惑してお互いの顔を見た。
全員が股間をはちきれんばかりに大きく膨らませている。中には早々とズボンを脱ぎ捨ててしまっている者もいた。
全員がこの劣情の塊の持って行き場を失い、どう処理していいか分からないようだった。
「兄貴、でもそいつはちと酷ですぜ、こいつもういきり立って、女の中に突っ込んでやらなきゃ収まりがつかなくなっていますぜ。」
サブが自分の股間を指差しながら言った。なるほどサプの股間は人一倍大きく膨らみ、今にも暴れださんばかりになっていた。



女にされた16

「バカ野郎、そのぐらい我慢できなくてどうするんじゃい!それより、金の回収の準備だ、誰か先生のところに電話して用意してもらっておけ、それから女は2階の部屋に閉じ込めておけ、いいか、逃がすんじゃあねえぞ」
兄貴に叱られ、ヤクザ達全員の劣情の塊はとりあえずシュンとなって収まったようだった。
一人が安堵のあまり呆けたようになっている下着姿の宏美の手を取り、二階へと引き立てていく。
また、もう一人が先ほど先生と呼ばれた人物に電話をするためだろうか、部屋から姿を消した。
「さあ、お前はこっちに来るんだ。」
兄貴分は裕次郎を別の場所に連れて行こうとした。
「ま、待って下さい。宏美は、宏美は開放してくれるんですよね。」
不意に不安に駆られた裕次郎が兄貴分に聞いた。
「そいつはお前次第だ、お前がきちんと借金を返し終わるまでは大事な質だからな、お前が逃げたりサツに駆け込んだり死んだりしない限りは大切に扱ってやるさ」
兄貴分は真顔で答えた。
「本当に、本当ですよね、私がちゃんと働いてお金を返せば、宏美は開放してくれるんですよね。」
なおもしつこく食い下がる裕次郎にサブの罵声が飛んだ。
「バカ野郎、てめえは兄貴の言葉が信頼できねえって言うのか!」
また殴られかねない勢いのその罵声に裕次郎はあわてて口をつぐんだ。

次に裕次郎が車で連れてこられた建物は小さなビルだった。そのビルの裏口から裕次郎は連れ込まれた。
そして入った部屋は白いシーツの簡易ベットに歯医者の診療台のようなものものしい椅子が部屋の中央にデーンという感じで置かれていた。
そう、そこは病院の診療室そのものだった。
「ここは・・・」
裕次郎の脳裏に嫌な予感がよぎった。
不安で胸がギュッと締め付けられるようだった。
・ ・・ま、まさか、まさかここでタ、タマヌキ・・・
裕次郎は車の中の会話を思い出した。言うことをきく証としてキンタマを差し出せとヤクザ達は裕次郎に要求をしていたのだ。
・ ・・さっき先生に電話と言っていたのは、まさか医者のことでは・・・
その時、ドアを開けボサボサの髪で眠たそうな顔をして現れたのは、白衣を着た中年の男だった。

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